自動車の用語

パーキングブレーキ
駐車するときに車を止めておくためのブレーキで、足踏み式(フットブレーキ)もあるが手で引くタイプのもの(ハンドブレーキ)が多い。手動式のものはサイドブレーキとも呼ばれるがこれは和製英語。乗用車ではワイヤーによって操作力をインターメディエイト・レバー、イコライザーを経て後輪に伝えるようになっているのが普通。常用ブレーキと別の系で作動し、常用ブレーキが故障した時のサポートシステムとして働くので非常ブレーキと呼ばれることもある。
パーコレーション
キャブレターから吸気マニホールドに余分なガソリンが流れ出ること。キャブレターのフロート室のガソリンが、エンジンルームの温度が異常に上がるなどの原因で沸騰し、吸気マニホールドに流れ出して混合気が濃くなる現象でエンジンストールを起こすこともある。
パーシャルスロットル
ハーフ・スロットルのこと。パーシャルは部分的な、不完全なという意味で、スロットルがパーシャルな状態であることを示す。
ハーシュネス
舗装路のつなぎ目や割れ目などの突起をタイヤが乗り越したときに発生する衝撃音を伴う単発的な振動。
バースト
タイヤのカーカスが自身の発熱による強度低下や外傷によって突然破裂すること。発熱によるバーストは空気圧の低下に気付かずスタンディングウェーブが発生したために起こるケースが多い。
バーティカルアジャスター
シートを上下させる機構で、シートクッション全体、あるいは前緑や後ろだけを上下させるものの総称。
パートタイム4WD
四輪駆動車で通常は二輪だけを駆動に使用し、必要な時だけ四輪駆動として使う方式。4WDと2WDの切り替えはセレクターレバーにより直接行うやり方と、エンジンの負圧やアクチュエーターを利用するなどして、スイッチの切り替えによって行うものとがあり、AT車ではATの油圧によって多板クラッチを作動させて切り替えるタイプもある。四輪を駆動する必要のない一般走行で二輪分の駆動をやめて回転抵抗を少なくすることが目的だが、駐車時など大きくステアリング操作をしたときに四つのタイヤの回転速度が変わるために車の動きがギクシャクするブレーキング現象を避けるためにも役立つ。
ハードトップ
皮や布で出来た幌のソフトトップに対して金属や樹脂でできた硬いルーフをハードトップと呼ぶ。屋根が脱着出来るタイプもあるが、普通はセンターピラーの無いクーペをいい、開放感とルーフのある安心感が両立する点が特徴。転覆時の安全性を増すためにセンターピラーを備えたハードトップはピラードハードトップと呼ばれる。
ハードトップコンバーチブル
ハードトップでルーフが取り外せるようになっているもの。
パートナー・コンフォートシート
ニッサンの助手席専用シートの名称。助手席に座る人にとって快適な姿勢を研究し、運転席とは異なった形状・構造にしたもの。
ハーフキャップ
自動車ホイールの中心部分だけを覆うホイールキャップのこと。
ハーフスロットル
アクセルペダルがストロークの半分程度踏まれ、スロットルが半開きになっている状態。パーシャルスロットル、パートスロットル、部分負荷などともいう。
ハーフトリム
ドアの一部がトリムで覆われているもの。フルトリムと対比して用いられる用語。
バイアスタイヤ
クロスプライタイヤのこと。
背圧
エンジンの排気行程中にピストンにかかる排気ガスの圧力のこと。排気管の曲がりが多かったりマフラーの構造が複雑で排気ガスが流れにくいと背圧が大きく、燃焼ガスが排出されにくくなるためエンジンの出力低下が生じる。
ハイウェイ燃費
米国環境保護庁がアメリカのハイウェイ走行を想定して定めたモードで走行した時の燃費。
ハイオクガソリン
ハイオクタン・ガソリンの略したいい方で、オクタン価の高いプレミアムガソリンのこと。
バイオマス・アルコール
砂糖きびやイモ類、穀物などを発酵させて作られたエタノールのこと。ブラジルでは主として砂糖きびから作られたエタノールが自動車の燃料として使われており、アメリカでも一部で穀物から作られたエタノールがガソリンに混入されて使用されている。
ハイカムシャフト
OHVエンジンでカムシャフトをシリンダーブロックの比較的高い位置においた形式のもの。プッシュロッドを短くできるので動弁系の剛性が高くなり、OHVエンジンとしては高回転で運転が可能となる。
排気行程
シリンダー内の燃焼ガスを排出する行程で、4サイクルエンジンの場合、排気バルブが開き吸入バルブが閉じた状態でピストンが上がりガスを排出する。
排気騒音
排気系から発生する騒音で、吸排気バルブの開閉に伴う気流の脈動によって生じる脈動音、マフラー内を排気ガスが高速で流れるときに出来る渦などから発生する気流音、配管内の気柱共鳴音、マフラーやパイプの振動によって表面から放出される放射音、過給機から出る騒音などが含まれる。
排気ディバイス
2ストロークエンジンの排気効率を高めるために排気系に取り付けられている装置(ディバイス)の総称。
排気ブレーキ
エキゾーストブレーキ、エキゾーストリターダーとも呼ばれ、ディーゼルエンジンに使われている補助ブレーキ。エンジンの排気管の途中に設けられたバルブを閉じると排気行程で排出ガスが出にくくなり、エンジンの回転が妨げられる効果をブレーキとして利用するもの。
排気弁
エキゾーストバルブ。
ハイギヤード
トランスミッションやディファレンシャルギヤの減速比を下げ、トータルギヤレシオを小さくすること。トルクよりもスピードを重視する設定で、燃費を良くするためエンジンの回転をあまり上げなくても済むようにする目的と最高速度を上げる目的に利用される。減速比を大きくすることをローギヤードといい、駆動力を重視する車に使われる。
HICAS(ハイキャス)
ニッサンの車速感応式四輪操舵システムの名称。ステアリング操作によって生じる横方向の加速度をパワーステアリングのラックの軸に働く力として感知し、後輪のセミトレーリング式サスペンションのサスペンションメンバーを油圧により最大0.5度まで変位させて低速から高速まで優れたハンドリングを得るもの。1985年のスカイラインに初めて採用されて、後にHICAS-U、スーパーHICASへと発展。
HICAS-U(ハイキャス・ツー)
ニッサンの車速感応式四輪操舵システムの名称。マルチリンク・リヤサスペンションのラテラルリンクを油圧式のパワーシリンダーによって作動するタイロッドにして後輪を操舵するもの。
排気量
エンジンキャパシティ。ピストンの動きによって排除される気体あるいは液体の容積のことで、レシプロエンジンではシリンダーの直径から算出したピストンクラウンの面積×ストローク×気筒数として計算され、エンジンの大きさの目安となる数値。
バイザッハアクスル
ポルシェ928のリヤに使用されているサスペンションの名称。ロアトレーリングアームの先端が短いリンクとラバーブッシュを介してボディに取り付けられており、ラテラルリンクが前後にわずかに動けるようになっている。パワーオフやブレーキングによってタイヤに後ろ向きの力が加わるとブッシュのコンプライアンスによって全体がトーイン方向に変位し、この動きによってコーナリング中のアクセルオフや制動時の車の安定性が高まるもので、リンクの動きをコントロールして車の操縦性安定性を良くするマルチリンクサスペンションの先駆けとなった。
排出ガス
排気管から排出される気体や微粒子をいい、水蒸気と炭酸ガスがほとんどだが他に一酸化炭素、窒素酸化物、炭化水素、鉛酸化物、炭素粒子などが含まれる。排気、排気ガス、エキゾーストガス、エミッションともいう。
排出ガス規制
自動車が排出する有害なガスを法的に規制するもので、排気管から出るガスや煙などの他にブローバイガスや燃料蒸発ガスも対象となる。世界で最初の排出ガス規制は光化学スモッグが問題となった米国カリフォルニア州における1963年のブローバイガス規制で、1970年に成立したマスキー法が有名。日本では1966年のCO規制に始まり、70年代にマスキー法を規範とした厳しい規制が制定され、毎年のように追加、修正が行われていて今日に至っている。現在では世界中のほとんどの国が排出ガスについて様々な規制を行っている。
ハイチルトステアリング
三菱の可変ステアリングホイールの名称。
ハイトコントロール・システム
