自動車の用語

タービン
流体を回転体に取り付けた翼にあて、流体の運動エネルギーを回転運動にかえる装置で、ラジアル式タービンと軸流タービンがあり、車でタービンといえば普通ラジアル式タービンを指す。
タービンブレード
ターボチャージャーのタービンホイールに取り付けられている羽のこと。
タービンホイール
ターボチャージャーの部品で排気ガスの力で回転する羽根車。排気ガスの900℃にも達する高温に耐えるニッケル系の耐熱合金で作られ、毎分10万〜16万回転にも達するので重量アンバランスのない精密な加工が要求される。セラミック系新材料も開発されている。
ターボチャージャー
ターボはタービン、チャージャーは詰めるものを意味し、排気ガスのエネルギーで排気タービンを回し、これに直結されたコンプレッサーで空気をエンジンに押し込んでパワーアップをはかる装置。機械駆動のスーパーチャージャーと区別するのに、タービンのついたスーパーチャージャーということからターボチャージャーと呼ばれるようになった。正確には排気タービン駆動過給機という。
ターンシグナルスイッチ
ターンシグナルランプを点灯するためのスイッチで、進行方向に合わせて右または左にオンし、ステアリングホイールを元の位置に戻す自動的にオフとなる。
ターンシグナルランプ
方向指示灯。0.5〜1秒に一回点滅し、左右折や車線変更など車の進路を変える合図に使用されるアンバー(橙)色のライトで、保安基準では昼までも前後100mから点灯していることが分かることが要求されている。ディレクション・インジケーターランプ、あるいはライトが点滅することからフラッシャー、ウィンカーとも呼ばれる。緊急停車時の安全のため、前後左右の方向指示灯が同時に点滅するハザードフラッシャースイッチがつけられているのが普通。
ダイアグノーシス
医学用語で診断のことで、クルマの状態の診断や異常部分の発見を行うための装置や診断機能、診断方法などの総称。略してダイアクという。複雑化したエレクトロニクス・システムの故障個所を発見するために開発され、改良されたもので、装置を車載したオンボード・ダイアグノーシスと、必要に応じて装置を車に持ち込んで診断を行うアウトボード・ダイアグノーシスがあり、オンボード対応が次第に増えている。
対向型キャリパー
ディスクブレーキのキャリパーで、ディスクを挟んで向かい合ったシリンダーに油圧を送り、両側からパッドでディスクを挟みつける構造になっているもの。
対向式ワイパー
ウィンドシールドワイパーを拭きパターンで分類したもので、2本のワイパーが向かい合って逆向きに動く形式のもの。
体積効率
エンジンの吸入効率。エンジンに吸入される混合気や空気の量は理論上排気量とエンジンの回転数から計算できるが、実際には吸入時の抵抗などによってこれより少ない量しか吸入できない。そこで実際に吸入される大気の重量を、エンジンの1サイクルあたりの行程容積から計算される吸入可能な大気の重量で割って吸入効率をあらわす。
代替燃料
石油系に変わる自動車用燃料の総称で、石炭液化油やオイルシェール油などの化石燃料と、植物の発酵などによって得られるアルコール燃料があり、ガソリンにアルコールを混入した燃料をアルコール混合ガソリンという。
タイトコーナー・ブレーキング現象
センターデフのない4WD車が四輪駆動状態で走行する場合、駐車場などで小さいコーナー(タイトコーナー)を曲がるとき、前後と後輪の回転半径が異なるためブレーキがかかったように走りにくくなる現象。
ダイナモ
発電機のこと。ジェネレーター。
タイミングギヤ
クランクシャフトとカムシャフトの前端に取り付けられ、バルブの開閉のタイミングをクランクシャフトの回転と同期させるための歯車の総称。両者を結ぶのにタイミングチェーンを使うチェーン式、コグドベルトを使用するベルト式、伝達が確実なスパーギヤでつなぐギヤ式があるが、一般にチェーン式とベルト式が多く採用されている。
タイミングベルト
クランクシャフトに取り付けられているタイミングギヤとカムシャフトのタイミングギヤを結ぶベルトで、オイルポンプなど補機の駆動にも使用され、ギヤと噛み合う歯(コグ)をもち、コグベルト(歯付きベルト)とも呼ばれる。ベルトはゴムとグラスファイバーなど伸縮しにくい繊維で作られ、軽く、静かで潤滑も不要ということからレシプロエンジンに広く使われている。
タイヤ
車輪の回りにはめられているゴムや鉄などで作られた環状のもの。産業車両などに使われるゴムだけでできたタイヤ(ソリッドタイヤ)もあるが、自動車ではホイールと組み合わせて使われる空気入りタイヤのことをいうのが普通。車と路面を結ぶ唯一の部品であり、車重を支え、駆動・制動力・横力などの力を伝え、路面からの衝撃を緩和するばねとダンパーの働きをする。クロスプライタイヤもあるが、現在はラジアルタイヤが主流。
タイヤコード
タイヤのカーカスはプライを何層にも重ねて作られているが、そのプライを形成するよりを与えられた繊維や金属の糸のこと。初期のコード材料はコットンだったが、現在ではナイロン、ポリエステル、ポリアミド、スチールなどが使用されている。
タイヤサイズ
タイヤのサイズ表示には様々なものがあるが、一般にタイヤ幅、外径、リム径、タイヤ構造、速度カテゴリーなどによって示され、ISO規格に決められた方式への統一がはかられている。乗用車用のタイヤの代表的な例を示す。
