自動車の用語

内開弁
内開き弁ともいい、ディーゼルエンジンの燃料噴射ノズルの形式の一つ。内部がじょうご形なっている噴孔にニードルが内側から接して弁を閉じており、噴射時にニードルが内方向に下がるタイプのもの。逆に噴孔の外から矢じり形のニードルが蓋をしていて、噴射時に燃焼室側に開くタイプのものを外側弁という。
内燃機関
エンジンの内部で燃料を燃やし、発生する燃焼生成物を作動流体として動力を得るもの。外燃機関と対照的に用いられる用語で、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどのピストンエンジンを指すのが普通だが、ガスタービンやジェットエンジンも含まれる。
ナイン(9)モード
オーストラリアで重量トラックの排出ガスの測定に使用される運転方法。九つの定常モードから構成される。
ナチュラリー・アスピレーテッド・エンジン
自然吸気エンジンのことで、NAと略される。ピストンが下がるときの負圧によって混合気や空気を吸入する普通のエンジンのこと。コンプレッサーでエンジンに吸入される空気の圧力を高めるスーパーチャージャーを備えたスーパーチャージド・エンジンと対照的に使用される用語。
ナックルアーム
ステアリングナックルと一体に作られているアームで、タイロッドやドラッグリンクによって作動し、ステアリングナックルを動かす部品。
ナット
中心に開けられている穴の中にめねじを刻み、ボルトと組み合わせて使われるもので、自動車の部品としては、六角ナット、溝付きナット、六角袋ナット、ちょうナットがある。
ナッハラウフ配置
ドイツ語で、車の前輪を横から見たとき、タイヤ中心がキングピン軸の中心線より後ろに来るようなキングピン軸の配置をいう。一般にキャスター角は小さいがトレールの大きい前軸にみられる。
ナトリウムランプ
ナトリウム蒸気の放電発光を利用したランプで、高速道路やトンネル、山岳路などの照明に使われる。人の目の感度が特に良い黄橙色の単光色で、照明効率が高いのが特徴。
ナビゲーションシステム
経路誘導システム。飛行機や船の航路誘導システムの名をそのまま借用したもので、ディスプレイにマップとともに現在位置、進行方向、目的地までの距離などを表示するもの。車載のセンサーによって現在位置を推定する推測航法と通信設備と組み合わせて車外からの情報を利用する電波航法がある。
ナビゲーションランプ
ラリーの夜間走行でコマ地図やルートマップを読むために設けられた室内照明で、自在に曲げられるフレキシブルチューブの先にライトを取り付け、ドライバーの運転の邪魔にならないようにしてある。
NAVI-5
いすゞのトルクコンバーターを使用しないATで、1984年アスカに搭載。通常のマニュアルシフトの5速ミッションとクラッチを使い、発進、変速をマイコンでコントロールされた油圧により操作。操作のタイミングはベテランドライバーのドライビングパターンをコンピューターに記憶させておいたものが使われている。
NAVI-5・4D
いすゞのNAVI-5のレンジは1速、2速、D3(1速から3速までの自動変速)、D5(1速から5速までの自動変速)、R(バック)であったが、これにD4(1速から4速までの自動変速)を加えて5速マニュアルトランスミッション感覚としたもの。その他の改良も加え、1988年に登場。
ならし運転
ならし走行ともいい、新車やエンジンや駆動系をオーバーホールした車を走らせるとき、低速、低負荷で走行させ、回転部分や摺動部分にあたりをつけること。
ナンバープレートランプ
番号灯。ナンバープレートを照明する灯火。ナンバープレートライト、ライセンスプレートランプなどと呼ばれることもある。

2.5ボックス
車室を一つの箱に見立てて、これにトランクルームと普通の半分程度の大きさのコンパクトなエンジンルームの付いたクルマをいう。3ボックスの乗用車でエンジンルームの小さいクルマのことのように表現することがある。
ニールーム
シートに座った時の膝回りのゆとりのこと。ニークリアランスともいう。
2系統ブレーキシステム
ブレーキを2系統に分け、一方が故障した場合でも制御力を確保できるようにしたもの。
二次空気供給装置
排気管に新鮮な空気を送って排気ガス中に含まれる有害な炭化水素と一酸化炭素を燃やし、有害な水蒸気と二酸化炭素にするためのシステム。エンジンに混合気として吸入される空気を一次と考え、この空気を二次とするもので、ポンプによって空気を送り込むエアインジェクション・システムと、排気脈動を利用して空気を吸い込むエアサクション・システムがある。SASと呼ばれ、サーマルリアクター、アフターバナーとも言われる。
