国内旅行保険とは?どういう補償内容があるの?

投稿日:2020年2月26日 更新日:

旅行代理店でツアーを申し込んだり飛行機のチケットを申し込んだりするときに国内旅行保険を勧められることがあります。国内旅行保険とは一体どのような保険なのでしょうか?補償内容や契約する際に抑えておくべき注意点について紹介します。

国内旅行保険とは

国内旅行保険とは、国内旅行中のケガによる治療費や他人への賠償費用、旅行に持って行ったものの破損や盗難などに備える保険です。旅の目的地でのトラブルだけでなく、家を出発してから帰宅するまでの間のトラブルに対して補償を受けられます。自分が国内旅行中に死傷してしまったときの補償をメインとして、他人への賠償、事故の救援者費用が柱の保険です。保険商品によっては手荷物に対する補償や航空機が欠航してしまったときの宿泊費用の補償もつけられるものがあります。

国内旅行保険の補償内容

自分のケガに対する補償

国内旅行中に偶然な事故によってケガをしてしまった場合、死亡・後遺障害・入院・手術・通院に対して保険金が支払われます。旅先の温泉で転倒して骨折し、入院した場合や交通事故に遭って死傷した場合、泊まっているホテルで火災が起きてケガをした場合などに補償を受けることができます。

他人への賠償に対する補償

国内旅行中に偶然な事故で他人にケガをさせてしまったり、他人のモノを壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負ったときに補償を受けることができます。旅先で誤って展示物を破損させてしまった場合や買い物中に誤って高額な商品を落として壊してしまった場合、サイクリング中に誤って人をはねてしまった場合などに使えます。

救援者の費用に対する補償

国内旅行中のケガにより長期入院した場合などに親族が現地に赴く際の交通費や宿泊費などを補償します。また、搭乗していた航空機や船舶が行方不明または遭難した場合の捜索費用などについても補償されます。

携行品に対する補償

国内旅行中の偶然な事故により、現金・乗車船券、カメラ、衣類などの携行品に損害が生じた場合に保険金が支払われます。カメラを落として壊してしまった場合やスーツケースを盗まれてしまった場合などに補償を受けられます。なお、紛失や置き忘れによる損害は補償の対象外です。

航空機欠航時の宿泊費用に対する補償

国内旅行中に搭乗する予定だった航空機の欠航によって、ホテルや旅館などに宿泊した場合の宿泊費用に対して補償を受けられます。台風や大雪などで飛行機が欠航し、旅先で延泊することになったというような場合に使えます。航空機のチケット自体は航空会社が返金や振替などの対応を行ってくれます。この補償をセットする場合は旅行出発日の10日前までなど事前に申し込むことが必要となります。

国内旅行保険を選ぶときの注意点

国内旅行保険を契約するという場合の注意点、押さえておくべきポイントについて紹介します。

携行品損害、航空機欠航に対する補償の有無

携行品の損害に対する補償や航空機欠航時の宿泊費用に対する補償は保険商品によっては存在しないことがあります。「どの保険でも同じ」とは考えずに、補償内容を確認して必要な補償があるのか事前によく確認するようにしましょう。

火災保険や自動車保険、クレジットカードの補償内容を確認する

他人への賠償に対しての補償や携行品の損害に対する補償は火災保険や自動車保険の特約として契約していることがあります。これらを目的に国内旅行保険に加入するという場合はまずは火災保険や自動車保険の補償内容を確認してみましょう。また、クレジットカードに国内旅行保険が付帯していることもあります。ただし、旅行代金をそのクレジットカードで決済することという条件が付いていたり、補償額が小さかったりすることがありますので条件や補償内容はよく確認するようにしましょう。

病気による入院は補償の対象外

国内旅行保険で補償される入院や通院などの費用は国内旅行中にケガをしたものが対象です。旅行中に病気にかかり入院したという場合は補償の対象外となります。病気も対象となる海外旅行保険とは補償内容が異なりますので注意しておきましょう。

航空機欠航時の宿泊費用に対する補償は事前申し込みが必要

国内旅行保険は旅行当日でもWeb上やコンビニで手軽に申し込める保険ですが、航空機欠航時の補償が欲しいという場合は事前の申し込みが必要となります。旅行日程が決まったら忘れないうちに申し込むようにしましょう。

まとめ

国内旅行保険は国内旅行時のケガや他人への賠償、手荷物への損害などに備える保険です。ケガによる入院や手術は国内であれば自己負担額も抑えられ、医療保険なども使えますが、スキーやダイビングなどのレジャーでの旅行でケガをした場合は救援費用が必要となることもあります。また、うっかりカメラを落としてしまった場合やスーツケースを盗まれてしまったという場合にも備えることが可能です。火災保険などの他の保険の補償やクレジットカード付帯の補償がない、あるいは十分でないという場合では、楽しい旅行中の不安を減らすためにも加入を検討してみてはいかがでしょうか。

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