タイヤローテーション
タイヤのトレッド摩耗を均一にするために装着位置を換えること。タイヤは位置交換しないで長期間使用すると片減り(偏摩耗)することがあるので、寿命(トレッドライフ)を延ばすため、乗用車では通常5千qごとに装着位置を換えることが望ましい。ラジアルタイヤでは一般に同じ側の前後で交換し、左右の交換(タイヤの回転方向が逆になる)は行わないよう推奨されている。
ダイレクト感
ダイレクトフィーリングともいい、車の運転している時の操舵感で、ステアリング操作が車の動きと直接(ダイレクト)につながっているように感じられること。逆に車の動きが鈍く、操舵系にゴムが入っているように感じられる場合はインダイレクトという。車の開発のテスト走行時によく用いられる言葉。
ダイレクトシフト
フロアシフトでトランスミッションケースに直接(ダイレクト)チェンジレバーが取り付けられているタイプ。確実な操作が得られる利点があるが、レバーに振動が伝わりやすい傾向がある。
多気筒エンジン
シリンダー数の多いエンジン。気筒はシリンダーのことで、シリンダーが一つのエンジンが単気筒エンジン、二つ以上のエンジンが多気筒エンジンだが、通常多気筒エンジンといえばシリンダー数8以上のエンジンを指す。マルチシリンダーエンジンともいう。
タコグラフ
自動車の運行状況を連続的に記録する装置。スピードメーターと時計を組み合わせ、白い塗料を塗った円盤状の記録用紙を時計で回し、速度計と連動して動く針の先で塗料を削って時刻と速度をグラフに記録するようになっている。タクシーやトラック、バスなどの営業車に多く装備されている。
タコメーター
エンジンの回転数を表示する計器。指針で示すアナログ式と、数字が表示されるディジタル式がある。ガソリンエンジンではイグニッションコイルからパルス信号をとり、コイル式の電流計を使ってアナログ表示するものが多い。
タックイン
コーナリング中に急にアクセルペダルを戻したとき、車が旋回方向の内側に向く現象。
ダックテール
車の最後尾が、あひる(ダック)の尾(テール)のように跳ねあがった形のこと。ボディの下面の気流を抜けやすくして地面効果を得ると当時にテールの先端の気流を剥離させることによって空気抵抗を減らすもの。
ダッシュボード
フロントボディと車室を区切る隔壁のこと。
縦置きエンジン
クランクシャフトが車の前後方向に一致するように縦におかれたエンジンのこと。一般的なエンジンの搭載方法として長く使われてきている。
ダブルウィッシュボーン式サスペンション
上下一対(ダブル)のアームで車輪を懸架するタイプのサスペンションで、当初はアームがV形をしており、鳥のさ骨(ウィッシュボーン)の形に似ていることからこの名がつけられた。現在では形に関係なく上下2本のコントロールアームを持つサスペンションはこう呼ばれ、従来のタイプをコンベンショナルウィッシュボーン式、これにリンクを追加したタイプのものをマルチリンク式として区別している。アームの形状や配置によってアライメント変化や加減速時のクルマの姿勢を比較的自由にコントロールすることができ、剛性も高いので操縦性安定性を重視する乗用車に多く使われている。
ダブルオーバーヘッド・カムシャフト
レシプロエンジンで二本のカムシャフトがシリンダーヘッド内に配置されているもので、対をなした(ツイン)二本のカムシャフトがあることからツインカムとも呼ばれる。一方のカムシャフトがインテークバルブを、他方のカムシャフトがエキゾーストバルブを開閉するようになっているのが普通。DOHC。
ダブルクラッチ
駆動系にトルク変動によるショックを与えず、滑らかなシフトダウンを行うテクニックで、その手順はまずクラッチを切ってギヤをニュートラルにし、一旦クラッチをつないでアクセルペダルを踏み、エンジンの回転(入力側のギヤの回転)を上げてから低いギヤ(出力側のギヤ)にシフトし、再びクラッチをつなぐというやり方。
ダブルシート
2人乗りバイクで、ライダー用のシートとタンデムシート(後席)が一体になっているシートのこと。
ダミー
自動車の衝突実験に使われる人形を指す。大きさ、形、重さや関節の動きなどを人間に似せて作り、車が衝突したときに乗員に加わる加速度や荷重、変形などのデータをとるとともにその動きを調べるのに利用される。
タルガルーフ
サンルーフの一種でルーフの後ろの一部を残して、キャビンの上の部分を取り外せるようにしたもの。タルガトップともいう。
タルボ型ミラー
流線型のフェンダーミラーのこと。
単気筒エンジン
シリンダーが1個のエンジン。
弾性
物体が外から力を加えると形が変わり、力を除くと元の形に戻る物質。ある限度以上の力を加えて変形させると元の形に戻らなくなる場合、その限界の力を弾性限界といい、物体に弾性限界より小さい力を加えた場合の変形を弾性変形という。
炭素繊維強化樹脂
カーボン繊維強化複合材料、カーボンファイバー・コンポジットなどとも呼ばれる。グラファイト微結晶の集合体からなる炭素繊維をエポキシ樹脂で固めたもので、航空機の部材として多く使用されており、レーシングカーのモノコックもこの素材が主流となっている。軽量で強度、弾性率が高いことのほかに振動の減衰性がよく、振動・騒音が伝わりにくいという特徴があり、自動車用の材料として有望だがコスト高が難点。
