傷害保険標準約款(損害保険料率算定機構 2011年3月版)によると、傷害保険には主に次のような種類があります。各保険会社はこの標準約款をもとに、独自の商品を開発しているそうですので、実際の保険商品とは名称が異なることもあります。
傷害保険の主な商品
普通傷害保険
日常生活の危険をフルカバーする、もっともスタンダードなタイプです。ケガに対する補償をするもので、被保険者は基本的には一人です。
日本国内外で利用ができるようです。
家族傷害保険
ベースは普通傷害保険で、被保険者の範囲が広くなっています。家族が多い方などに利用されているようです。被保険者の範囲は次のようになっています。
- 被保険者本人の配偶者
- 被保険者本人または配偶者と生計を共にする同居の親族
- 被保険者本人または配偶者と生計をともにする別居の未婚の子
交通事故傷害保険
被保険者が自動車・自転車・電車など交通常用具に関する交通事故に遭ったり、道路通行中に建物の火災やがけ崩れなどに巻き込まれたなど、通行時のリスクをカバーする保険です。
通行中のリスクのみ担保のため、普通傷害保険よりもカバーする範囲がやや狭くなっています。
国内外で利用できるようです。
ファミリー交通事故傷害保険
ベースは交通傷害保険で、被保険者の範囲が広くなっています。家族が多い方などに利用されているようです。被保険者の範囲は次のようになっています。
- 被保険者本人の配偶者
- 被保険者本人または配偶者と生計を共にする同居の親族
- 被保険者本人または配偶者と生計をともにする別居の未婚の子
国内旅行傷害保険
国内の旅行中(自宅を出てから目的地に滞在、自宅に戻るまで)のケガなどのリスクをカバーします。携行品に対する補償や、賠償責任保険、遭難したときなどの救援費用などをセットでつけられる商品もあるようです。
海外旅行傷害保険
海外旅行中(自宅を出てから目的地に滞在、自宅に戻るまで)、または留学中などのケガや病気に関するリスクをカバーします。携行品に対する補償や、賠償責任保険、遭難したときの救援費用などを自由に組み合わせてつけられる商品もあるようです。
その他の傷害保険
- 介護費用保険・・・要介護状態で寝たきりや痴呆になった場合の介護諸費用などが支払われる商品です。
- 所得補償保険・・・病気やケガで働くことができなくなった場合に、経済的なカバーができる保険です。
- 医療費用保険・・・病気やケガで治療した場合に、治療費などが支払われる保険です。
ご利用にあたっての注意事項
- 上記の内容は、損害保険料率算出機構発行の「傷害保険標準約款 2011年3月版」の規定に基づいて記載しています。
- その他の記載内容については、提携ファイナンシャルプランナーより提供された事例をもとに記載しています。
- 約款の内容や、実際の事故が保険金支払いの対象になるかどうかは、各保険会社の判断によります。最終的には、ご契約の保険会社や保険代理店へお問い合わせください。