二次衝突
車がガードレールや他の車などと衝突し、その衝撃によって乗員がステアリングホイールやフロントガラスなどと衝突した場合、はじめの衝突を一次衝突、あとの衝突を二次衝突と呼ぶ。一次衝突では主として車の損傷が、二次衝突では主として乗員の負傷の程度が問題となる。
2層給気方式
エンジンの給気の仕方一つで、二つの吸気口からの濃度の異なる混合気を別々に供給するもの。
2速オートマチック
DレンジとLレンジの2段が選べる自動変速機。
2点式シートベルト
シートベルトで腰の左右2点を支持する形式のもの。ラップベルトともいう。ラップは腰かけた姿勢で腰から膝にかけてまでの部分をいう。
日本工業規格
日本の鉱工業に関する規格で、工業標準化法に定められているもの。自動車に関連した規格はDに4桁の番号が付いている。Japanese Industrial Standards。JIS(ジス)。
日本自動車研究所
日本で初めて本格的な高速周回路を持つ自動車高速試験場として、1969年に設立された自動車の総合的な技術研究所。Janan Automobile Research Institute,inc. JARI(ジャリ)。
日本自動車工業会
自工会と呼ばれる日本の自動車メーカーが組織する業界団体。Japan Automotive Manufacturers Association,inc. JAMA(ジャマ)。
日本自動車タイヤ協会
日本のタイヤメーカーが組織する業界団体。The Japan Automobile Tire Manufacturers Association,inc. JATMA(ジャトマ)。
日本自動車部品工業会
部工会と呼ばれる日本の自動車部品メーカーが組織する業界団体。Japan Auto Parts Industries Associations。JAPIA(ジャピア)。
日本モーターサイクルスポーツ協会
日本のモーターサイクルスポーツの統括する国際機関として国際モーターサイクリスト連盟(FIM)に加盟し、モーターサイクルスポーツの普及指導、協議会の開催や公認などを行っている。Motorcycle Federation of Japan。MFJ。
ニュートラル
中立とも呼ばれ、トランスミッションで駆動軸への出力が断たれた状態のこと。シフト位置が表示される場合Nとあらわされる。
ニュートラルスタート・スイッチ
AT車のスタータースイッチで、シフトレバーがNの位置にあるときのみエンジンの始動が可能にしてあるもの。エンジンがかかると同時に車が発進する危険を避けるための装置の一つである。
ニュートラルステア
一定の操舵角で旋回し、速度を上げていっても旋回半径が変わらないことをいい、ステア特性がアンダーステアでもオーバーステアでもないこと。
ニュートラル・ステアポイント
自動車が前後方向中心面に垂直な横力を受けた場合、旋回モーメトが発生しない中心面上の点のこと。NSP。
ニューマチックトレール
スリップ角がついた状態で転動しているタイヤで、コーナリングフォースまたはサイドフォースの作用点と、タイヤの設置中心を結ぶ直線を、タイヤの進行方向またはタイヤの向きに平行な垂直面に投影した時の距離。コーナリングフォースまたはサイドフォースにこのニューマチックトレールを掛けたものがセルフ・アライニング・トルクで、例えばタイヤの空気圧が低いとタイヤが変形しやすくなり、ニューマチックトレールが長くなるので、その結果SAT(セルフ・アライニング・トルク)が大きくなりハンドル操作が重く感じられる。

ネガティブ・キングピンオフセット
タイヤの設置中心がキングピン中心線の路面との交点より内側に来るように設定されているホイールアライメント制動した時にブレーキの片効きやタイヤと路面の摩擦力の違いなどによって左右のタイヤの制動力が異なる場合、車の重心回りにブレーキの効きのよい側に回ろうとするモーメントが働くが、ネガティブ・キングピンオフセットの車では、タイヤから逆方向に車を向けようとするモーメントが発生するので結果として車の姿勢が安定するという効果が得られる。ネガティブスクラブまたは逆スクラブと呼ばれる。
熱害
高温になりやすい酸化触媒コンバーターなどの排気ガス浄化装置によって、排気系周辺の部品が熱くなったり路上の枯れ草などが焦げたりする現象。熱害を防ぐために排気系にインシュレーターやプロテクターが取り付けられているが、草むらに駐停車する場合には注意が必要。