タンデムシート
2人乗りバイクの後席のこと。ライダー用のシートとタンデムシートが一体になっているシートはダブルシートと呼ばれる。
タンデムツーシーター
2座席の乗用車でシートが前後の縦列(タンデム)に並んでいるもの。
単独揺動式ワイパー
ウィンドシールドワイパーで、ワイパーが1本のもの。
ダンパー
広い意味で機械的、電気的な振動を減衰させるものの総称。衝撃を緩和する働きもする。サスペンションの振動を減衰させるショックアブソーバー、ステアリング系の振動を減衰させるために使われるステアリングダンパー、クランクシャフトのんじり振動を抑えるダンパープーリーなど、多くのダンパーが使われている。

チェックバルブ
逆止弁。液体や気体を一方だけ流し、逆流を止める弁で、ブレーキ系でアキュムレーターに蓄られたオイルをコントロールバルブに送ったり、フューエルタンクから燃料蒸発ガスをチャコールキャニスターやエアクリーナーに導いたりする場合など自動車には多くのチェックバルブが使われている。
チャイルドロック
4ドアの乗用車で、後席の子供がクルマの走行中にいたずらでドアのロックを解除し、レバーを操作してもドアが開かないようにした機構のこと。チャイルドプロテクター、チャイルドプルーフ、チャイルドセフティーロックなどとも呼ばれている。
駐車灯
夜間、駐車中にクルマの存在を知らせることを目的に付けられているライト。保安基準では前後150mから見えることが必要で、灯火の色は前が白、淡黄色または橙色で後ろは赤と規定されている。車幅灯を暗くして駐車灯とすることが多い。
チューブ
タイヤの中にあって空気を保持するゴム製の袋。材料としては一般に空気を透過しにくいブチルゴムが使用されている。
チューブレスタイヤ
空気を入れるゴム袋であるチューブを用いず、タイヤ自身で空気を保つ構造のタイヤ。タイヤの内面にインナーライナーと呼ばれる気密性の高いゴムの層を設け、ビード部をリムフランジに圧着して空気をシールする。釘踏みなどによってできる小さな傷はインナーライナーが若干のシール効果を持つうえに、パンク時の急激なエア漏れがないので安全性が高い。バルブはリムに直接取り付けられ、リムバルブと呼ばれる。
超音波雨滴除去装置
ドアミラーに付着した大きな雨滴を圧電振動子の振動によって数秒ではじき飛ばし、残った水滴をヒーターの熱によって乾かす装置で、1989年にセルシオに初めて採用された。
チョーク
キャブレターに吸い込まれる空気の量を少なくすることによって混合気を濃くすること。エンジンが冷えている時の始動性を良くし、暖まるまで安定した運転を行うための装置で、手動式と自動式がある。手動式ではキャブレターの入り口に設けられている弁(チョークバルブ)を運転席のチョークボタンを引いて閉じることによって作動される。自動式には電熱式自動チョーク、排気加熱式自動チョーク、セラミックチョークなどがあり、現在はほとんどの車が自動チョークとなっている。
チョークボタン
手動式チョークを作動させるため指で操作するノブ。
直進安定性
直進中のクルマの走行安定性のこと。
直列4気筒
気筒数が4個の直列エンジン。略して直4とかL4ともいわれる。
チルトハンドル
可変ステアリングホイールの一種で、ステアリングホイールの角度がドライバーの体格や運転姿勢に合うように変えられるもの。ステアリングコラムに取り付けられているレバーでロックを解除し、手でハンドルを調整するものが普通だが、電動式のものもある。チルトステアリングともいう。
チンスポイラー
クルマの前面下部に付けられたあごの形に似たスポイラーのこと。ボディの下に入る気流を少なくし、車体前部に下向きの力(ダウンホース)を得るもの。

ツインカム
レシプロエンジンで、2本(ツイン)のカムシャフトがシリンダーヘッド内に配置されていること。DOHCの別の呼称。
ツインキャブレター
略してツインキャブといい、エンジンに2個(ツイン)のキャブレターが装備されていること。かつてはスポーツタイプの車のエンジンでよく見られた。
ツインターボチャージャー
略してツインターボという。同じターボチャージャーを2個使用したエンジンの過給システム。特にV型のレーシングエンジンに多く使用されており、量産の国産車では85年にトヨタマークUに採用されたのが最初。ターボを小型化することによるレスポンスの向上と同時に、排気干渉を防ぐ効果もある。
ツインダンパーシステム
マツダの1輪あたり2本(ツイン)のショックアブソーバーを使ったサスペンション。良路ではメインのショックアブソーバーだけを使用して良好な乗り心地を得、車体が大きくロールしたときなどサスペンションのストロークが大きいときだけサブダンパーを作動させて大きな減衰力を得るもの。
ツインビスカス・ドライブ
ビスカスカップリングを2個(ツイン)の点火プラグを備えたエンジン。燃焼室の2箇所に点火することによって燃焼速度を速くし、薄い混合気でも効率よく燃焼するようにしたもの。ロータリーエンジンでは燃焼室が偏平になるのでプラグが2個使用されることが多い。
ツーサイクルエンジン
2ストロークエンジンともいい、4サイクルエンジンの吸気、圧縮、膨張、排気の4行程のうち、媒体の入れ替えが行われる吸気と排気の2工程を省略し、圧縮と膨張の2行程(サイクル)だけで作動するエンジン。