車の車高を設定された値に保つ車高調整装置。油圧や空気圧を利用して車高の高低が選択でき、一般舗装路では空気抵抗を小さく、操縦性安定性を良くするために車高を低く、悪路では走破性を良くするために車高を高くできるようにした装置が一般的だが、乗り心地を変えないで荷重や路面条件に関係なく車高を一定に保ち、ヘッドランプの照射位置を安定させる目的でも使用される。車高を検知して自動的に設定値を保つ自動車高調整装置をオートレベラーあるいはセルフレベリング・システムと呼ぶ。
ハイトセンサー
車高を検出するセンサー。音や光などの反射を利用し路面と車体の間の距離を測定する。
ハイドロニューマチック・サスペンション
ハイドロは水を、ニューマチックは空気を意味し、特殊な水溶液や油によって力の伝達と減衰を行い、空気や窒素ガスをばねとして利用するサスペンションの総称。1953年シトロエンに装備されて以来、同じ原理を利用して各社が様々なサスペンションを開発している。
ハイドロブレーキブースター・システム
トヨタのトラクションコントロール・システムTRCと4輪ABSを一体化したシステムの呼称。
ハイドロプレーニング
水の溜まった路面を高速で走行した時タイヤが水に浮き、クルマのコントロールが出来なくなる現象。水深がトレッドの溝の深さより深い場合、ハイドロプレーニングの発生速度はタイヤの空気圧の平方根に比例して高くなる。アクアプレーニングともいう。
バイパス
液体や気体を送るシステムで補助的に使用される経路。
バイパスフィルター
エンジンオイルを濾過するシステムで、系内を還流する潤滑油の一部分だけを濾過する方式のこと。
ハイバックシート
シートバックとヘッドレストレイントが一体になっているシート。
ハイパフォーマンスタイヤ
タイヤに要求される諸機能のうち、高速走行時の操縦性安定性やウェット路面でのロードホールディングなどに重点を置いて作られたタイヤ。レース、ラリーなどモータースポーツ用タイヤのノウハウを注ぎ込んで開発される。
ハイブリッドカー
ハイブリッドは動植物の雑種の意味で、ガソリンエンジン+モーター等2種類以上の動力源を組み合わせて動力とする自動車のことをいう。
ハイブリッド過給
ハイブリッドは混成物を意味し、スーパーチャージャーとしてターボチャージャーとメカニカルスーパーチャージャーを併用すること。高出力を得るためターボチャージャーを大きくするとタイムラグが大きくなり、低回転からの急加速におけるレスポンスが悪くなる。この欠点をメカニカルスーパーチャージャーで補うもの。
ハイマウント・ストップランプ
ストップランプを補い、後続車にブレーキングを知らせるためのランプで、クルマの後面の上下方向中心より上に付けられているもの。
ハイマチック
トヨタのフルタイム4WDシステムの名称。センターデフに油圧多板クラッチを使った差動制限装置を組み合わせ、ATの制御用油圧を利用してスロットル開度や車速に応じた油圧変化により作動トルクを自動的に制御するもの。
ハイメカツインカム
トヨタのDOHC4バルブエンジンの名称で、2個の吸気バルブは通常のタイミングベルトで駆動されるカムシャフトで作動するが、2個の排気バルブはこの吸気側カムシャフトに取り付けられたシザースギヤで駆動されるもう一本のカムシャフトによって作動する機構になっている。
ハイルーフ
バンやワゴンなどでルーフを高くしてある車のこと。室内容積が大きくなり荷物が多く積めると同時に車室内での移動がしやすい。
バウンシング
路面の凹凸によってクルマ全体が上下にバウンドすること。
バウンドストッパー
サスペンションがいっぱいに圧縮されたときにボディとサスペンションの一部が直接ぶつからないようにするために設けられているゴム製の緩衝材。
バキュームサーボブレーキ
エンジンの吸入負圧を利用し、小さなペダル踏力で大きなブレーキ力が得られるシステム。
バキュームセンサー
圧力センサーの一種で、ガソリンインジェクションに使用され、インテークマニホールドの負圧を電気的に検出し、エンジンに吸入される空気量を測定するセンサー。
バケットシート
身体を包み込むような形に作られた座席で、一人ずつシートが独立しているセパレートシートの一種。乗員のサポート性が良いのでスポーツカーやレーシングカーなど特にコーナリング時にドライバーの体の保持が重視されるタイプの自動車に多く装備されている。
ハザードフラッシャー
非常点滅表示等のこと。ハザードは危険、フラッシャーは点滅信号のことで、路上で緊急停止している時に他の車との衝突を避けるため、前後左右の方向指示灯と補助方向指示灯が同時に点滅する装置。
パターンノイズ
タイヤがころがるとき、トレッドと路面の接触や溝内の空気の圧縮、放出の繰り返しによって起こる騒音の総称。
発火点>
空気中で燃料を加熱した時、自然に燃焼の始まる温度。着火温度または自然発火温度ともいう。
パッキン
シールの一種で、気密、水密など気体や液体を密封する働きをするもので、密封部分が固定されず、動くゆとりのあるもの。
白金プラグ
スパークプラグの電極に白金のチップを溶接したもので寿命が長いのが特徴。
バックアップランプ
後退灯。バックアップライト、バックランプ、バックライト、リバーシングランプなどとも呼ばれる。ギヤをバックに入れる同時に点灯し、車が後退することを表示するとともに、後方を照明するライト。
バックウィンド
後方の窓。リヤウィンド。
バックギヤ
自動車を後退させるためのギヤ。リバースギヤ。
バックシート
後部座席。リヤシート。
バックソナー
超音波センサーを車の後ろにつけて超音波を発射し、反射して帰ってくる往復の時間から後方の障害物との距離を検知し、ブザーやディスプレーによって代替の位置を知らせるもの。
バックファイヤー
逆火。膨張行程で混合気の一部が燃え残り、排気後の燃焼室に火種として残っている状態で吸気バルブが開いたとき、新しい混合気に着火し爆音を発して燃焼する現象。
バックボーンフレーム
先が平らなスコップのような形のフレームで、スコップの先に相当する部分にエンジンを搭載し、柄に当たる部分が管状になっていて自動車の背骨として働く。運転席をフレームの横の低い位置につけることができ、剛性も高い。
バックミラー
後方の状況を確認するための後写鏡の総称で、社外に取り付けられているアウターミラーと室内に付けられているインナーミラーがある。アウターミラーをサイドミラー、インナーミラーをバックミラーという人が多いが、バックミラーは和製英語で、英語ではリヤビューミラーまたはドライビングミラーと呼ばれる。
バックモニター
後方の障害物を確認するために設けられているテレビカメラ/ディスプレーシステム。後方視野の狭い大型の自動車に付けられることが多い。
バックランプ
後退灯。バックアップランプともいう。
バックレスト
シートの背中に当たる部分。
パッケージトレー
グローブボックスの下に設けられている棚のようになっている部分のこと。
発光ダイオード
電子ディスプレーの一種で、通電すると電流を可視光線に変え、光を発するダイオード。寿命が長く安価だが、輝度が低く、直射日光下では見えにくいのが欠点。エンジン回転数を棒グラフで示すディジタルタコメーターなどに使用されている。
パッシブサスペンション
アクティブサスペンションが路面の状態に合わせてばねやショックアブソーバーの特性を変化させ、いわば路面に能動的に働きかけるのに対して、一定のばね定数をもつばねと、ある減衰特性をもつダンパーによって路面からの入力を受動的に処理する普通のサスペンションをいう。
パッシブセーフティ・システム
自動車事故が起こった時に乗員の負傷を防ぎ、たとえ負傷してもその度合いを出来るだけ軽くする衝突安全のためのシステム。自動車事故を起こしにくくする予防安全のためのアクティブセーフティ・システムと対照的に使われる。
パッシブレストレイント・システム
受動式乗員拘束装置で、乗員が何も操作しなくても衝突や転倒などの緊急時に乗員を保護し、負傷を最小限にとどめるための装置の総称。現在はオートマチックベルトとエアバッグシステムが実用化されている。
発進加速性能
停止状態から最大加速を行うときの自動車の性能で、一定の距離を走行するのに要する時間であらわす方法と、発進して一定の車速に達するまでの所要時間であらわす方法とがある。
パッシングギヤ