熱可塑性樹脂
常温では硬く、熱を加えると柔らかくなる性質を持つプラスチック。加熱して柔らかいうちに形を作り、冷却すれば製品となるので、周囲の温度が高くなることのない環境で使用される部品の材料として多く使われている。塩化ビニル(エンビ)、酢酸ビニル(サクビ)、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどがその代表的なもの。
熱硬化性樹脂
一般に常温で硬いが熱を加えると一旦柔らかくなり、時間が経過すると硬くなる性質をもつプラスチック。処理前には比較的分子量の小さい材料が過熱によって化学反応を起こし、分子が立体的につながって硬化するもので、化学反応を助けるために触媒や硬化剤が用いられる。
熱効率
エンジンの運転に使用された燃料の熱量に対してエンジンが行った仕事の比率。エンジンに与えられた熱量のうち、どれだけが仕事に変わったかでエンジンの効率を示すもので、仕事に変換された熱量を供給された熱量で割って算出される。
熱線入りガラス
合わせガラスの中間膜に微細なタングステン線を埋め込み、通電してガラスを暖め、水滴や霜による曇りを除くようにしたもの。リヤウィンドに使われるのが一般的だが、寒冷地で使用されるラリー車やスポーツカーではウィンドシールドに装備されることもある。
熱線式エアフローメーター
ガソリンインジェクションに使用されるエアフローメーターの一種でホットワイヤー式とも呼ばれる。エンジンに吸入される空気中に電流で熱した白金線の温度を一定に保つのに必要な電流によって空気の流量を測定し、空気量とするもの。通気抵抗がほとんどなく、レスポンスも良いので多くのエンジンがこれに採用している。
熱線反射ガラス
太陽からの熱線(近赤外線)を反射して室内の温度上昇を抑える働きをもつガラスで、金属の薄い膜を付け半鏡のように見えるタイプのものと、屈折率の異なるプラスチックの膜を何枚か張り、光の干渉によって熱線を反射するタイプのものがある。
ネットパワー
車に搭載して使用するのに必要なすべての装置を付け、台上で運転した時の正味のネット軸出力のこと。エンジンに運転に必要な付属装置だけを付け、台上で運転した時の軸出力であるグロスパワーと対照的に使用される用語。カタログの軸出力はネットパワーで示される。
燃焼効率
燃料が燃焼したときの発熱の効率。
燃焼室
シリンダーヘッド、ピストン、シリンダーライナーに囲まれ、混合気が気化し燃焼する空間。その形状によってガソリンエンジンでは半球型、多球型、ウェッジ型、バスタブ型、ペントルーフ型など、ディーゼルエンジンでは過流室式、空気室式、子燃焼室式などに分けられる。一つの部屋からなるものと、セルあるいは副燃焼室と呼ばれる小室を備えているものとがあるが、通常これらの小室も燃焼室に含まれる。
燃焼速度
混合気に火炎が拡がって燃焼していく速さで、火炎面に直角方向の速度であらわす。混合気の組成、圧力、反応速度などが決まるとほぼ一定の値を示し、燃料と空気中の酸素が混ざる速さと、燃焼反応の速度のいずれか遅い方の速度によって決まる。
燃焼率
混合気の燃焼の進み具合をあらわす量で、混合気全体の質量に対する燃焼した部分の質量の割合(燃焼室量割合)が、単位時間当たりどれだけ変化するかで示される。
燃費
燃料消費。自動車の走行によって消費される燃料の量で、走行距離を使用した燃料の量で割り、燃料1リットルあたりの走行キロ、又は1ガロンあたりのマイルで示される。
燃料蒸発ガス
燃料系から蒸発して大気中に放出される燃料の蒸気のこと。
燃料消費率
エンジンの経済性を示す尺度で、単位時間に単位出力当たりどれだけの燃料を消費するかであらわされる。燃料消費率を計算するときにエンジン出力としてどのような数値を使用するかによって図示燃料消費率と正味燃料消費率があり、カタログなどには正味燃料消費率が示されている。エンジン性能曲線に軸出力、軸トルクとともに図示される。
燃料清浄剤
燃料に添加され、エンジンの吸気系に付着した汚れを落とす働きをする薬品で、界面活性剤(合成洗剤)が主成分。石油を精製しガソリンにする段階で添加されるが、フューエルタンクのガソリンに加えて使うものもある。
燃料タンク
フューエルタンク。自動車の燃料を入れるタンク。
燃料ヒーター
ディーゼルエンジンに使用される軽油を暖める装置。寒冷時に軽油中の成分の一部が固まってフューエルフィルターの目詰まりを起こすことがあり、燃料ライン中にヒーターをおいてこれを防ぐもの。
燃料噴射装置
