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損保26社の9月中間期決算、経常利益・中間純利益が3年ぶりに減益、損保協会まとめ(2015/12/15)

 日本損害保険協会は12月15日、加盟会社26社の平成27年9月中間期決算概況をまとめ発表した。正味収入保険料は4兆3080億円、火災保険や自動車保険の増収により6.5%増収となった。正味支払保険金は、前中間期の雪害による保険金支払い増の反動により減少した。保険引受利益(損失)は、8、9月の台風の損害等により、中間期としては9年ぶりの赤字。経常利益、中間純利益は、保険引受利益の赤字により、中間期としては3年ぶりの減益となった。
▽保険引受の概況
○正味収入保険料
 正味収入保険料は、商品改定を前にした火災保険の増収や、料率改定などによる自動車保険の増収もあり、全種目合計で前中間期に比べ6.5%(2636億円)増収し、中間期としては、損保協会が中間期決算の発表を開始した平成17年以降最高の4兆3080億円となった。
○正味支払保険金
 正味支払保険金は、2014年2月に発生した雪害に係る前中間期の支払い増の反動などにより、前中間期に比べ6.3%(1450億円)減少し2兆1648億円。正味支払保険金の減少と、正味収入保険料の増収とにより、損害率は前中間期に比べ7.1ポイントダウンの55.3%となった。
○事業費
 保険引受に係る営業費および一般管理費は、前中間期に比べ1.6%増の5931億円となった。諸手数料および集金費は、保険料の増収により、前中間期に比べ7.3%増の7691億円。これらの増加にかかわらず、事業費率は、正味収入保険料の増収により0.5ポイントダウンの31.6%。
 損害率と事業費率を合計したコンバインド・レシオは86.9%となり、中間期としては3年連続で100%を下回った。
○保険引受利益(損失)
 8月の台風15号や9月の台風18号など、今中間期に発生した自然災害による支払備金繰入額の増加や、収入保険料の増収に伴う責任準備金繰入額の増加などの影響で、保険引受利益(損失)は中間期としては9年ぶりとなる816億円の赤字となった。
▽資産運用の概況
 資産運用収益は、低金利局面が続いているものの、国内株式の売却益の増加などにより、前中間期に比べ8.1%増益の3233億円。一方、資産運用費用は、国内株式の評価損を主因に、中間期としては平成17年以降最低水準であった前中間期に比べ263億円増加した。
 この結果、資産運用粗利益は前中間期に比べ0.8%減益の2687億円となった。
▽中間純利益
 経常利益は、保険引受利益の赤字転換および資産運用粗利益の減益から、前中間期に比べ60.7%減益の1638億円。経常利益に特別損益や法人税等合計を加減算した中間純利益は、前中間期のような巨額の特別損失はなくなったものの、経常利益の減益により前中間期より52.3%減益の1257億円となった。
▽総資産
 総資産は、株式市況が当中間期末に低迷したことから、26年度末に比べて1681億円減少の30兆7924億円。
▽ソルベンシ-・マ-ジン比率
 ソルベンシー・マージン比率は、協会加盟会社全社とも法律で求める水準を超えており、経営の健全性について問題ない水準となっている。


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提供元:新日本保険新聞社

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