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損保協会加盟26社の26年度決算概況、保険引受利益が5年ぶりに黒字転換(2015/06/25)

 日本損害保険協会は6月25日、加盟26社の平成26年度決算概況を取りまとめ公表した。正味収入保険料は、自動車保険等の伸びもあり、25年度比4.0%(3118億円)増の8兆831億円で、4期連続の増収となった。保険引受利益は正味収入保険料の増収等により5年ぶりに黒字に転換した。経常利益・当期純利益は、保険引受利益の改善や資産運用粗利益の増益により大幅増益となった。
◆平成26年度決算概況
▽26年度決算の特徴点
 正味収入保険料は、自動車保険や火災保険の増収により4.0%増収となった。正味支払保険金は、前年度に発生した雪害による保険金の支払いにより増加した。保険料の増収により保険引受利益は5年ぶりに黒字となり、経常利益、当期純利益は保険引受利益の改善や資産運用粗利益が高水準であったことから、大幅な増益となった。
▽保険引受の概況
(1)正味収入保険料
 正味収入保険料は、料率改定などによる自動車保険の増収や、家計分野を中心とした火災保険の増収もあり、全種目合計で25年度比4.0%(3118億円)増収し、初めて8兆円を超え、8兆831億円となった。
(2)正味支払保険金
 正味支払保険金は、前年度に発生した雪害による火災保険金の支払いなどにより、全種目合計で25年度比1.0%(452億円)増加したが、損害率は、その算出の分母となる正味収入保険料の増収により、25年度に比べて1.8ポイントダウンの62.3%となった。
(3)保険引受に係る営業費および一般管理費
保険引受に係る営業費および一般管理費は、消費税増税の影響もあり、25年度比0.6%増の1兆1751億円となった。事業費率は、正味収入保険料の増収により0.1ポイントダウンの32.2%。
 損害率と事業費率を合計したコンバインド・レシオは、正味収入保険料の増収により94.5%と前年度に引き続き100%を下回り、さらに改善した。
(4)保険引受利益
 前年度の雪害による支払備金の繰り入れ負担がなくなったことに加え、正味収入保険料の増収により、保険引受利益は1433億円と5年ぶりに黒字に転換した。
▽資産運用の概況
 資産運用収益は、低金利局面が続いているものの、国内・外国の株式の配当金の増加などによる利息および配当金収入の増収により、25年度比2.5%増益の7008億円となった。
 一方、資産運用費用は、好調な国内株式市況による有価証券売却損や有価証券評価損の減少により、25年度比35.9%減の568億円。この結果、資産運用粗利益は25年度比8.2%増益の6440億円となった。
▽当期純利益
 経常利益は、保険引受利益の黒字転換および資産運用粗利益の増益から、25年度比80.1%増益の7468億円となった。
 経常利益に特別損益や法人税等合計を加減算した当期純利益は、25年度の2143億円から76.8%増益し、過去最高益の3788億円。
▽総資産
 総資産は、株式相場の上昇等により上場株式の時価が増加したことや円安による外国証券の評価増などから、25年度末に比べて2兆307億円増加の30兆9605億円となった。
▽ソルベンシ-・マ-ジン比率
 ソルベンシー・マージン比率は、協会加盟会社全社とも法律で求める水準を超えており、経営の健全性について問題ない水準となっている。


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提供元:新日本保険新聞社

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