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損保26社の9月中間期決算、経常利益が大幅増、損保協会まとめ(2014/12/16)

 日本損害保険協会は12月16日、加盟26社の平成26年9月中間期決算概況をまとめ発表した。正味収入保険料は、自動車保険や火災保険の好調な伸びにより、対前中間期比4.8%増収の4兆443億円。保険引受収益の増益と高水準の資産運用粗利益により、経常利益は前中間期より大幅増となった。
 保険引受は、正味支払保険金が増加したが、正味収入保険料が大きく増収したため、保険引受利益は増益となった。資産運用は、株式市況の堅調により有価証券評価損などの資産運用費用が減少する一方、有価証券売却益が前中間期より減少したことから、資産運用粗利益は減益。以上の結果、経常利益は対前中間期比36.7%増益の4170億円となり、これに特別損益を加味した後の中間純利益は対前中間期比38.7%増益の2632億円となった。
▽保険引受の概況
○正味収入保険料
 正味収入保険料は、自動車保険や火災保険をはじめ主要な保険種目全般にわたって増収し、全種目計で対前中間期比4.8%(1861億円)増収の4兆443億円となった。
○正味支払保険金
 正味支払保険金は、2014年2月に発生した雪害に対する火災保険の支払いの増加により、全種目計では対前中間期比3.7%(814億円)増加の2兆3098億円となった。損害率は、正味支払保険金の増加を超える正味収入保険料の増収により、前中間期に比べて0.8ポイントダウンの62.4%となった。
○事業費
 保険引受に係る営業費および一般管理費は、対前中間期比1.9%増の5836億円となった。諸手数料および集金費は、保険料の増収や消費税率の引き上げなどの要因により、対前中間期比6.4%増の7165億円。事業費率は、保険引受に係る営業費および一般管理費、諸手数料および集金費とも増加したものの、正味収入保険料の増収により前中間期に比べて0.2ポイントダウンの32.1%。
○保険引受利益
 保険引受利益は、正味支払保険金をはじめとする保険引受費用が対前中間期比2.8%(1033億円)増加したが、正味収入保険料の増収に加え、2014年2月に発生した雪害に係る保険金支払いに伴う異常危険準備金の取崩益もあり、前中間期に比べ1066億円の増益となった。
▽資産運用の概況
 資産運用収益は、有価証券売却益の減少などにより、対前中間期比303億円減益の2992億円となった。一方、資産運用費用は、国内株式市況が引続き堅調であったため株式等の有価証券評価損などの減少により、対前中間期比175億円減少して283億円となった。この結果、資産運用粗利益は前中間期比4.5%減益の2709億円。
▽中間純利益
 経常利益は、保険引受利益の拡大に加え、引続き高水準であった資産運用収益により、対前中間期比1120億円増益の4170億円となった。経常利益に特別損益や法人税等合計を加減算した中間純利益は、前中間期の1897億円から38.7%増益して2632億円となった。経常利益、中間純利益とも、中間期としては、損保協会が中間期決算の発表を開始した平成17年以降最高の水準となる。
▽総資産
 総資産は、株価の上昇による株式の評価増や、円安による外国証券の評価増などもあり、対前期末比6046億円増加の29兆5344億円。
▽ソルベンシ-・マ-ジン比率
 ソルベンシー・マージン比率は、協会加盟会社全社とも法律で求める水準を超えており、経営の健全性について問題ない水準となっている。


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提供元:新日本保険新聞社

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