ツーシーター
二座席の乗用車をいう。スポーツタイプのクルマがこう呼ばれることが多いが、市街地走行専用の小型車にもツーシーターがある。座席が前後の2座席になっているものをタンデムシーターとも呼ぶ。
ツーピースホイール
リムとディスクの二つ(ツーピース)を組み合わせて作られたホイール。
ツー・プラス・ツー(2+2)
4人乗りのスポーツタイプのクルマで、前2座席をホールド性のよい通常のシートし、後ろの2座席は補助的に使えるだけの小型のシートにしたもの。
ツーボックス
エンジンルームの箱(ボックス)の一つとし、車室とトランクルームが一体となって二つ目の箱を形成するクルマ。居室と荷物室がつながっている乗用車のこと。
ツーリングカー
ツーリングは旅を意味するツアーからきた言葉で、ツーリングカーは旅をするための車ということになるが、通常はスポーツカーに対する普通の実用車のことをいう。
吊り天井
天井の内張りでルーフから吊られているタイプのもの。

ディーゼルエンジン
ドイツのディーゼルが1892年に発表した論文に基づいて開発されたエンジンで、約40気圧に圧縮され700℃ほどの温度になっている燃焼室内の空気中に、100〜800気圧という高い噴射圧で燃料を噴射し、動力を得るもの。ガソリンエンジンが出力の調整を吸入する空気と燃料の量によって行うのに対して、ディーゼルエンジンは燃料の噴射量のみでパワーをコントロールすることから、燃料噴射システムと燃焼室の形状が最も重要な要素であり、燃料噴射の方式によって直接噴射式と副室式に、燃焼室によって過流式室、予燃焼室式、空気室式に分類される。
ディーゼルスモーク
ディーゼルエンジンから排出される煙で、黒煙と白煙がある。
停止距離
自動車の制動試験で、ドライバーが車を止めようとしてアクセルぺだらから足を放した瞬間から停止するまでに自動車が進む距離。アクセルパダルを放してからブレーキが効き始めるまでの空走距離と、実際にブレーキが効いている間に自動車が進む距離(制動距離)を分けて考え、両者を加えたものを停止距離と定義する。
ディジタルメーター
数量を数字で示すメーター。ディジタルは指を使ってのを意味する形容詞で、数や量を数字で用いて表すやり方のこと。日本では81年発売のソアラに初めて採用された。発光ダイオード、蛍光表示管や液晶が使われている。
停止灯
ストップランプ。
低周波アクティブサスペンション
空気やガスをばねとして用いるサスペンションで、高周波数の振動はばねによって吸収し、低周波振動をアクティブに制御して振動の処理とクルマの姿勢の制御を行うシステム。例として、インフィニティQ45やソアラのアクティブサスペンションがある。
ディスク
自動車ではブレーキディスクやホイールのハブへの取り付け部分など平円形の部品を指す用語として使われる。
ディスクブレーキ
車輪と一体になって回転する円盤(ディスクローター)をブレーキパッドで挟みつけ、その摩擦力で制動力を得る装置。ドラムブレーキと異なり、ブレーキペダルを踏む力に比例して制動力が変わるのでフィーリングが良く、効きが安定していてフェードも少ないので乗用車のフロントブレーキによく採用されている。スポーツカーや高級車には四輪ともにディスクブレーキが使われている。
ディスクブレーキキャリパー
通常、単にキャリパーといい、ディスクブレーキのディスクローターにブレーキパッドを押しつけるためのピストンやシリンダーを内蔵した部品で、ローターをまたぐように取り付けられているもの。
ディスクブレーキパッド
ディスクブレーキの部品でディスクローターに押しつけられ摩擦力を発生するもの。ローターに接触するライニング(摩擦材)とこれを保持する裏金からできている。ライニングには断熱材としてもすぐれた基材であるアスベスト(石綿)が使われているものが多いが、これが人体に有害として世界的に脱アスベスト化の動きがあり、石綿を使わないメタルパッドやガラス繊維を主原料にアラミド繊維を混ぜたパッドなどが開発されている。ドラムブレーキより少ない面積で大きな制動力を得る必要があるので、より高負荷、高温に耐えられる材料が研究されている。
ディスクホイール
タイヤを保持するリムと、車のハブに取り付けるディスクを一体にしたもので、鋼板をロール成形したリムとプレス加工したディスクを溶接して作られたものを指すのが普通だが、軽合金ホイールをいう場合もある。略して単にホイールとも呼ばれる。
デイタイム・ランニングランプ
昼間(デイタイム)、車が前から来るのが分かるように、前面左右にライトを点灯するもの。1982年にスウェーデンとフィンランドで、1985年からはカナダでも装着が義務付けられている。
定地試験
テストコースで行われる操縦安定性試験、ブレーキ試験、燃費試験など自動車の性能テストの総称。
ディテント加速
AT車の加速方法で、ディテントは回りどめ、戻りどめを意味し、キックダウンせずにギヤが1段下に戻る寸前のアクセル開度を保ちながら加速すること。
低燃費タイヤ
車の燃費を良くするためころがり抵抗を小さくしたタイヤ。徹底的な軽量化を行ったラジアルタイヤで、ヒステリシスロスの小さいゴムを使用しており、高めの空気圧で使用しても振動や乗り心地を損なわないように作られている。ウェットグリップが若干犠牲になっているので、濡れた路面の走行は慎重に行う必要がある。
