自動車の用語

焼付
金属の滑り面が摩擦熱によって高温となり融着する現象。
焼付硬化性鋼板
BH鋼板ともいい、塗装の焼付け行程で加熱することによって硬化する性質を持つ鋼板。冷間圧延鋼板の一種で、プレス成形を行うときには比較的柔らかいので加工しやすく、塗装焼付け後硬くなって変形しにくくなることから、フード、ドア、フェンダーなどの外板に使用される。

油圧アクティブサスペンション
1989年にニッサン・インフィニティに採用されたセミアクティブサスペンションで、各種センサーによって自動車の走行状態を感知し、マイコンで前後左右のサスペンションに取り付けられているアクチュエーターの油圧をコントロールし、車高、ローリング、ピッチングとハウジングの制御を行うもの。
油圧駆動
動力を伝える方法の一つで、油圧を発生する油圧ポンプと、油圧で動く油圧モーターを組み合わせて動力を伝えるもの。
油圧クラッチ
油圧によってクラッチを動かすシステムで、ペダルを踏むとマスターシリンダー内のピストンがオイルの圧力を高め、この圧力でクラッチレリーズシリンダー内のピストンが動き、クラッチレリースフォークを押してクラッチレリーズベアリングについたプレッシャープレートがクラッチディスクから離れ、クラッチが切れる。
油圧計
オイルプレッシャーゲージとも呼ばれる。オイルポンプによって圧送されたオイルが、オイル系を循環している圧力を表示する計器。油圧は温度によって変化するので、油温計とペアで使われる。
油圧警報装置
エンジン油圧の異常な低下を警告する装置。油圧が0.2〜0.3sまで下がると赤い警告灯が点灯するようになっているのが一般的。
油圧制御装置
自動変速機でプラネタリーギヤのギヤ比を油圧によってコントロールする装置。出力軸のトルク変動の制御も併せて、滑らかな変速を行う。
油圧ブレーキ
ブレーキの操作力をマスターシリンダーによって油圧に変え、ホイールシリンダーで機械的な力に戻して制動力を発生する機構を持つブレーキ装置。乗用車のブレーキの大部分がこのタイプを採用している。
US-OS(ユーエス・オーエス)特性
自動車のステア特性を、US(アンダーステア)、OS(オーバーステア)で表現したもの。
有限要素法
連続した構造を持つ物体を三角形、四角形などの単純な要素に細分化し、それぞれの要素の挙動を連立方程式に組み立て、系全体の状態を計算によって解析するもの。コンピューターを利用した構造物の強度、振動などの解析手法として航空宇宙分野で開発され、自動車では車体の剛性や変形を図面段階で検討する手法として知られているが、現在では構造解析だけでなく流体の動きや熱伝導、電磁気関係の解析などに広く応用されている。
有効圧縮比
エンジンにおける実際に圧縮比。
誘導抵抗
気流の中に置かれた翼の後縁に出来る渦によって発生する抵抗力をいい、転じて自動車の後方に発生する渦によって生ずる空気抵抗のことをいう。
ユーロバッグ
ベンツが1981年から採用を始めたエアバッグシステムで、1976年にイートン社が発表したシートベルトを着用していないドライバーを対象としたエアバッグシステムに対し、シートベルトを着用したドライバーの顔面の傷害を予防する目的で装備されているシステム。エアバッグが小さく、システムをコンパクトに出来るので日本のメーカーもこのタイプのバッグを採用している。
油温計
エンジンの摺動部分の潤滑と冷却を行うエンジンオイルの温度を表示する計器で、サーミスターによって温度を検知する。
床下アングル
自動車がうねりや凹凸の激しい悪路を走行するとき、フロアや車体の前後と路面との干渉のしやすさをあらわす数値で、アプローチアングル、デパーチャーアングル、ランプブレークオーバーアングルの三つがある。
ユニタリーコンストラクション
モノコック構造。
ユニディレクショナルパターン
タイヤの回転方向によって特性が異なり、指定方向にタイヤが回るように自動車に取り付ける必要のあるトレッドパターン。
ユニフォミティ
自動車ではタイヤの均一性をいう。タイヤのトーラスとしての均一性をあらわすには振れ、重量アンバランス、フォースバリエーション、ラテラル・フォースデビエーションなどが用いられるが、通常、ユニフォミティといえばフォースバリエーションを指す。
ユニフロー掃気
2ストロークエンジンの掃気方式で、ガスをシリンダー内の縦方向に流す方式のものをいう。
油冷システム
エンジンが運転中に高温になると、シリンダーヘッドに冷却用のオイルを送って燃焼室上部の冷却効果を高める装置。

