自動車保険には一定の条件を満たした場合に割引が適用される制度をとっている保険会社があります。インターネット割引など条件を満たしやすい割引制度もあるので、割引制度をうまく活用できる保険会社と契約すれば自動車保険料を安くできるかもしれません。
もくじ
特に注目すべきインターネット契約割引
自動車保険の契約方法には対面(代理店・店舗)や郵送、電話、インターネットがありますが、一般的にインターネットを利用して契約した場合、インターネット契約割引という割引が適用されます。
インターネット契約割引は契約形態による割引と違い、インターネットで契約をするだけで割引されるのでとても簡単です。 自動車保険をご契約される際にはインターネット割引を活用してみてはいかがでしょうか。
自動車保険インターネット契約割引を実施している保険会社
※詳細につきましては、代理店もしくは保険会社に必ずご確認ください。
インターネット割引以外にも活用したい割引
インターネット割引以外の割引についても紹介します。保険会社によって割引の有無が違ったり、細かな条件が違ったりします。詳細については代理店または保険会社に必ずご確認ください。
保険証券不発行割引
保険証券不発行割引とは、自動車保険証券を書面発行ならびに郵送しないことにより、保険料を割引するものです。この割引を利用すると保険料が500円程度割引されることがあります。
保険証券に記載の内容は保険会社のウェブサイト上のマイページ内などで閲覧できるようになっていることがほとんどなので、保険証券を紙で保有しておく必要はないという方は活用しましょう。
早期契約割引
早期契約割引とは、特定の期日以内に保険契約の手続きをすれば保険料を割引するものです。割引金額は数百円程度です。契約する保険会社を決めている方は、その保険会社に早期契約割引があるかないかを早めに確認しておきましょう。
新車割引
ご契約のお車の用途・車種が自家用乗用車(普通・小型・軽四輪)に該当し、始期日(長期契約の場合は、各保険年度における始期日の応当日)の属する月がご契約のお車の初度登録年月または初度検査年月の翌月から起算して25か月以内の場合、保険料の割引が受けられます。
割引率や割引対象車種、新車の定義などが保険会社によって差異がありますので、新車を購入して自動車保険に加入する際には、割引の有無と合わせて条件も確認しておきましょう。
ゴールド免許割引
保険始期日時点の記名被保険者の運転免許証の色がゴールドの場合、保険料が割り引かれます。契約者の免許証の色ではなく、記名被保険使者(主に車を運転する方)の免許証の色が関係します。割引率は保険会社によって異なりますが、保険料の数%~10%前後の割引が受けられます。
福祉車両割引
ご契約の車両が「福祉車両」である場合、保険料の割引を受けられる場合があります。福祉車両とは、車いす移動車や身体障碍者輸送車などで、消費税法に基づき、厚生省告示第130号に規定された消費税が非課税となる自動車のことです。
エコカー割引
ご契約の車両が電気自動車やハイブリッドカー、燃料電池自動車など環境に配慮した自動車である場合に、保険料の割引が受けられるというものです。対象車種などの割引条件は保険会社によって異なるので、実際に適用される条件については保険会社にご確認ください。
ASV割引(自動ブレーキ割引)
ご契約の車の用途・車種が自家用乗用車(普通・小型・軽四輪)で、自動ブレーキ装置が装着されている場合は保険料が割引となります。ただし、保険始期日の時点で割引適用終了日以前である必要があります。割引適用終了日は、その型式の自動車が発売された年度に3を加えた年度の12月末日です。
ASV割引の対象となる型式か否かは損害保険料率算出機構のサイト上にある型式別料率クラス検索で調べることができます。ただし、契約する保険会社がASV割引を導入していないなどの場合は割引の対象であっても割引を受けることができません。
セカンドカー割引
2台目以降の自動車に初めて自動車保険を契約する場合、諸条件を満たせば6等級からでなく7等級から契約をスタートすることができます。条件には、現在契約の車が11等級以上であること、新たに契約する車の用途が自家用であることなどがあります。詳細条件については保険会社にご確認ください。
セカンドカー割引とは?メリットと適用条件、注意点を解説
セカンドカー割引とは、2台目以降の車に自動車保険を新規で加入すると適用される割引サービスのこと。現在は、多くの保険会社がセカンドカー割引を採用しています。セカンドカー割引は、2台目以降の車の保険料を安 ...
自動車保険には上で紹介したように様々な割引制度があります。ただし、すべての保険会社が上で紹介した割引を採用しているわけではなく、保険会社によって割引の有無や割引率、適用条件の違いがあります。また、上で紹介した以外の割引も存在します。割引の有無や詳細については保険会社にご確認ください。