ディファレンシャルギヤ
差動装置。略してデフという。旋回するクルマの駆動輪で、外側のタイヤを速く、内側のタイヤをゆっくり回してタイヤに無理がかからないようにするための装置。
ディフューザー
ディフューズは拡散することで、液体の流路を拡げて流れを遅くし、流体の運動エネルギーを圧力にかえる装置。自動車ではターボチャージャーのコンプレッサーの外周に取り付けてあるものと、テールパイプの先端に取り付け、歩行者などへの熱害を防ぐものとがある。レーシングカーでダウンフォースを得るためにフロア(アンダーボディ)の後ろを斜め上方にはね上げた部分もディフューザーと呼ぶ。
ティンテッドガラス
ティントは薄く色を付けることで、着色されたガラスのこと。熱線を吸収するためガラスを薄いブルーに着色したり、ベージュ系の室内色を引き立てるためブロンズに染めたブロンズガラスを使うもの。ウィンドシールドガラスの上の部分だけを着色したものをシェードバンドガラスと呼ぶ。
テールスポイラー
車の後端に設けられているスポイラー。リヤのリフトを抑えて走行安定性を良くする目的で付けられるが、車の後部はボディ表面の気流が剥離し乱流となっているので、通常の走行では効果がなくアクセサリーにとどまることが多い。
テールパイプ
排気管の出口のこと。
テールフィン
車の後端を薄くひれ状にしたものをいう。空力効果によって走行安定性が良くなりそうに見えるのが実際の効果はあまり期待できない場合が多い。
テールランプ
尾灯。後部灯、テールライトともいう。夜間、後続車の追突を避けるために付けられている赤色灯。
テキスタイル・ラジアルタイヤ
ベルトにレーヨンなどの高分子繊維(テキスタイル)だけを使用したラジアルタイヤ。スチールラジアルタイヤと対比して用いられる用語。
デパーチャーアングル
背離角。車が急な坂や突起から降りようとするとき、リヤバンパーの下の部分が使えないかどうかの目安となる数値で、車の後端の下部とタイヤのトレッド面に接する仮想平面と、路面とのなす角度をいう。
デフ
ディファレンシャルギヤ。
デフロスター
デミスター、デフォッガーといい、ヒーターを通した温風を窓ガラスに吹き付けて内面の露を蒸発させたり、ガラス内に電気抵抗線をプリントして電気を通し、窓ガラスを温めて外側に付着した露や氷を溶かす装置。ウィンドシールドとサイドウィンドには温風式が、リヤウィンドには電熱式が使用されるのが一般的。
TEMS(テムス)
電子制御サスペンション。
デュアルエアコン
前席と後席の両方(デュアル)にエアコンを設けたシステム。
デュアルエアバック
運転席と助手席の両方にエアバックが装備されているもの。
デュアルエキゾースト
排気マニホールドで二つ以上のシリンダーの排気口をまとめて出口を二つにしたもの。排気ガスが流れやすく、排気干渉が起こりにくいので高出力エンジンに採用されている。普通のエンジンに見られるすべての排気口を一つにまとめたものはシングルエキゾーストと呼ばれる。
デュアルサーキット・ブレーキ
ブレーキが故障した時の安全性を確保するためブレーキシステムを2系統にしたもの。ブレーキ・マスター・シリンダーを2個備え、1個が左前輪と後前輪に、もう1個が右前輪と左後輪にブレーキ力を伝えるようになっているのが普通。なおブレーキシステムが1系統しかないものをシングルサーキット・ブレーキ、3系統以上あるものはマルチサーキット・ブレーキという。
デュアルビジョンメーター
車速とエンジン回転数を普通に表示するメーターと、速度を虚像表示するメーターの二つ(デュアル)のうちどちらかが選べるメーター。
デュアルモードサスペンション
1987年の三菱ミラージュに採用された四輪マクファーソンストラット式サスペンションで、ショックアブソーバーの減衰力とフロント・スタビライザーの剛性を、それぞれSPORTモードとTOURINGモードの二段階(デュアルモード)に切り替える機能を持たせたもの。スタビライザーの剛性を油圧でコントロールしている点に特徴がある。
デュアルモードターボ
可変過給圧ターボチャージャーの一種。過給圧を二段階にコントロールし、高速走行や登坂時にはハイモード、雨天時や雪上走行には過給圧の低いローモードを車室内のセレクトスイッチで選択できるようにしたもの。
デュアルリンク式サスペンション
マクファーソンストラット式サスペンションの一種で、2本(デュアル)のリンクからなるロアアームと、まえに伸びるロッド(ストラットロッド)から構成される形式のもの。FF車のリヤサスペンションに多く採用されている。
テルテール
ウォーニングランプ(警告灯)のこと。
テレスコピックタイプ
二輪車のフロントフォークで、ばねとダンパーを組み込んだインナーチューブ(内筒)とアウターチューブ(外筒)が望遠鏡(テレスコープ)のように伸び縮みして衝撃を吸収し、荷重を支えるようになっているもの。
テレメーター
遠隔測定装置。測定されたデータを電波を利用して送受信、記録する装置。自動車用のテレメーターはメーカーの実車試験用に開発されたものだが、ホンダがF1エンジンの走行中のデータをオンタイムで計測するのに利用し始めてから広く知られるようになった。
点火装置