圧力を高めた燃料を吸気マニホールドまたは燃焼室に噴射する装置で、ガソリンエンジンは吸気マニホールドに、ディーゼルエンジンは燃焼室に噴射するものがほとんどで、単に燃料噴射という場合ガソリンエンジンの燃料噴射を指し、ディーゼルエンジンの場合ディーゼル噴射と呼ばれることが多い。燃料の軽量と噴射を機械的なメカニズムを使って行う機械式と、マイコンを利用して電気的に行う電子制御式とがあり、新しく開発されるガソリンエンジンはほとんどが電子制御式になっている。
燃料噴射ポンプ
ディーゼルエンジンに供給する燃料の圧力を高めるポンプ。
燃料ポンプ
フューエルポンプ。燃料をフューエルタンクからエンジンに送るポンプ。

ノーズ
自動車の先端部分。
ノーズスポイラー
自動車の先端に設けられているスポイラーのこと。気流によってノーズを抑え、前輪の荷重を増やすと同時にボディの下にはいる空気量を減らす目的で付けられる。フロントエンジン車ではエンジンの下の気流が低下するのでラジエター→エンジン→床下へと流れる空気量が増え、エンジンの冷却効率が良くなる。フロントスポイラー、エアカットフラップ、チンスポイラー、エアダム、エアダムスカートなど様々な呼び方がある。
ノーズダイブ
ブレーキをかけたとき自動車の先端が路面にもぐりこむように下がる現象。
ノーズボックス
フォーミュラーカーの車体の先端部分のこと。F1では高強度カーボンとエポキシレジンのコンポジット材が使用されており、正面衝突時の衝撃からドライバーの足を保護するため、定められた基準値以上の強度をもつことが要求されている。
ノッキング
ガソリンエンジンの異常燃焼、及びこれに伴って発生する音のこと。ガソリンエンジンの膨張行程はまずプラグのスパークによって火炎の核ができ、この核を中心に火炎が周りに広がっていくという経過をたどる。このとき、プラグから離れた部分の混合気が燃え始め部分の混合気の熱と圧力によって自然発火し、燃焼室全体のガスが瞬間的に燃焼する現象をノッキングという。ディーゼルエンジンのノッキングはディーゼルノッキングと呼ばれる。
ノック界
ノック音の出始める限界。
ノックコントロール・システム
エンジンの点火時期はノッキングが発生する直前がベストであることから、ノックセンサーによってノッキングを検出し、ノッキング発生の直前の状態になるよう点火時期を自動的にコントロールするシステム。
NOX(ノックス)
排気ガス中に含まれる窒素酸化物のことで、混合気中の窒素ガスと結合しにくい安定した気体だが、混合気が高温で燃焼するときに一部が酸化して一酸化窒素となって排出され、外気中でさらに酸化されて二酸化窒素となる。排気ガス中の窒素酸化物は95%が二酸化窒素、3〜4%が一酸化窒素である。二酸化窒素は刺激臭の強い有害な気体で光化学スモッグの主原因となるといわれる。
ノックセンサー
ノッキングによって発生する振動を検出するセンサー。ターボエンジンの熱効率を上げるには出来るだけ圧縮比を高い状態で点火することが望ましいが、圧縮比を上げるとノッキングが発生する。そこでノッキングによる振動を磁歪効果を利用した可速度計や圧電素子によってその発生を検知して点火時期を遅らせる。
ノックダウン
自動車用語としては、完成車をまとった部品単位に分解し梱包して送り、現地で組みつけを行う輸出方法をいう。分解の程度の小さいセミノックダウンと、大きいコンプリートノックダウンとがある。
ノックバック
ディスクブレーキのローターの変形によってキャリパーピストンが押し戻され、ブレーキペダルのストロークが大きくなる現象。
ノッチドクーペ
後窓とトランクに段(ノッチ)のついているクーペ。
ノッチバック
自動車のスタイルの一つで、リヤウィンドとトランクリッドの間が曲がっていて段(ノッチ)のある形になっているものをいう。後席乗客の頭上のスペースが広く、トランクルームが大きく開けられる利点があり、セダンに多く採用されている。
ノンアスベスト
原材料にアスベストを用いないこと。安価で耐久性に優れていることからガスケットやブレーキシューなどの素材として長く用いられてきたアスベストは発癌性があると言われ、徐々に使用されなくなっており、従来アスベストだった素材や部品にアスベストを採用していないことを明示するのに使われる言葉。アスベストフリーともいう。
ノンターボエンジン
ターボチャージャーの付いていない自然吸気エンジン(ナチュラリー・アスピレーテッドエンジン(NA))のこと。

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