AT車で追越しを行うためアクセルペダルをいっぱいに踏み込んでい段下のギヤに入れること。キックダウン。
ハッチバック
乗用車の後ろについているはね上げ式の扉、あるいはこのような扉をもつ車のこと。
ハッチバッククーペ
ハッチバックを備えた2ドア2人乗りの乗用車。
バッテリー
蓄電池。
バッテリーあがり
バッテリーの電圧下がり、電装品が動かなくなったと状態をいう。エンジンが回転していても電装品を多く使用し、オルタネーターの発電量よりも多く電気を使うとバッテリーが上がることがある。消費電力の最も多いのはエアコンで、ヘッドランプがこれに続く。電動ファンやウィンドの熱線も電力消費が多いのでこれらを同時に使うときには要注意。
バッテリー・クイックチャージャー
バッテリーの充電を短時間に行う装置で、単にクイックチャージャーと呼ばれるのが普通。急速なバッテリー充電は寿命を短くするので普通の充電も行えるようになっており、エンジンにつないで始動を助けるブースト機能を備えているものが多い。
バッテリーチャージャー
バッテリーの電気を蓄えるための装置。充電は化学反応なので電流は反応速度に合わせて少しずつ流すようになっている。
発電機
ジェネレーター。
パッドウェアインディケーター
ディスクブレーキのブレーキパッドが摩耗し、使用限度に達していることを知らせる装置。パッドに取り付けられている金属片がディスクに触れて音を出す可聴式と、パッドが摩耗すると電気回路が断線したり短絡して警報を発する電気式とがある。
バッフルプレート
マフラーの中を小室に区切る板で、音波の圧力変動や干渉によって音を小さくする効果を得るもの。
パティキュレート
エンジンから排出されるカーボンスーツ、オイルの燃えかす、燃料などの微粒子のこと。
パドック
レース場でレースに参加する自動車が集まり、車両の点検整備や車両検査が行われる場所のこと。ピットの裏側のエリアにあり広いスペースが設けられている。
ハニカムフロア
ハニカムパネルを車のフロアパネルに融着結合した構造のフロア。ハニカムパネルは樹脂を含ませた紙を蜂の巣状に成形積層して作られたペーパーハニカムコアを防錆鋼板でサンドイッチし、接着剤で結合したもの。軽量で防音効果の大きい素材。
バニティーミラー
化粧をするための鏡。サンバイザーやグローブボックスのふたの裏側に取り付けてあることが多い。
ばね上重量
車をサスペンションのばねを境として上下に分けたとき、ばねが負担する重量をばね上重量、車軸に取り付けられている部品の総重量をばね下重量という。
パネル
自動車では外面のアウターパネル、ドア内側のドアパネルなど比較的広い面の板状のものをいう。
パネルドア
プレスドア。ドアフレームとアウターパネルを一体プレス成形した構造のドア。
パネルバン
荷物室がパネルで覆われ一体になっているバン。
ハブ
車軸がはめられている穴の周囲の肉厚になっている部分。ホイールを取り付ける部品をいう。
ハブオーナメント
ホイールのハブに付けられている飾りのこと。
パラレル・ステアリング
車が旋回するときのステア角が内輪と外輪で差が無い様にステアリングリンケージを設定したもの。
バランサー
リムに組み付けられたタイヤの質量のアンバランス量を測定する機器のこと。車にタイヤを付けたままで測定が行えるものをオンザカータイプ、車から外して測定するものをオフザカータイプという。
バランスウエイト
質量の釣り合いをとるために使用されるウエイト。車には回転部分の質量バランスをとるためクランクシャフト、ブレーキドラム、プロペラシャフトなど多くの部分にバランスウエイトが使用されているが、目につきやすいのはホイールバランスを調整するためにホイールに付けられている重り。鉛を主成分とした合金で作られ、リムフランジに金具で取り付けるタイプと、ホイールに貼り付けるタイプとがある。
バリアブル・パワーステアリング
操舵力が変化する速度感応型パワーステアリングと回転数感応型パワーステアリングを合わせていうもの。
馬力
仕事率の単位の一つで英馬力と仏馬力があり、日本では仏馬力が使用される。1PS=735.5W(ワット)。
パルセーションダンパー
自動車ではガソリンインジェクションでインジェクターから燃料が噴射されることによって配管中に発生する圧力変動を防ぐために付けられるダイヤフラムを指す。
バルブ
弁。自動車ではエンジンの吸排気バルブを指す。
バレル
自動車ではキャブレターで燃料を微粒化して空気と混合する円筒系の部品を指し、ミキシングチャンバーとも呼ばれる。
ハロゲンランプ
フィラメントにタングステンを用いたランプで不活性ガスに微量のハロゲンを加えたガスが封入されているもの。タングステンとハロゲンの原子または分子が結合、分解するハロゲンサイクルによって、明るくて寿命の長いランプとなっている。
パワーウインド
ドアやコンソールボックスに取り付けられたスイッチにより、モーターで開閉される窓。
パワーウエイトレシオ
車両重量をエンジン出力で割った値で、小さいほど加速性能に優れたクルマといえる。
パワーシート
電動式シート。シートの位置をモーターを作動させて調整するもの。
パワーステアリング
エンジンによって駆動されるオイルポンプの油圧でステアリングホイールの操作力を軽くする装置の総称。作動原理は、圧力を高めたオイルを操舵系と連動するシリンダーに入れ、ピストンの動きによってハンドルの操作力を軽減するもので、パワーシリンダーに入るオイルの量はコントロールバルブによって調整され、ハンドルの操作を速くするほど多く、ハンドル操作を止めるとオイルの流入も止まる仕組みとなっており、通常のハンドル操作と同じ感覚で運転をすることができる。機能によって車速感応型と回転数感応型に、コントロールバルブやパワーシリンダーの形や配置によってインテグラル型、セミインテグラル型、リンケージ型などに分類される。
パワードリフト
FR車で後輪に大きな駆動力をかけ自動車をドリフトさせること。
パワーロック
電磁式ドアロック。
バン
箱形の荷物室を備えたトラックの総称。運転室と荷物室が一つになっているものをパネルバン、小型のパネルバンをライトバンあるいはデリバリーバンという。乗用車タイプのバンはコマーシャルバンと呼ばれる。
PAN(パン)
光化学スモッグ。パーオキシン・アシル・ナイトレート。
半クラッチ
クラッチが軽くつながった状態のことでMT車の発進には常にこれを伴う。摩擦クラッチはフライホイールにクラッチディスクをプレッシャープレートで押し付ける構造になっているのが普通で、半クラッチ状態ではこれらが互いに滑りながらつながっていることになり、多用すると摩擦による発熱や摩耗によってクラッチディスクが損耗する。
番号灯
ナンバープレートランプ。
反射板
リフレクター。
半導体
電気を通す導体と、電気を通さない絶縁体の中間の性質をもつもの。シリコンやゲルマニウムの純粋な結晶は温度が低いと電流を通さない絶縁体だが、温度を上げると急に電流が流れやすくなる性質を持っており、このような性質を持つ物質を真正半導体と呼んでいる。この真正半導体に微量のインジウムや砒素を加えたものを不純物半導体といい、不純物の混ぜ方によってP型半導体とN型半導体とがあり、両者を組み合わせてダイオードやトランジスターが作られる。
ハンドブレーキ
手で操作するブレーキ。駐車ブレーキはこのタイプが多い。
バンドブレーキ
動変速機でプラネタリーギヤの回転をコントロールするブレーキ。
ハンドリング
コーナリング中の自動車の操縦のしやすさをいう。
ハンドル
自動車ではステアリングホイールを指す。
ハンドルチェンジ
コラムシフト
バンパー
自動車の前後に取り付けられた衝撃緩和装置。素材としてかつてはスチールにメッキを施したものが多かったが、現在は軽量で衝撃吸収性能や復元力に優れたポリウレタンやポリプロピレンなどの合成樹脂が、デザインの自由度が大きいこともあって多く使われている。
バンパーエクステンション
バンパーの下に補助的に付けられているバンパーのこと。
バンパー・トゥ・バンパーライン
自動車の側面、ウエストラインをフロントバンパーからリヤバンパーまでプロテクションモールやボディラインの真っすぐな線で結び、ボディを長く、スマートに見せるもの。

P-Air方式
いすゞ自動車のエアサスペンションシステム。
