自動車保険業界ニュース

東京海上日動、ビーコン技術活用した事故連絡サービスを開発(2015/08/31)

 東京海上日動は、ビーコン技術を活用し、事故が発生した顧客から保険代理店・保険会社へのより迅速かつ簡便な連絡をサポートする「保険代理店宛て事故時自動連絡支援サービス」を開発することにした。具体的には、車内に設置した同社オリジナルビーコンがドライバーの乗り降りを認識し、顧客が最も不安な事故発生時(スマートフォンが一定の大きさの衝撃を検知した場合)に、スマホを1タップするだけで保険代理店(もしくは同社事故受付コールセンター)へ事故連絡することができる。ビーコンは、近距離無線通信技術(Bluetooth)の省力版である「Bluetooth Low Energy(BLE)」を使用してスマホの位置情報を特定する発信機で、ユーザーのロケーションに合わせた情報配信等が可能。
 同社では、これまでスマホアプリ「モバイルエージェント」を通じて顧客の位置情報を把握し、スムーズに事故連絡を行う機能を提供してきた。一方で、顧客からは「いざ事故に遭うと気が動転し、どこに連絡すればよいかわからなくなってしまった」「肝心な時にアプリで事故連絡ができることを思い出せなかった」などの意見があった。このような状況を踏まえ、最先端のIoT技術を活用し、能動的に事故の発生を察知し、1タップで事故連絡ができる保険代理店宛て事故時自動連絡支援サービスを、今回、パイオニアとの協業で開発することにした。
 従来、モバイルエージェントを通じて事故連絡を行う際には、まずはじめにアプリを起動したうえで、位置情報取得や連絡先選択など複数の操作を行う必要があったが、新たなサービスではこれらのプロセスを自動化。スマホが一定の衝撃を検知した場合、予め登録した「優先連絡先」(優先連絡先として、特定の保険代理店の電話番号が登録可能であり、未登録の場合には事故受付コールセンターの連絡先が表示される)をスマホ画面上に表示し、これを1タップするだけで事故連絡を行うことができる。また、ビーコンに搭載された「緊急連絡」ボタンを押下することで、手動で事故連絡を行うことも可能。専用アプリ内には、事故が発生した際に顧客が取るべき行動や確認事項をナビゲートする機能も設けている。
 同社の個人向け自動車保険に加入者を対象に、今後、無償で提供する。サービス開始時点(12月予定)では、3万個限定で同社オリジナルビーコンを提供することにしている。


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提供元:新日本保険新聞社

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