もしもクルマが、店や住宅を壊してしまったら?

こんなびっくりニュースが飛び込んで来ました。 高級外車同士が衝突。そのはずみで歩道を乗り越えた1台が、紳士服店のショーウィンドウにまともに突っ込んだというのです。 現場は、銀座4丁目交差点のすぐ近く。新聞の三面記事やテレビでも事故直後の生々しい状況が報じられていたので、覚えている方も多いことでしょう。 この事故で、歩行者1人が左足骨折の重傷、店員ら2人が軽いけがを負ったそうですが、いつもの銀座の賑わいを思えば、死者が出なかったのが不幸中の幸いだといえるかもしれません。 築地署の調べでは、店に突っ込んだ車のドライバー が、ブレーキとアクセルを踏み間違えたとのこと。銀座は、私もショッピングなどでよく通るので、このニュースを聞いたときは思わず背筋が寒くなりました。

対物事故でも高額賠償を請求されることが!

さて、このような事故を起こした場合、ドライバーはけがをした被害者への賠償はもちろん、 めちゃめちゃに壊れてしまった店舗の修理代や休業損害、汚損した商品の損害も賠償しなければなりません。車とコツンと衝突して、バンパーを交換するくらいなら数万円で済むかもしれませんが、いざ、店舗を壊してしまったとなると、その損害はかなりの金額になってしまいます。このような損害については「対物保険」から支払われることになるのですが、あなたは今、対物保険をどのくらいの金額で設定しているでしょうか?

ちなみに、「自動車保険の概況」(平成18年度版・損害保険料率算出機構)から、過去の対物高額賠償判決例のベスト3をピックアップしてみると、

2億6135万円
被害物件…積荷の呉服、洋服、毛皮(平成6年・神戸地裁)
1億3580万円
被害物件…パチンコ店(平成8年・東京地裁)
1億2036万円
被害物件…電車、線路、家屋(昭和55年・福岡地裁)

以上のような結果になっていました。 今回の事故の場合、いったいどのくらいの損害額になるのかわかりませんが、万一、電車や家屋、高級品を積んだ車などと事故を起こしてしまったら、その損害はたちまち億単位にのぼることもあるのです。

でも安心してください。自動車保険の自由化以降、対物保険も対人保険と同じように「無制限」で保険金額を設定できるようになりました。中には、「対物で本当にそんな高額な保険が必要なの?」と首をかしげる人も多いようですが、冒頭のような事故は各地で起こっています。レアケースとはいえ、対物も「無制限」に優る安心はないといえるでしょう

ジャーナリスト:柳原三佳

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