PS
パワーステアリング。
BHP
エンジンから出力される動力のことで、軸出力、正味出力とも呼ばれ、エンジンの燃焼室の指圧線図から求められた出力からエンジン内部の摩擦損失を引いたもの。
PGM-FI
ホンダの電子制御ガソリンインジェクション。
ヒーター
暖房装置。乗用車の室内を温める装置には水冷エンジン車のほとんどが採用している温水式ヒーターと、空冷エンジンに多く排気ガスの熱を利用する排気式ヒーターがある。
ヒーターコントロール
室内に還流する空気の温度の設定、外気の導入、吹き出し口、風量の切り替えなどを操作する装置。
ヒートコントロールバルブ
始動直後のエンジンに吸入される混合気を暖めて気化を促進する吸気加熱装置に付けられているバルブ。
ビーム
光線。ヘッドランプには対向車の無い道路を走行するときに使用する走行ビームと、対向車があるときや市街地を走行するときに使うすれ違いビームが備えられている。
ピエゾTEMS(テムス)
トヨタの電子制御サスペンションTEMSのセンサーとアクチュエーターにピエゾ素子を用いたシステム。高周波の路面入力に対応して減衰力の高速切り替えを行うショックアブソーバーに応答性の速いピエゾ素子を使用し、通常走行ではハードな減衰力で操縦性安定性の良いサスペンションを必要な時にソフトな減衰力にし乗り心地を向上させるもの。
非回転式ステアリングホイールスイッチ
84年のセドリック/グロリアに採用されているスイッチシステムで、ステアリングホイールにホーンパッドを固定し、自動速度制限装置やラジオ関係のスイッチを取り付け、信号の伝達に光信号システムを利用したもの。
光通信
通常、電線によって伝えられる電気信号を光ファイバーを使って伝送するシステム。電子機器の増加によって自動車のワイヤーハーネスは長く、錯綜したものとなる一方という状況の中で、銅線に比較して軽量で送信量が多く、電磁波の影響を受けないという利点に加え、強靭な上に振動や水の影響を受けないという特徴を持ち、徐々に普及しつつある。
光ファイバー
光通信に使われるプラスチックやガラスで作られた繊維で、光の屈折率の高いコアとこれを囲む屈折率の低いクラッドから出来ており、光はコアとクラッドの境界面で全反射しながらほとんど減衰することなく伝えられる。
非常点滅表示灯
ハザードフラッシャー。
非常ブレーキ
常用ブレーキが故障した時にも働くブレーキで、乗用車では駐車ブレーキが非常ブレーキとして使われる。
ビスカスカップリング
粘度の高いシリコンオイルのせん断を利用してトルクを伝える装置。
ピストン
エンジンやポンプのシリンダーの中を往復し、シリンダー内の流体の圧力を受けて力として外に伝え、逆に加えられた力を流体の圧力に変える働きをするもの。自動車でピストンといえばエンジンのピストンを指すのが普通だが、ピストンはブレーキ系など多くの部品にも使われている。
ピストンスピード
ピストンがシリンダー内を動く速さ。
非対称タイヤ
トレッドパターンがタイヤの中心線に対して対称になっていないタイヤ。一般タイヤのトレッドパターンも意匠やパターンノイズなどの関係から対称にないないものが多いので、車への装着の仕方を特定する必要がある場合にいう。
左足ブレーキ
ドライビングテクニックの一つで、右足でアクセル操作をしながら左足でブレーキを踏むもの。AT車の坂道発進によく使われるが、MT車でもコーナーの直前やコーナリング中にブレーキングによって前輪荷重を増やし、車の姿勢を変えるきっかけをつくるテクニックとして使われ、エンジンの回転を出来るだけ高く保ち、スピードを維持しながらのコーナリングが可能である。
ピッチング
突起を乗り越したときや急ブレーキング時などの車の前後の上下運動は、自動車の重心を左右に貫く直線を考えると、この軸の回りの回転運動。船のゆれをあらわす言葉を流用したもの。制動時のピッチングは自動車の先が下がる現象として特にノーズダイブと呼ぶ。
ピット
自動車のフロアより下の部分の点検や整備を行うためにガレージに設けられている長方形の穴。自動車レースの行われるコースの脇に設けられ、車の整備や給油が行われる場所。
尾灯
テールランプ。
火花点火>
エンジンで圧縮された混合気にスパークプラグの放電による火花で点火すること。
標準合わせガラス
厚さ0.38oの中間膜を持つ標準的な合わせガラス。
ピラー
支柱のことで、ルーフを支え、車の強度の一部を担っている。車を横から見て前から順にフロントピラー、センターピラー、リヤピラーと呼ぶ。リヤピラーはクォーターピラーとも呼ばれることがある。ハードトップでは視界を良くし、開放感を得るためセンターピラーが除かれているものもある。
ピラードハードトップ
センターピラーを備えたハードトップのこと。
ピンギング
ノッキングこと。
ビンテージカー
イギリスのクラシックカーで、ヨーロッパ経済が繁栄した1918年から1931年の間に作られたものをいう。ビンテージはある年の収穫から採れるワインのことで、特に当たり年の年号を記入して販売されるものをビンテージワインということから転用された。

ファーストバック
ファーストは速いことを意味し、ルーフからリヤエンドにかけて速さを印象付けるなだらかな曲線を持つスタイルをいい、リヤウインドとトランクの間に段(ノッチ)のあるノッチバックと対照的に用いられる用語。空力的に有利な形状であり、スポーティーなクルマに多く見られる。
ファーストバッククーペ
クーペのうち、ルーフからリヤエンドにかけてのラインがなだらかで、いかにも速いイメージを与えるスタイリングの車をいう。
ファイブ(5)ドア車
ハッチバック車では車の後ろ全体が開閉できるようになっており、これをドアの一つとして4ドアのハッチバックを5ドア車、2ドアのハッチバックを3ドア車という。
ファインセラミックス
セラミックスのうちとくに精製された材料を用いて精密に作られたものをいい、ターボチャージャーのように高温で強い性質を利用した構造用セラミックスと、サーミスター温度計のように電磁気的な特性を利用した機能性セラミックスとがある。
ファン
回転する羽根車によって気体を送る装置で、ラジエターファンがその代表的なもの。
ファンベルト
冷却ファンを駆動するためのベルトで、Vベルトが使われることが多い。
フィーリング評価
自動車の操縦性安定性をドライバーの感覚や感性によって評定すること。試験機器による計測によって物理的にあわなせない微妙な差異をドライバーが判断し、対象となる特性の善し悪しやその程度を判定する手段として利用される。
V型エンジン
エンジンをシリンダーの配列によって分類する方法の一つで、シリンダーをクランクシャフトを中心にV字型に配置したもの。2気筒以上の複数気筒のエンジンに見られ、構造は複雑になるが直列エンジンに比較しエンジンの全長を短くできるメリットがあり、高性能エンジンに多く採用されている。
V−TCS
ニッサンのトラクションコントロール・システムで、ビスカスLSDを使用することを特徴とするもの。スロットルコントロールの他に駆動輪の左右のブレーキを独立して制御し、LSDの効果と相まって安定した走行ができる。
VTEC(ブイテック)
ホンダの可変バルブタイミング・リフト機構。4バルブDOHCエンジンの各シリンダーの吸気側と排気側にそれぞれ異なったプロファイルを持つ3個ずつのカムを置いた造りで、中央が高速専用、両脇の2個が低速専用に使われる。低速時に低速用のカムが個々に作動するロッカーアームを押し、最適なバルブタイミングとリフト量でバルブを開閉するが、高速になると油圧によって作動するピストンによって3個のロッカーアームが連結され、中央の高速用カムによってバルブタイミングが広く、リフト量も大きくなる。この結果低速時の吸気の押し戻しがなくなるなどの効果で低速トルクが増し、同時に高速性能の優れたエンジンが得られている。
VVT
トヨタの可変バルブタイミング・システム。高速時に吸気側のカムシャフトの位相を進め、バルブオーバーラップを長くして出力の向上をはかるもの。
フィラーキャップ
給油口の栓のことをいうのが普通だが、ラジエターやオイルタンクなど容器のふたのことを指す場合もある。
フィルター