ガソリンやLPGなどの燃料を使うエンジンで、圧縮された混合気を爆発的に燃焼させるためにスパークプラグで点火する装置で、システム全体を点火系統と呼ぶ。正確でタイミングの良い放電によって強い火花を得ることはエンジンに不可欠の要素であり、エンジンのエレクトロニクス化は1960年代のイグナイターやレギュレーターなどの点火装置から始まった。
電気式燃料ポンプ
電気式のフューエルポンプ。
電気自動車
電力によって動く自動車の総称。鉛電池と直流モーターを用いたものが実用化され、ゴルフカートや遊園地内を移動するための車などには使われている。脱石油で排ガスがなく騒音の低い無公害車として、汎用の乗用車が世界各国で開発されている。
電磁式ドアロック
ドアの施錠、解錠をソレノイドやモーターによって行う装置。ドアキーや、ドアやコンソールなどに取り付けられたスイッチによって、全部のドアのロックや解除ができたり、車がある速度で走ると自動的に全部のドアがロックされるものもある。
電子制御エアサスペンション
エアサスペンションの一種で、コンピューター制御によって空気ばねのばね定数、車高、ショックアブソーバーの減衰力などをコントロールし、ドライバーが好みによっていくつかのモードを選択できるようにしたもの。トヨタが1986年にソアラに、ニッサンが1987年にセドリック/グロリアに採用した。
電子制御式AT
オートマチック・トランスミッション(AT)の自動変速は遊星歯車のクラッチとブレーキのオン・オフを、ロックアップ付きのATではトルコンの中のクラッチの接と断も、車速とアクセルペダルに連動する作動油圧で自動的にコントロールしているが、これらの制御をすべてコンピューターによって行うもの。
電子制御式燃料噴射
ガソリンエンジンに吸入される燃料を微粒化して空気の混合する働きをコンピューターの制御による燃料の噴射で行うもの。吸入空気量、吸気温、スロットル開度、水温、エンジン回転数、排出ガス中の酸素濃度など多くのデータにより、走行状態に最適な燃料が供給され、従来のキャブレターに比較し燃料、排出ガス浄化など優れたものになっている。
電子表示
情報表示システムにおいて、各種の情報を蛍光表示管、発光ダイオード、液晶ディスプレイなどの電子ディスプレイを用いて表示すること。
デント
くぼみ。車の外板に軽い接触や飛び石でできた小さなへこみ傷のこと。くぼみのできにくさを耐デント性という。
電動ウィンチ
4WD車の前部に取り付けられているウィンチで、バッテリーを電源としてモニターを回し、減速機で回転を落として使用される。
電動格納式ドアミラー
可倒式ミラーにモーターを組み込み、幅の狭いリフト式駐車場や狭い場所に駐車するときに運転席のスイッチによってミラーを折りたためるようにしたもの。1984年にローレルに初めて装備された。
電動パワーステアリング
操舵力のアシストに電動モーターの駆動力を直接利用するシステム。ステアリングのトルクや回転速度、車速などのセンサーからの信号によって電子制御される。
テン(10)モード
排出ガスの濃度を測定するための走行パターンで、48年規制に採用された。信号のある都市内の走行を想定し、充分暖機運転を行ってエンジンを定常状態にしてから行われる。10種の運転方法(モード)を続けて6回繰り返し、2回目から6回目までの5回分の排出ガスに含まれる特定の成分の重量を測定する。
テン(10)モード燃費
テンモードで得られた排出ガスの測定値をもとに、計算によって得られた燃費。燃料は大部分が炭化水素であり、炭素は燃焼して二酸化炭素、一酸化炭素、未燃焼の炭化水素の形で排出されるので、排出ガスの中のこれらの成分の重量が分かれば、どれだけの燃料が消費されたかが分かることになる。

ドア
乗用車のドアは、一般に外側のアウターパネル(外板)と内側のインナーパネルを合わせ、窓ガラスを囲む枠(サッシ:ドアフレーム)を取り付けた構造になっている。これをサッシドアと呼ぶ。サッシ付きのドアにはドアフレームとアウターパネルを一体にプレス成形して作られるものがあり、これはプレスドアまたはフルドアと呼ばれる。
ドアアームレスト
ドアの裏側に取り付けられているひじかけ。
ドアウィンドガラス
サイドウィンドガラスのうちドアの部分に取り付けられているもの。
ドアガラス吸い出され
高速走行中の車の側面に発生する負圧によってドアガラスが外側に押され、ガラスが締まりにくくなったり、室内の空気が吸い出される音や風を切る音が高くなる現象。
ドアコーテシーランプ
ドアを開けたときに、室内の足元や、足を踏み出す路面を照らすランプ。ドアステップランプともいう。
ドアトリム
ドアパネルを覆う部材。パネル全体を覆うフルトリムとパネルの一部がむき出しになっているハーフトリムがあり、構造によってドアパネルにトリムを張り付けただけの平物ドアトリムと、アームレストなどを一体に成形した成形ドアトリムに分けられる。室内装飾だけでなく遮音、吸音、衝突時の乗員の保護などの機能を持つ。ボディサイドトリムともいう。
ドアパネル
ドアを構成する金属やプラスチックを加工した板。
ドアハンドル
ドアの把手。ドアの外側の把手をドアアウトサイドハンドル、内側の把手をドアインサイドハンドルと呼ぶ。
ドアフレーム
ロールサッシとも呼ばれ、ドアに取り付けられている窓枠(サッシ)のこと。乗用車のドアは窓ガラスを囲む枠の有無によってサッシドア(サッシ付き)とサッシレスドア(サッシなし)の2種類に分類される。
