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損保26社の9月中間期決算、保険引受利益は黒字に転換、損保協会まとめ(2016/12/13)

 日本損害保険協会は12月13日、加盟26社の平成28年9月中間期決算概況をまとめ発表した。正味収入保険料は、火災保険の減収などにより、対前中間期比1477億円(3.4%)減の4兆1603億円となった。正味支払保険金は、熊本地震に係る支払いなどにより11.2%増加。保険引受利益は、責任準備金繰入額の減少等により黒字に転換した。
▽保険引受の概況
〇正味収入保険料
 正味収入保険料は、昨年10月に行われた火災保険の商品改定による保険料単価の低下や、その商品改定前の増収の反動減などにより、全種目合計で前中間期に比べ3.4%(1477億円)減収して4兆1603億円となった。
〇正味支払保険金
 正味支払保険金は、4月に発生した熊本地震に係る地震保険の支払いなどにより、前中間期に比べ11.2%(2417億円)増加して2兆4064億円となった。正味収入保険料の減収と正味支払保険金の増加により、損害率は前中間期に比べ8.1ポイント上昇して63.4%。
〇事業費
 保険引受に係る営業費および一般管理費は、全社合計では前中間期に比べ0.1%減少して5924億円となった。諸手数料および集金費は、全社合計では収入保険料の減収等により前中間期に比べ5.1%減少して7296億円。事業費は減少したが、事業費率は、正味収入保険料の減収により前中間期に比べ0.2ポイント上昇して31.8%となった。
 損害率と事業費率を合計したコンバインド・レシオは、前中間期に比べ8.3ポイント上昇して95.2%。
〇保険引受利益
 熊本地震に係る保険金支払いの増加には、責任準備金の戻入れが充てられるため、原則として損益に影響しない仕組みとなっている。このほか同中間期は、正味収入保険料の減収に伴い責任準備金繰入額が減少したことや、自然災害の発生が前中間期に比べて少なかったために支払備金繰入額が減少したことなどにより、保険引受利益は前中間期の赤字から1982億円の黒字に転換した。
▽資産運用の概況
 資産運用収益は、保有債券の利回り低下や円高に伴う海外からの利息配当金収入の減少などにより、前中間期に比べ15.4%減益の2734億円となった。一方、資産運用費用は、有価証券評価損の減少などにより、前中間期に比べ50億円減少した。
 この結果、資産運用粗利益は前中間期に比べ16.7%減益の2238億円となった。
▽経常利益・中間純利益
 保険引受利益の増加により、経常利益は前中間期に比べ138.3%増益の3903億円となった。経常利益に特別損益や法人税等合計を加減算した中間純利益は、経常利益の増益により前中間期に比べ126.7%増益の2848億円と、中間期としては過去最高益となった。
▽総資産
 総資産は、政策株式の売却による保有株式の減少などにより、27年度末に比べ4586億円減少の30兆3914億円となった。
▽ソルベンシ-・マ-ジン比率
 ソルベンシー・マージン比率は、協会加盟会社全社とも法律で求める水準を超えており、経営の健全性について問題ない水準となっている。


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提供元:新日本保険新聞社

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