濾過器。液体や気体に含まれる異物を除く装置の総称で、ストレーナー、セパレーターとも呼ばれ、濾材を利用して濾過する装置が最も一般的だが、遠心力を利用するものや磁石を使って金属を除くものなどもある。自動車の部品としてはエンジンに吸入される空気を綺麗にするエアクリーナー、エンジンオイルからごみを除くオイルストレーナー、燃料を濾過するフューエルストレーナーなどがある。
ブースターケーブル
バッテリー上がりによってエンジンが始動できず、他の車から電気をもらう場合に使用される電線。電極はそれぞれプラスとマイナス同士をつなぐ。
フード
自動車の前部のエンジンルームまたはトランクルームの覆い。
風洞実験
室内に空気の流れを作り、この気流の可視化により物体のまわりの空気の流れ方を見たり、風速の分布や表面の圧力分布を調べて空力特性を向上させるために行う実験。風洞実験装置は自動車メーカーに不可欠の設備。レーシングカーのボディ形状やシャシーの開発は風洞実験を中心に進められる。
フードロック
フードをボディに固定する機構。スプリングを内蔵しており、車室内のレバーを操作してロックを解除するとフードの先端が2〜3p上がり、フードを開けるにはこの隙間に指を入れてレバーを操作する仕組みになっているのが普通。
フェイスリフト
自動車のモデルの小規模な手直しのこと。モデルチェンジ。
フェード現象
自動車では長く続く下り坂でブレーキを頻繁に使ったときなどに、ブレーキの摩擦面の温度が高くなって摩擦力が低下し、効きが悪くなってくる現象をいう。
フェンダー
泥よけのこと。一般にフェンダーといえば前輪を覆うフロントフェンダーを指し、後輪を覆うものはリヤフェンダーといって区別する。
フェンダーミラー
バックミラーで左右のフロントフェンダーに取り付けられているもの。ドライバーから遠い位置にあるので、平面鏡では視野が狭くなるため、凸面鏡になっていて距離感が得にくい。デザイン的にもフェンダーのスマートなラインを損ねることもあって、乗用車では次第に少なくなってきている。
フォー(4)サイクルエンジン
サイクルは循環を意味し、ピストンの一方向への1回の動きのことで、ピストンの2往復、4回の動きによって混合気あるいは空気の吸入、その圧縮、混合気の燃焼、燃焼ガスの排気の行程が循環して行われるエンジンのこと。各行程はピストンによって回されるクランクシャフトの2回転ごとに1回起こることになる。
フォーバイフォー(4×4)
前の4はクルマに付けられている車輪の数を、後の4は駆動輪の数を示す。従って4×4は四輪駆動(4WD)の四輪車、6×4(シックスバイフォー)は四輪駆動の六輪車のこと。
フォーミュラカー
タイヤに覆いのない単座席のレーシングカーで、その重量や寸法・形状、エンジンの仕様などがFIAの定める規格に従って作られたもの。主としてエンジンの排気量によって分類され、3,500tで12気筒以下の自然吸気エンジンを搭載したF1カーによるレースは世界最高に位置づけられている。
フォグランプ
霧灯。可視光線の中で比較的波長が長く、霧の中での透過性の良い淡黄色のランプをヘッドライトの補助灯として使うもの。
複輪
自動車の1本の車軸の片側に2個の車輪を付けた状態のこと。1個のタイヤでは荷重を支えることが出来ない場合や悪路の走破性を高めるのに使われる。
フットブレーキ
足で操作するブレーキ。常用ブレーキと駐車ブレーキがある。
フットランプ
車への乗り降りに便利なように車室内の足元に付けられたランプ。
フットレスト
ドライバーの左足を置くためにクラッチペダルの左隣に設けられている台。ラリーカーやスポーツカーでコーナリング時に左足で踏ん張るための支えとして設けられているが、一般のスポーツタイプの自動車にも付けられることが多い。
フューエルカット
エンジンへの燃料供給を止めること。スロットルバルブが閉じられると同時にメインラインのガソリン供給を止め、吸気圧が上昇して自然に供給が止まるまでの間に無駄に消費される燃料を節約すると同時に、余分なHCによる触媒の温度上昇を防ぐための装置。
フューエルタンク
自動車の燃料を入れるタンク。内部を亜鉛メッキなど錆止め処理をした鋼板で作られているのが普通だがプラスチック製もある。
フューエルフィルター
燃料に含まれているゴミを濾過する装置。
フューエルポンプ
燃料をフューエルタンクからエンジンに送るポンプで、ガソリンエンジンではキャブレターを持つ普通のエンジンに多い機械式のメカニカル・フューエルポンプ、燃料噴射式エンジンに使われる電気式のエレクトロニック・フューエルポンプの他、真空式、電磁式などがある。
フューエルメーター
燃料計、フューエルゲージともいい、フューエルの残量を示すメーターのこと。燃料タンクの中にフロートを浮かべ、これにアームを付けてその位置を電気抵抗の変化で調べてメーターに表示するものがほとんどだが、センサーで電気容量の変化を検知するなどほかの手段によるものも開発されている。燃料が少なくなると警告灯が点灯するようになっているものもある。
フューズボックス
電装品に過大な電流が流れるのを防ぐため、決められた以上の電流が流れると瞬間的に解けてこれを遮断するフューズを集めて収納してある箱。
プライ
タイヤのカーカスを構成する平行に並べられたコードの層で、両面をゴムの層で覆い、積み重ねてもコード同士が接触しないように作られている。
フラッシャー
方向指示灯のこと。
フラッシャーリレー
ランプを点滅させるリレー。ターンシグナルランプを方向指示のために片側だけ点滅させる場合と、故障などによる緊急停車を後続車に知らせるために両側のランプを同時に点滅させる場合に使われる。
プリズム式防眩ミラー
防眩ミラーの一種で、平たい三角形の断面を持つプリズム鏡を使うもの。通常は反射率約80%の裏面反射を使うが、眩しいときにはミラーの角度を変え、反射率約5%の表面反射を利用して後方を確認出来るようになっている。
ブリックロードノイズ
ロードノイズの一種で、敷石路やレイングルーブのある路面などの一定間隔の凹凸のある路面を走行した時に、特定の速度でサスペンション系と車体が共振して発生する音。
フルオート・フルタイム4WD
センターデフとしてトランスファーとプロペラシャフトの間にビスカスカップリングを配置したニッサンのフルタイム4WDの名称。
フルキャップ
ホイールキャップでホイール全体を覆うタイプのもの。
フルスキンチェンジ
小規模なモデルチェンジで、クルマの基本的な構成や性能の変更はわずかにとどめて、エクステリアを変えてイメージチェンジを図ったもの。
フルスロットル
アクセルペダルを一杯に踏んで、スロットルバルブが全開になっている状態。フルアクセルあるいは全負荷ともいう。
フルタイム4WD
常時四輪駆動ともいわれ、四輪駆動車で四つの車輪が駆動系を介して常に結ばれているシステム。四つのホイールの回転差を吸収しながらエンジンの駆動力が伝えられるシステム。前後軸への駆動トルクの配分が、センターデフと各種の差動制限装置を使って一定の比率で行われる固定配分式4WDと、電子制御の摩擦クラッチやビスカスカップリングを利用し、トルク配分が路面や走行状態で変わる可変配分式4WDとがある。
フルバンパー
エプロンやフェンダーの一部なども含めて一体に作られたバンパーのこと。バンパーの素材として近年多く用いられるようになった合成樹脂の、複雑な形状の大型部材を成形できるという特徴を生かして作られるもの。
フルフラットシート
シートバックを一杯に倒すと、シートクッションと同じ高さになるシート。
フルモデルチェンジ
モデルチェンジの最も規模の大きいもので、デザインの全面的な変更と同時にエンジン、駆動系、サスペンションなどの変更が行われる場合をいう。単にモデルチェンジというとこのフルモデルチェンジを指すのが普通。
ブレーキ装置
自動車を減速し、止めておく装置の総称。ドラムブレーキとディスクブレーキがあり、用途別では常用ブレーキ、非常ブレーキ、駐車ブレーキ、補助ブレーキに分類される。また制御の仕方ではハンドブレーキとフットブレーキに、操作力の伝え方によって機械式、空気式、油圧式に分類される。
ブレーキダストカバー
ディスクブレーキのキャリパーとディスクの一部分を覆い、ほこりや泥が入るのを防ぐカバー。
ブレーキディスク