ドアベンチレーターウィンド
三角窓。
ドアミラー
左右のドアに付けられているアウターミラーで、サイドミラーという場合このドアミラーを指す。欧米の乗用車のほとんどがこのミラーを以前から使っているが、日本では法規制の関係で1983年秋からフェンダーミラーにかわり普及し始め、ポピュラーになった。スタイル上の有利さのほかにミラーの面積が大きくとれ、多くの場合平面鏡で、後方の車との距離が分かりやすいという利点があるが、車幅が広くなり、車庫入れの時邪魔になることがあるのが難点。このため、スイッチによって折りたためるようになっているもの(電動格納式)もある。
ドアロック
ドアがドアハンドルを操作しても開かない状態にあること、またはその状態にすること。ドアの鍵。
同期噴射
ガソリンエンジンのマルチポイント・インジェクション(MPI)で、各気筒の吸入行程に合わせて(同期させて)燃料噴射を行うシステム。シーケンシャル・インジェクション、順次噴射あるいは独立噴射とも呼ばれる。
同時噴射
ガソリンインジェクションで、全気筒に対してエンジンの1回転事に一斉に燃料を噴射する方式。噴射弁の駆動回路が簡単で、4気筒エンジンの多くがこの方式を採用している。一斉噴射ともいう。
同相操舵
同位相操舵ともいい、四輪操舵システムで後輪の操舵の方向が前輪と同じ(同相)場合をいう。車の走行安定性が重視される高速走行時に、急にハンドルを切った時やレーンチェンジを行ったときのヨーイングが少なく、車の挙動が一般の前輪操舵の場合に比較して安定している。
踏力
ペダルを踏むのに必要な力のこと。
トーイン
タイヤの先端が内側(イン)を向いていること及びその度合い。車軸の中心の高さで左右のタイヤの前端と後端の間隔を測り、その差をoであらわしてもの。逆に前開きのものをトーアウトという。主としてタイヤにキャンバーを付けたときに発生する横向きの力をキャンセルために利用される。
トータルギヤレシオ
エンジンの出力軸の回転速度と駆動輪の回転速度の比のことで、全減速比あるいはそう減速比という。一般にはトランスミッションの変速比と、ディファレンシャルギヤの減速比をかけた数値が使われる。
ドームライト
室内灯を指すアメリカ英語で、イギリスではルーフライトが一般的。アメリカでルーフライトといえば一般にハイウェイパトロールなどの屋根の上で点滅している赤色灯のことを指す。
読書灯
セダンやリムジンの後席に設けられている書類や本を読むための照明。リヤパーソナルランプともいう。
トップギヤ
マニュアルシフトで最高速度の出せるギヤ。
トップシェード
ウィンドシールドガラスのルーフに近い部分に、ブルーやブロンズの透明なカラーを付けて視野を妨げないで眩しくないようにしたもの。シェードバンドガラスとも呼ばれる。
ドライビングポジション
運転手が座っている位置。車を運転するための装置や計器類、シートなどの位置や配置は、設計にあたってある範囲の基準となるドライビングポジションを仮定して決められている。常識から外れたドライビング姿勢は運転の快適性を損なうと同時に危険でもある。
ドライビングミラー
後方を確認するための鏡。
ドライビングライセンス
運転免許証。
ドライビングランプ
ヘッドランプとして追加使用されるランプで、遠方を照らす目的として装備され、照射角をしぼったナロウスポット、水平方向に光を拡散させるワイドスポット、両者を組み合わせたフラットスポットなどがある。
ドライビングコンピューター・システム
ニッサンの情報表示システムのこと。
ドライブシャフト
駆動軸。終減速装置から車輪に駆動力を伝える回転軸で、インディペンデントサスペンションの場合、ユニバーサルジョイントによって角度が変わっても軸の回転を伝え、軸方向に伸縮できる機能を備えている。
ドライブ・バイ・ワイヤー
自動車の機械的なリンケージを電気的なリンケージに置き換えて、自動車の基本的な操作を電子制御技術によって行うもの。
ドライブライン
動力伝達装置。
トラクション
エンジンと駆動系によってつながれたタイヤのトレッドと路面の間に働く車を駆動する力のこと。
トラクションコントロール・システム
駆動力制御システム。氷雪道や砂利道など滑りやすい路面で発進、あるいは加速するとき、過剰な駆動力によってタイヤが空転しないようコントロールするもの。
ドラッグスター
静止状態から発進し、400メートルをいかに短時間で走るかを競うドラッグレース用に製作された車。
ドラムイン・ディスクブレーキ
ディスクブレーキのトップハット部に駐車ブレーキとして使うドラムブレーキを組み込んだもの。
ドラムブレーキ
ホイールと一体になって回転する円筒の内面に、向かい合った2個の半月形の摩擦部材を押しつけて制動力を得る装置。以前はこれが主だったが、現在は乗用車の後輪やトラックに使用されている。
トランク
荷物を入れるトランクから来た用語で、自動車ではラゲージコンパートメントのこと。トランクルームともいう。
トランクスルー
後席のシートバックの一部が前に倒れ、キャビンとトランクルームがつながるようになっているもの。トランクルームに収まりきれない長い荷物などを積むのに便利。
トランジスター
シリコンやゲルマニウムを主成分とした半導体を組み合わせて電流の整流、増幅、断続などの働きを行う電子部品の総称。
トランスファー
