自分の好きな時に車を利用でき、年間維持費やメンテナンスの手間もかからないカーシェアは安定的な人気を誇っています。ただ、条件によっては車を購入した方が良いケースもあります。今回は、カーシェアの概要やカーシェアではなく車を購入した方がいいケースをご紹介します。迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

カーシェアとは

カーシェアは「カーシェアリング」の呼称で、会員間で車をシェアして利用するサービスのことを言います。

カーシェアの仕組み

1.会員登録する
2.車の予約を行う
3.カーステーションへ
4.ロック解除
5.運転する
6.カーステーションに返却
7.料金の支払い

カーシェアのメリット

維持費を抑えることができる

駐車場代や車検代などの年間維持費がかからないことは、カーシェアの一番のメリットと言えます。またカーシェアは月々いくら使用したかも見える化できるため、家計の計算などもしやすいでしょう。

車の年間維持費はどのくらい？

車の維持費は車種や運転頻度、走行距離、地域などによっても大きく変わってきますが、おおよその目安は以下になります。自動車保険（任意保険）は当サイト「インズウェブ」の自動車保険一括見積もりサービスを利用したユーザー（2022年4月～2023年3月）から調査した記名被保険者の年齢代別の保険料の平均をもとにしています。

※自動車税・自動車重量税は、2022年6月時点での金額です。
※自賠責保険料は、2023年4月1日始期以降（24か月契約）の1年間分の金額です。
※自動車保険料は年齢や等級、契約車両、補償内容などによって大きく変わります。
※燃料費は年間走行距離：8,000km、ガソリン代：170円/L、軽自動車・コンパクトカーの燃費：20km/L、ミニバンの燃費：17km/Lとして計算しています。
※駐車場代は月8,500円として計算していますが、地域によって大きく異なります。

旅先や出先でも気軽に使える

旅先や外出先で気軽に車を使いたい、というケースがあるかもしれません。レンタカーを借りるほどでもない利用時間の場合はカーシェアが役立ちます。短時間の利用であれば、タクシーに乗ったりレンタカーを使ったりするよりも、コストをおさえられるでしょう。

車検やメンテナンスの手間がない

カーシェアは、車のメンテナンスや車検を業者側で行なってくれるかつ車検費用などは月額料金に含まれています。よって、手間がかかるメンテナンスや車検は自分で行う必要がありません。

こんな人は車の購入が良い！

使用頻度が高い方

カーシェアは基本的に乗り捨てができないため、宿泊などのドライブや、通勤・通学には向いていません。日常的に車を使う方や、車でのキャンプや旅行が趣味な方は車を購入した方が良いでしょう。

好きな車種に乗りたい方

カーシェアは基本的に乗れる車種は限られているかつ、乗りたい車に空車があるとは限りません。車好きで車種にこだわりがある方は、思い切って購入した方が楽しめるでしょう。

時間を気にせず乗りたい方

「予定が伸びたから30分追加で乗りたい」などというときも、カーシェアは次の予約が入っている場合基本的に延長ができません。予定を切り上げ急いでカーステーションに戻らなければならないため、時間を気にせずドライブを楽しみたい方は購入した方がいいかもしれません。

衛生を気にする方

カーシェアは次の利用者のために衛生を整えて返却することがマナーですが、稀にゴミを放置したり汚れたまま返却されることもあります。車内の衛生を自分だけではコントロールできないので、気になる方は自分で車を保持した方が良いかもしれません。

小さな子供やペットがいる方

カーシェアは基本的に動物を乗せることは禁止されているため、「愛犬とドライブをしたい」という方などはカーシェアには向いていないといえるでしょう。また上述した通り、カーシェアは他の利用者のため衛生にも気を配らなくてはならないため、小さな子供がいると管理が大変なこともあります。

まとめ

今回はカーシェアの概要や、カーシェアではなく車を購入した方がいいケースなどをご紹介しました。メリットも多く便利なカーシェアですが、場合によっては購入した方が良いケースもあります。自分のライフスタイルやニーズを考えた上で、カーシェアにするか車を購入するかを決めていきましょう。