ディスクローターともいい、ディスクブレーキでブレーキパッドを押しつけて制動効果を発生する円盤で、ねずみ鋳鉄で作られたものが多く、冷却のための通風孔が設けてあるベンチレーテッドタイプと孔のないソリッドタイプがある。通風孔により、20〜30%温度上昇をおさえ、フェードを防ぐとともにパッドの寿命を伸ばすことが出来る。
ブレーキドラム
ドラムブレーキの部品でホイールと一体になって回転する円筒状のもの。これに内側から摩擦部材を押しつけて制動を得る。鋳鉄で作られたものが多いが、外周にアルミ合金を接合したアルフィンドラムもある。
ブレーキ鳴き
ブレーキから発生する甲高い音のことで、制動中にブレーキ部品の共振によって発生するキーキーまたはチーチーという音をスキール、制動していない状態でブレーキから聞こえるチーという連続音をスキークという。
ブレーキブースター
ドライバーがブレーキを踏む力の他に、エンジンの負圧や圧縮空気などの力を加えて制動力を強くし、ブレーキング時の踏力を軽くする装置。
ブレーキペダル
足で踏んでブレーキを作動させるもの。ダッシュボードの下に吊り下げるペンダントタイプと、オルガンのペダルのようにフロアにヒンジを取り付けて上端を押すオルガンタイプがある。クラッチ、ブレーキ、アクセルの三つのペダルのうち最も大きな力で踏まれるのでほぼドライバーの正面に配置され、AT車では通常の右足だけでなく左足で操作する人もいることが配慮されている。
ブレーキホップ
強くブレーキをかけたときに後輪が上下、前後に振れる現象。
ブレーキマスターシリンダー
ブレーキペダルの操作力を油圧に変える装置で、構造によってセンターバルブ式、プランジャー式、コンベンショナル式の三つがある。また圧力室とピストンが1個の普通のものをシングルマスターシリンダー、2系統のブレーキ用としてピストンを縦に2個並べたものをタンデムマスターシリンダーという。
ブレーキランプ
制動灯。ブレーキライト、ストップライト、ブレーキ灯ともいう。ブレーキを踏むと点灯する赤いライト。
ブレーキレバー
パーキングブレーキを操作するためのもの。
ブレーキロック
ブレーキをかけたときに、車が動いているにもかかわらずタイヤが回転していない状態のこと。
ブレーキング
ブレーキペダルを踏むこと。ブレーキをかけること。
ブレーキングドリフト
ドライビングテクニックの一つ。コーナリングの初期に強いブレーキをかけて前輪タイヤの荷重を増やし、リヤのコーナーの外側に振り出して行うドリフトをいう。
フレーム
車の骨組み、骨格で、これにボディ、エンジン、駆動系、サスペンションなどが組み付けられる。フレームを用いない構造の自動車をフレームレス構造といい、モノコックボディがその代表的なものである。フレーム構造の利点は、エンジンや路面からの騒音や振動がフレームを経由してボディに伝わるので、静かで乗り心地の良い車が得られること。ただ車の大きさのわりに重く、フロアが高くなり、車高が高くなるのが欠点。
フレームナンバー
自動車の車体に刻印されている番号で、車種と一連番号からなるもの。一般的には車体番号という。
フレキシブルエキゾーストパイプ
ステンレス製の輪を多数わずかずつ重ねて管状につなぎ、周囲をステンレスの細線の網で包んで作られたパイプ。排気管の一部に取り付け、エンジンの振動を吸収してクルマの騒音・振動を小さくする機能を持つ。
フレキシブルシャフト
機械式のスピードメーターに使われる部品で、トランスミッションの後端に付けられている駆動軸の回転取り出し用のスピードメーターとギヤをつなぎ、自動車の速度に比例した回転を伝えるシャフト。
プレスドア
ドアフレームとアウターパネルを一体プレス成形した構造のドア。ドアの表面が滑らかに成形されるので空力的に有利で、デザイン的にもすっきりしている。
プレッシャーキャップ
加圧キャップ。加圧冷却システムに使用されるラジエターキャップで、加圧系外にリザーバータンクを持つシステムに使用されるキャップには、系内の圧力が設定された最高圧力になると開く加圧弁と、負圧になると開く負圧弁が設けられている。
プレミアムガソリン
日本では自動車用ガソリンを販売する場合、オクタン価の高いものをプレミアムガソリンまたはハイオクガソリン、オクタン価の低いものをレギュラーガソリンと呼んで区別している。
フロアシフト
運転席横のフロアに取り付けられたシフトレバーでトランスミッションを操作するやり方で、ほとんどの乗用車がこの方式をとっている。シフトレバーが直接トランスミッションに取り付けてあるダイレクトシフト方式と、リンク機構で結ばれたリモートコントロール方式がある。
ブロアム
リムジンで運転席の屋根のないものをいう。
フロート
キャブレターのフロートチャンバーの中に置かれている浮き。針の形をした栓が取り付けられており、浮力によってチャンバーへの燃料給油口を閉じているが、チャンバー内の燃料が少なくなって液面が下がると燃料給油口と栓の間が開き、隙間から燃料が入ってくる仕組みになっている。燃料タンクの中に置かれている浮き。浮きの位置を電気抵抗や電気容量の変化によってチェックし、フューエルメーターに表示するためのもの。
プロテクションモール
車体の保護と装飾を兼ねて付けられているモールディングのことで、車の側面に取り付けられた帯状のもの。
ブロワー
シリンダーに空気を吹き込むという意味からスーパーチャージャーのスラングとして使われる言葉。
フロン
フレオンとも呼ばれる無毒の気体で、圧縮すると容易に液体になることから、自動車関係ではエアコンの冷媒、ウレタンシートやバンパーなどの発泡剤、電子部品の洗浄などに使用されている。科学的に安定な物質なので大気中に放出されると分解されずに成層圏に達し、太陽の紫外線で光分解されると塩素原子を放出してオゾンと反応することがわかった。このため生物に有害な紫外線を吸収するオゾンが広い範囲にわたって少なくなったので、特定フロンの製造・使用は2000年までに全廃されることになった。
ブロンズガラス
ティンテッドガラスの一種で、ガラスをブロンズに染めてあるもの。
フロントエンジン・フロントドライブ
一般的にFFとも呼ばれる。エンジンを前に置き、前輪を駆動する方式。エンジンをはじめクルマを動かすシステムが前部に集中しているため室内やトランクスペースを大きく取れることと、前から車を引く形で走るので走行安定性が良いという二つの長所から、小型ファミリーカーに最も適したレイアウトとして多く使われている。普及の口火を切ったのは1959年発売のBMCミニ・マイナー。荷重が前輪に多くかかることと、駆動輪を操舵することのためハンドルが重くなり、高速コーナリング中にアクセルをオン・オフすると、荷重移動とタイヤの特性変化によって車のコントロールがやや難しくなるという短所をいかに解決するかがポイントといわれる。フロントタイヤの摩耗がリヤに比べて速くなる。
フロントエンジン・リヤドライブ
一般的にFRとも呼ばれる。エンジンを前に置き、後輪を駆動するレイアウト。エンジン−トランスミッション−プロペラシャフト−デフの順で配置され、前輪で操舵し後輪で駆動するというクルマとしては最も簡単で効率的な構造であり、重量の前後バランスがとりやすく、自動車の基本的なレイアウトとして長く使われてきている。乗用車の場合プロペラシャフトを通すため室内がその分狭くなるのが難点。
フロントオーバーハング
前軸の中心から車の先端までの長さ。
フロントガラス
ウィンドシールド。
フロントグリル
自動車の前の空気を取り入れ口全体をいう。ラジエターが置かれるのが普通なのでラジエターグリルとも呼ばれ、車の顔にあたる部分ということからフロントマスクとも呼ばれる。空気抵抗を少なくする目的もあってバンパーと一体にデザインされ、小さくなっていく傾向にある。
フロントスポイラー
ノーズスポイラー。
フロントビュー
車を前から見たときの外観、正面図。横から見た外観をサイドビュー、後ろから見た外観をリヤビューという。
フロントフォーク
二輪車の前輪を支持し、サスペンションとして働く部材。様々なタイプのものが作られてきているが、今日ではばねとダンパーを組み込んだインナーチューブとアウターチューブが伸び縮みするテレスコピックタイプが一般的で、一部のファミリーバイクにホイールをリンクで支持するボトムリンク式が残っているだけとなっている。
フロントボディ
ボディシェルの前方の部分のこと。