四輪駆動でトランスミッションからくる動力を前後輪に分けて伝える装置。
トランスミッション
変速機、変速装置。手動式と自動式がある。自動車のエンジンは回転方向が一定で、発生するトルクは回転速度によって変化するが、実際に使われる速度範囲ではほぼ一定である。一方で車は後退もし、走行速度と走行に必要なトルクは広い範囲にわたって変化するので、ギヤを利用して走行条件にマッチした状態を作るためにこの装置が利用される。
トランスミッションオイル
略してミッションオイルとも呼ばれる。変速機に使用されている潤滑油のこと。マニュアル・トランスミッションとオートマチック・トランスミッションではそれぞれの使用条件に伴った潤滑油が使用される。
トリップコンピュータ・システム
三菱の情報表示システムの名称。
トリップメーター
走行距離系でボタンを押すとゼロに戻すことができるもの。
ドリフト走行
コーナリング中にアクセルやブレーキのコントロールによってタイヤを横に滑らせながら走るテクニック。アクセルコントロールによって前輪を横に滑らせることをフロントドリフト、リヤを滑らせることをリヤドリフトという。またFR車でフロントドリフトと同時に後輪に強い駆動力を与えてリヤもドリフトさせることをパワードリフト、または前輪ドリフトという。リヤドリフトをドライバーがコントロールできなくなった状態をスピン、スロントドリフトによって車がコーナー外側にはらんでいくことをドリフトアウトという。ブレーキングドリフトはラリー走行で使われるテクニックで、ブレーキングによってフロント荷重を増やし、リヤを外方向に振り出すもの。レーシング走行や、滑りやすい路面での走行に使われる高度な運転技術で、コースアウトの危険があり、熟練が必要。
トリプル・ビスカス
ニッサンのビスカスカップリングを3個使用したフルタイム4WDの名称。前後のディファレンシャルにビスカスカップリングを備えると同時に、トランスファーにビスカスカップリングを取り付けた構造で、前後左右のホイールが路面との摩擦力を失って空転しようとしても、ビスカスカップリングの働きによって残りのホイールが路面をしっかりとグリップし、安定した走行ができる。
トリプルモード・デュアルエキゾースト・システム
マツダの可変排気システムのこと。
トリム
シート、フロア、内張りなどの内装。ウィンドやドアなどの回りに配置されているもの。
トルク
あるものを、ある点の回りに回転させる効果を示す量で、回転モーメント、ねじりモーメント、力率とも言われ、力の大きさと力のかかる点から回転の中心点までの長さの積で示される。自動車ではエンジンが発生するトルクを指すのが普通で、エンジンのトルクが大きいと加速が良く、運転しやすい。
トルクコンバーター
流体を使って動力を伝える装置で、トルクを増幅する機能のあるもの。コンバーターは変換機の意味で、ミニュアルトランスミッション車におけるクラッチとトランスミッションの働きの一部を同時に行い、エンジンの回転力を2〜3倍に強める働きをする。
トルクステア
前輪駆動車や四輪駆動車で操舵輪に大きな駆動力がかかった時、路面状態や荷重配分の違いによって左右のタイヤのグリップが異なると、あたかもハンドルを切ったかのように車が偏向したり、ハンドルをとられたりすることがある。これをトルクステアといい、左右のドライブシャフトの長さや傾きが違う車でこの現象が起こりやすい。
トルクスプリット式4WD
トランスファーによって駆動トルクを前後輪に配分する装置を持つ4WD。前輪または後輪の一方を常時駆動し、他方の車軸には回転差が生じた場合のみ自動的にトルクが配分されるパッシブトルクスプリット式と、電子制御の摩擦クラッチによって前後あるいは左右に、状況に応じたトルク配分を行うアクティブトルクスプリット式がある。通常、トルクスプリット式4WDというと、後者のアクティブトルクスプリット式を指す。
トレッド
車が通った後に残る二本のタイヤトレッドの跡の間の長さ、即ち左右のタイヤのトレッドの中心間の距離をいう。タイヤが路面と接する部品のゴムの層をいい、トレッドパターンが刻まれる。タイヤの駆動力、制動力、旋回力などを路面に伝える部分であり、この部分のゴム特性はタイヤの特性を大きく左右する。
トレッドウェアインディケーター
一般にスリップサインという名称で知られているタイヤの摩耗表示。タイヤのトレッドの一部分を規定の深さに浅くしてトレッドが摩耗するとパターンがつながって見えるようにし、タイヤの寿命が限界にきていることを示すもの。
トレッドコンパウンド
コンパウンドは複合物、混合物の意味。タイヤのトレッドに使われているゴムのこと。タイヤのトレッドゴムはベースとなる天然ゴムや合成ゴムなどのポリマーにカーボンブラックや鉱物油をはじめいろいろな薬品を混ぜたものからできている。
トレッドパターン
タイヤのトレッドに刻まれた模様のこと。トレッドパターンはタイヤの基本的な機能である駆動、制動、旋回性能はもちろんのこと、乗り心地や騒音、摩耗、ころがり抵抗といったあらゆる特性に関係する。模様の形からリブ、ラグ、リブラグ、ブロックなどのパターンに分類されるが、最近のタイヤにはこれらをミックスした中間的なパターンとなっている。

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