自動車事故が起きたら、「専任担当者がつく」「チーム制で対応する」などの説明がありますが、一般的に事故が起きたら、誰がどのように何をして解決まで至るのでしょうか。
事故に対応をする人は?
一般に事故解決までは以下のような方が対応をしてくれます。
- 自動車の事故を受付する人
- 物損事故の担当者
- 人身事故の担当者
- 車の損害やケガの状況を確認するアジャスター
- 修理工場で車を修理する人
さて、保険会社によっても違いはあるのですが、この一連の事故処理において全ての関係者が一つの会社で対応しているかといえばそうとも言えないようです。例えば、夜間休日の事故の受付は、保険会社の子会社がコールセンター業務を行っているところもあるようです。また、当然ですが、契約をした代理店の場合もあります。さらに、物の損害だけの簡易な事故の場合は保険会社の子会社である、損害調査会社の社員が過失割合を決めるところまで取り扱っているケースもあります。
一方、人のケガや死亡が絡む複雑な事故などになってくると保険会社の社員が直接対応することが多いようです。破損した車の修理自体は、ディーラーなど自動車の修理関連業者も関係してきます。専任担当者1人というよりは複数の人が関係する可能性がありまね。具体例で説明すると下記のような絵になります。
事故対応の流れ図解
この絵を見ていただくとおわかり頂けるかと思いますが、一つの事故に関しても4つの会社が関わる可能性があります。
また、事故対応がスムーズに進むためには、以下の2点が最も重要と考えられます。
(1)物損事故対応者における、過失割合の決定
(2)修理工場と保険会社のアジャスターによる損害額の協定
実際に電話で過失割合について相手の保険会社と調整する担当者、また、損害額を修理工場と確認しあう担当者。 ここの対応スピードが最終的な事故対応が早かった・遅かったにつながるようです。