ヘアピンコーナー
ヘアピンカーブともいい、女性が髪を留めるのに使うヘアピンに似た形でほぼ180度向きを変えるように曲がった道路のこと。急斜面に設けられた山岳路に多く、レーシングサーキットにも見られる。
平行連動式ワイパー
ウィンドシールドワイパーを拭きパターンで分類したもので、2本のワイパーがリンクで結ばれて連動し、平行して同じ方向に動くもの。
ペイロード
航空業界では運賃が支払われる有料(ペイ)の荷重(ロード)をいうが、自動車では最大積載量を意味するのが普通。ただし、その厳密な定義は国によってまちまちで、乗車人員の重量や燃料の量、工具の有無が異なっている。
ペースカー
レース参加者を先導する車。長距離のレースでスタート前に先導車としてコースを1周したり、レース中のアクシデントによって協議の継続が危険になった場合などにコースに入って競技車両を整列させる車をいう。
ヘジテーション
エンジンのもたつきのことでアクセルを踏んでも加速しない現象をいう。
ペダル
踏み板。自動車を操縦するときに足で踏んで操作するもの。アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダルなどがある。
ペダルストローク
ペダルを踏み込んだ時に動く距離のこと。
ペダル踏力
ペダルを踏み込むのに必要な力のこと。
ヘッドアップディスプレイ
ウィンドシールドに速度計やウォーニングライトなどの表示を行うもの。視線の移動が少なく、前方の景色との間にめの焦点距離の変化も少ないので安全で見やすい。
ヘッドクリアランス
シートに着座した状態で頭頂から天井までの寸法。
ヘッドライニング
天井の内張り。ルーフとの断熱、遮音、室内の騒音の吸収などの機能を持つ天井の内張りには、構造によってはルーフから吊られている吊り天井、内張りの表皮、パッド、基材を一体に成形して作り、室内灯や天井まわりの部品でルーフに固定する成形天井、直接ルーフに貼り付けられる貼り天井などがある。
ヘッドランプ
前照灯。対向車のドライバーに眩しくないようにビームを上下に切り替えられるようになっており、保安基準では、走行ビームの時前方100m、減光またはすれ違いビームの時40m前方の障害物が視認できる明るさのライトの装備が必要。灯火の色は白色または淡黄色と規定されている。
ヘッドランプクリーナー
ヘッドランプの汚れを取り明るくするための装置で、ワイパー方式と洗浄水噴射方式があり、北欧では車に装備することが義務付けられている。
ヘッドランプドア
ヘッドランプの周辺に取り付けられている飾りのこと。
ヘッドランプレベリング
ヘッドランプの光軸の高さを調整する装置。車は乗員数や荷物の量によって前後軸の荷重分布が変化し、ヘッドランプの光軸がこれによって上下するため、ランプを固定して取り付けると対向車を眩惑するケースが生じる。そこで、自動あるいは手動によって光軸の高さを補正することが考えられた。
ヘッドルーム
シートの表面から天井までの寸法で、保安基準で測定方法が決められ、800o以上と規定されているが前席で900o、後席で850o前後の車が多い。
ヘッドレストレイント
追突されたときに乗員がのけぞって首を傷めないようにシートバックに取り付けられているもの。保安基準では頭部後傾抑止装置と呼ばれる。シートバックの上に枕のように取り付けられている指し込み方式と、シートバックと一体になっている一体式があり、一体式のものは背の高いシートということからハイバックシートと呼ばれることがある。
ベルト
シートベルトやファンベルトなど車には多くのベルトが用いられているが、単にベルトというと、ラジアルタイヤのトレッドとカーカスの間に置かれているコードの層で、両端がビード部分にまで達していないものをいう。トレッド部の剛性を高めラジラルタイヤとしての性能を生み出す部分。
ベルトキャッチ・テンショナー
車の衝突時の加速度を感知した時シートベルトを瞬間的に引いて乗員をシートに固定する装置。
ヘルメット
頭部に打撃を受けたとき、損傷を防ぐと同時にその衝撃を緩和する防止。FRPで作られた被いの内側に発泡スチロール樹脂などの衝撃吸収ライナーを張り付けた構造になっており、世界各国でその材料、形状、構造、性能など詳細な規定が定められている。耳より上の部分だけを保護するハーフ形、顔面を除く頭部全体を被うジェット形、ハーフ形とジェット形の中間のセミジェット形、頭部全体を被い、前面に窓を開けた形のフルフェース形がある。
ベルリーナ
イタリア語でセダンのこと。
ベルリーヌ
フランス語でセダンのこと。
バルブ。機械の部品で、気体や液体の出入りをコントロールするもの。自動車ではエンジンの吸排気バルブを指すことが多いが、タイヤに空気を入れるためのチューブバルブやリムバルブをいうこともある。
変速機
歯数の異なるギヤの組み合わせを変えて変速を行う装置。手動式のものをマニュアル・トランスミッション、自動式をオートマチック・トランスミッションと呼ぶ。
ペンダントタイプ・アクセルペダル
下げ飾りのようにダッシュボードから吊り下げられているタイプのアクセルペダル。
ベンチシート
二人以上腰かけられる長椅子型のシート。セダンではコラムシフト車が多かった時代は前席もこのタイプのシートが多かったが、現在は圧倒的にセパレートシートになっており、わずかにタクシー仕様車などに見られるだけになった。
ベンチテスト
エンジンなど自動車の構成部品を作業台に取り付け、稼働させて行う試験のこと。
ベンチレーター
車室内の換気を行う装置。ラジエターグリルから取り入れた外気をダクトでエアコンや室内に導き、ドア回りやクォーターピラー付近から排出するのが普通。自然換気方式と空調システムのファンを利用する強制換気方式がある。
ベンチレーテッドディスク
内部に冷却用の通気孔のあるブレーキディスク。スポーツカーでは前輪に採用され、一般車でもフェード現象を予防し、ブレーキの効きを良くするため前輪に採用されることが多い。
扁平タイヤ
ロープロファイルタイヤ。
偏平率
タイヤの断面幅に対する高さの比率。アスペクトレシオあるいはアスペクト比ともいう。乗用車用タイヤでは70〜80%が一般的だが、超高速走行用タイヤやレーシングタイヤには30%近いものもある。

ボア
エンジンやポンプのシリンダーの内径。
保安基準
法律の「道路運送車両の保安基準」のこと。国内で運行される自動車に要求される技術的な基準で、乗車定員、装置、構造または最大積載量の3項目について定められている。違法改造という場合の法はこの保安基準を指すのが普通。
ホイール
車輪または車輪状のもの。ディスクホイールのことをいう場合が多いが、ホイールアライメント、ホイールベース、ホイールアーチなどの複合語ではディスクホイールにタイヤを一体に作ったワンピースホイール、リムとディスクを組み合わせたツーピースホイール、ディスクを二枚のリムで両側から挟んだ構造のスリーピースホイールがある。
ホイールアーチ
ホイールの着脱を行うためやタイヤの向きを変えたときに邪魔にならないようにマッドガードやサイドパネルに開けられている半円形の開口部のこと。
ホイールアライメント
ホイールがどのように車体に取り付けられているかを示すもので、キングピン傾角、キャンバー角、キャスター角、トーインの四つの要素からなる。車を水平面状にまっすぐ前に向けて止めた状態の各要素の値として定義される。アライメントは一列にするという意味。
ホイールキャップ
ホイールの覆い。ハブ穴を飾るセンターキャップ、ハブ穴とホイールの取り付けナットなどディスクの中央部分を覆うハーフキャップ、ホイール全体を覆うフルキャップがある。
ホイールスピン
車輪が過度に加えられた駆動力によって空回りすること。車の走行速度に対して駆動輪の回転速度が大きくなっている状態で、一般にタイヤの接地力が小さくなり、駆動力、横力ともに低下して走行安定性が悪化する。
ホイールトレッド
輪距。左右のタイヤトレッドの中心間の距離。
ホイールバランス
タイヤをホイールに組み込み、空気を入れた状態での質量の釣り合い。バランスの取れていない状態で回転軸周りの周方向の不釣り合いを静的アンバランス、これに回転軸方向の不釣り合いを加えたものを動的アンバランスという。
ホイールブレーキ