予圧式LSD
リミテッドスリップデフの一種。コイルスプリングやコニカルスプリングのばね荷重によって多板クラッチやコーンクラッチを押して差動制限力を発生させ、LSDとして働かせるタイプのもの。
要求オクタン価
あるエンジンに必要とされるガソリンのオクタン価で、エンジンがノッキングを起こさないために必要な最小のオクタン価をいい、この値が小さいエンジンほど低いオクタン価の燃料を使用することが出来る。トップギヤで全開加速を行い、一般走行時や高速走行時に必要なオクタン価が求められる。
要求空燃比
ある運転状態にあるエンジンに必要な性能を得るために要求される空燃比。低出力で定常走行を行う場合には燃費が最小になるような空燃比をいう。
容積型過給機
メカニカルスーパーチャージャーとも呼ばれ、圧縮機に容積型コンプレッサーを利用する過給機。
揺動
ローリング。
ヨーイング
車が左右に頭を振るように動く運動で、重心を通る鉛直線の周りの回転運動のこと。
ヨーイング共振周波数
直進中の車に横風が当たるとか、ハンドルが切られるなどによって横方向に力が加えられ、ヨーイングが発生しても、この力がなくなると車は元の直進状態に戻るように作られている。加えられた力が除かれると元に戻る運動を振動と考え、車がヨーイングするときの振動周波数をヨーイング共振周波数という。周波数が高いと早く元に戻るので操縦性安定性が良いと感じられる。
ヨーイングモーメント係数
モーメントは軸の周りに働く回転力で、ヨーイングモーメントは車の重心を通る鉛直線の周りの回転力をいう。風によるヨーイングモーメントを動圧と前面投影面積、ホイールベースで割ったものをヨーイングモーメント係数といい、小さいほどヨーイングが出にくいことを示す。
ヨーレイト
ヨー角速度ともいい、車の重心を通る鉛直線のまわりの回転角の変わる速さのこと。
ヨーロッパタイヤリム技術機構
通常ETRTO(エトルト)と呼ばれるヨーロッパのタイヤメーカーとホイールメーカーを中心とする関係団体によって構成される組織。
横置きエンジン
クランクシャフトが車の左右方向になるように横に置かれたエンジン。こうすると車の前後方向のスペースが大きく取れるので、小型FF車に多く採用されている。
横風安定性
自動車が横から風を受けて進路が乱されないようとしたとき、それまでの運動がどれだけ保てるかの性能。
横滑り
スリップ。
4速オートマチック
3速オートマチックにオーバードライブを加えて4速にしたAT。
4WS
四輪操舵。四輪車の前後輪をともに操舵するシステム。前後輪を同じ方向に向けて車のヨーイングを少なくし、高速走行時の安定性を良くする同相操舵と、前後輪を逆方向に転舵して中低速時に操縦性を良くし、小回りが利くようにした逆相操舵がある。
4WD
前後の四輪を同時に駆動出来る自動車(四輪駆動)。トランスファーと呼ばれる動力を前後輪に分けて伝える装置を備え、常に四輪が駆動出来るフルタイム4WDと二輪駆動車で必要な時だけ四輪駆動出来るパートタイム4WDがある。四つのタイヤの駆動力をフルに利用できるので、急な坂や凹凸の多い悪路、滑りやすい路面などの走破性が良い。アウディクワトロによってラリーカー用として優れたシステムであることが証明され、高速直進安定性が良いことから高性能スポーツカーにも多く採用されることになった。問題点として大きくハンドルを切った状態など4輪が違った速さで回転すると、これを等しくしようとする力が発生し駆動系に無理が生じることが上げられ、これを防ぐためトランスファーに差動装置を組み込むことが考えられた。この差動装置を利用して駆動力の前後配分を変えられるものもある。

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