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東京海上日動が福岡エリアにおける医療情報連携に関する実証実験を完了(2018/01/17)

東京海上日動は、Planetway Corporation (本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、CEO&Founder:平尾 憲映 、以下「Planetway」)の非常にセキュリティの高いデータ連携技術と、従来のブロックチェーン技術を組み合わせて活用した医療情報連携の実証実験を完了した。
ブロックチェーンは、決済や取引の自動化など様々な領域での活用が見込まれる技術として非常に高い注目を集めているが、ブロックチェーンにおける暗号化技術の利用は偽造・改竄を防止するためのもので、取り扱うデータそのものは暗号化されていないことから、機密情報や個人情報等を扱う上で課題があるとされている。
特に、保険業務で取り扱う契約内容や医療情報など、長期に亘って非常に高い秘匿性が求められる領域での活用に向けては、通常の暗号化での対応では不十分であり新たな技術による課題克服が求められている。
■実証実験概要
1.内容
東京海上日動は、エストニアの国民番号制度を支える非常に高いセキュリティ技術を適用したデータ連携基盤である Planetway の「avenue-cross」と、従来のブロックチェーン技術を組み合わせたモデルを、医療情報連携に活用する実証実験を行った。
具体的には、お客様の保険金請求に関わる医療情報を、ブロックチェーンを通じて医療機関に要求し、データ連携基盤「avenue-cross」を通じてデータを受領することで、医療情報に対するセキュリティを確保しつつ、保険金支払業務の簡略化・迅速化が実現可能かを検証した。
なお、この実験のパートナーとして、飯塚病院(福岡県飯塚市、院長 増本陽秀)に医療情報の連携を協力してもらった他、実験フィールドの提供にあたっては、株式会社麻生情報システム (以下「麻生情報システム」)と、福岡地域戦略推進協議会( 以下「FDC」)の支援を得た。

2. 実施時期
2017年1月〜10月(うち実データを用いた検証:2017年9月〜10月)
3.結果
実験で実証できた主な結果は以下の通り。
@保険会社と医療機関の間で、契約内容や医療情報等の非常にセンシティブなデータを、安全性を担保した上で連携することに成功し、将来的な保険金支払業務の簡略化・迅速化に向けた実現可能性を示すことができた。例えば、保険金請求にあたって診断書が必要なケースにおいては、東京海上日動とお客様との郵送による書類のやり取りの期間や、お客様が医療機関に対し診断書の作成を依頼し、取得・提出する期間を短縮することが可能となり、保険金請求から保険金支払までの期間を1か月程度短縮することが期待できる。
Aブロックチェーンとデータ連携基盤「avenue-cross」を組み合わせて活用することが、ブロックチェーンの弱点であるプライバシー保護の課題解決に有用であることを確認できた。
B実験で活用した技術を応用することで、保険金支払業務以外の秘匿性の高いデータを扱う業務領域においても、業務効率化やお客様の利便性向上につながる可能性があることを確認できた。
■取組の評価
(1)2017 年4月 Efma がアクセンチュアと共催するInnovation in Insurance Award≠ノおいて、Connected insurance and ecosystems≠フ部での 金賞を受賞。
(2) 2017年10月にガートナーが主催する2017 Gartner Financial Services Eye on InnovationAwards≠フアジア太平洋エリアにおけるMost Innovative Digital Business Model&薄蛯ナファイナリストに選出。
■今後の展開
実験を通して、秘匿性の高いデータを扱う領域におけるブロックチェーンの活用可能性が示せたことから、今後、東京海上日動は、幅広い分野でのブロックチェーン活用による新たなお客様価値の創出や革新的な業務効率化を検討していくとしている。
また、「avenue-cross」に代表される秘匿性の高い情報連携が可能なプラットフォームが広く活用されることが、お客様をはじめとしたすべてのステークホルダーの皆さまへの安心と安全の提供につながると捉えており、継続して新しい技術の活用を積極的に進めながら、広く社会全体へ貢献していくことを目指す。


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提供元:新日本保険新聞社

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