アウトボードブレーキとも呼ばれ、車輪の内側に取り付けられている通常のブレーキのことで、ディスクブレーキとドラムブレーキがある。
ホイールベース
前後の車軸の中心間の長さで、自動車の基本的な寸法の一つ。JISでは前後のタイヤ接地中心から縦中心面に下ろした垂線間の距離と定義されている。
ホイールリフト
急旋回や急制動でタイヤが路面から浮き上がること。
ホイールレート
ホイール位置でのサスペンションのばね定数で、サスペンションレートとも呼ばれる。ある荷重条件下で、タイヤのたわみを無視し、ばね上重心とホイールの中心の位置を単位距離近付けるのに必要な重量であらわす。
防眩ミラー
インナーミラーで、夜間、後続車のヘッドランプの光が眩しいとき、これを和らげる仕組みを持つもの。プリズム鏡を利用するプリズム式、鏡と液晶を組み合わせた液晶式、ミラーの鏡面にEC素子を使用するエレクトロクロミック式があり、手でレバーやスイッチを操作するが、光センサーによって後続車の光を感知し、自動的にミラーの反射率を少なくするようにした自動防眩ミラーもある。
方向指示灯
ターンシグナルランプ。
方向性パターン
タイヤの回転方向によって特性が異なり、指定方向にタイヤが回るように車に取り付ける必要のあるトレッドパターン。
ポーティング
2ストロークエンジンの吸入、掃気、排気のタイミングはそれぞれのポートの位置、開口面積、角度などによって決まり、これらの大きさと形状、配置を設定することをポーティングという。
ポールポジション
自動車レースで公式予選1位の車が決勝レースでスタートする位置。スタート後最初のコーナーに対して有利な位置が指定され、最前列に2台以上が並ぶ場合はイン側であることが多い。
ホーン
警音器。エアコンプレッサーを備えたトラックやバスでは空気式のエアホーンが多いが、一般の自動車には電気式のホーンが付けられており、平型と渦巻き型がある。円形の金属板に共鳴板を取り付け、電磁石に心棒を入れたアマチュアで振動させて音を出す。渦巻き型は音道が長いため音がソフトである。
ポジション
位置、状態、立場などを意味し、AT車ではセレクターレバーの位置のことをいう。
補助前照灯
ヘッドランプを補うために装備されているランプ。保安基準には白色または淡黄色の1万カンデラ以下の橙火で3個以上が同時に点燈しない構造であることなどが定められている。
補助ブレーキ
常用ブレーキのブレーキ効果を補うブレーキで、例えば排気ブレーキがある。
補助変速機
オートマチック・トランスミッションで使われる遊星歯車はトルクコンバーターの持つ変速機能を助ける働きをすることからこう呼ばれている。また、マニュアル・トランスミッションでさらに変速段数を増やすために付け加えられたギヤ装置をいうこともある。
ホットエアインテーク・システム
寒冷時にエンジンの暖機を速くするため排気マニホールド付近の暖かい空気をエアクリーナーに導く装置。エンジンルームの温度が高い場合のために外気を導くクールエアインテーク・システムと組み合わせて使用されることが多い。
ホットスポット
系の中で特に温度の高い箇所のこと。燃焼室の一部分にこびりついたカーボンなどの燃えかすに火がついたまま残り、圧縮行程でスパークプラグによる点火の前にここから発火する表面着火の原因となるもの。キャブレターの一部で、吸気加熱を行うために設けられているインテークマニホールドとエキゾーストマニホールドの接触箇所のこと。
ホットロッド
市販車をベースとしてエンジンを改造あるいは交換し、意表を突くスタイルで加速性能を徹底的に追求した自動車。これを作ったり、これに乗る人をホットロッダーと呼ぶ。
ホッピング
発進時や制動時にサスペンションが異常振動を起こして車が上下に飛び跳ねる現象。急発進や坂道発進で急なクラッチミートやパワーオンした際に発生するものをパワーホップ、リバースギヤでの急発進時に起こるものをリバースホップ、ブレーキング時に出るものをブレーキホップという。
ボディ
車体。自動車の、人が乗り荷物が積まれる部分全体のこと。
ボディサイドトリム
ドアパネルを覆う部材。ドアトリム。
ボディシェル
シェルは外郭のことで、車体からボンネット、ドアなど開閉できる部分を除いたものをいう。前部をフロントボディ、後部をリヤボディ、側面をサイドボディ、下面をアンダーボディと呼ぶ。
ボディマウント
フレーム構造の自動車で車体をフレームに固定するための部品。車体を保持しながらフレームからの振動を遮断するため、ばね定数の低いゴムで作られているのが普通。
ボトムリンク
二輪車のフロントフォークの下端にリンク機構が設けてあるもの。
ホモロゲーション
量産車が競技に参加するために必要な公認のこと。量産車あるいはその使用の一部を変更した量産車は、FIAまたはJAFで公認を受けないと競技に出場できないことになっており、競技に参加するドライバーはその公認書の携帯が義務付けられている。競技車両として公認されたことをホモロゲートされたという。
ポリカーボネートバンパー
25oの厚さがあれば弾丸も通さないといわれるほど衝撃に強いポリカーボネートをバンパーとして利用するもの。表面が滑らかで美しいのもこの素材の特徴である。
ポリマーアロイ
2種類以上の高分子を物理的あるいは化学的に混合して作られた高分子複合材料のこと。多くのポリマーアロイがフェンダーやバンパー、ホイールカバーなどに使用されている。
ポルシェタイプ・シンクロ
ポルシェ社がスポーツカー用に開発したシンクロメッシュで、ドラムブレーキのサーボ機構を応用し、回転速度の異なるギヤとスリーブが接するとシンクロナイザーリングの内側にセットされたブレーキバンドが押し広げられ、サーボ効果によって大きな摩擦トルクが得られるようにしたもの。
ポルシェ・ティプトロニック
オートマチックシフトとマニュアルシフトのいずれかをドライバーが自由に選択できるようにしたポルシェの自動変速機で、90年に911カレラに採用された。オートマチックシフトはPRND321の7ポジションからなり、Dではコントロールユニットが前進4段のギヤの中から主としてドライバーのアクセルペダルの踏み具合によって最適のギヤを選択する。Dの位置からレバーを左にシフトするとマニュアルシフトとなり、前後でシフトアップ、シフトダウンが行えるようになっており、AT車のスポーツ性を高めたシステムとなっている。
ボルトメーター
電圧計。電源となるバッテリーの端子電圧を表示するメーター。
ホログラフィック断熱ウインド
室内に入る太陽光線をなくした窓ガラスの一種。上方からくる太陽光線は遮光するが前方からくる可視光線は透過するという性質を持つガラスをウインドとして使用したもの。このガラスは、レーザー光を感光性ポリマーにあてて作られた干渉縞をもつシートを合わせガラスにしたもので、非等方性ホログラフィック遮光ガラスとも呼ばれる。
ホワイトボディ
自動車の製造工程で、塗装直前の車体のこと。ボディシェルにボンネットやドアを取り付けた状態のもの。
ホワイトメタル
錫、鉛、アンチモン、亜鉛などによって作られる融点の低い白色の合金で、自動車エンジンの軸受の材料として広く使われている。
ホンダマチック
セミオートマチック・トランスミッションの一種でホンダが1978年に発表したもの。変速用に加工の複雑なプラネタリーギヤを使わず、2軸式のトランスミッションとトルコンを用い、多板クラッチでスターレンジとローの2段を選べるようにしてある。代表的な2速オートマチックのATだったが後にオーバードライブが追加され、通常の3速オートマチックとなった。
ボンネット
車の前部のエンジンルームまたはトランクルームを覆う蓋のこと。アメリカではフードと呼ばれるが、イギリスでフードというと幌張りのルーフを持つロードスターの幌を指す。運転席からレバーやノブでロックを解除し、指でフックを外して開けるようになっているのが普通。フロントエンジン車の場合ヒンジが後ろにあって前から上に開く前開きと、逆に後ろから前に開く後ろ開きがあるが、前開きはエンジンルームの作業性は良い物の走行中に開いて前が見えなくなる可能性があるとして好まない人もいる。

自動車保険の満期日が

自動車保険一括見積もり 満期日メール案内サービス
フォントサイズ
  • フォントサイズ小
  • フォントサイズ中
  • フォントサイズ大