自動車保険を解約するといっても、その理由には様々なものがあります。ケースごとのポイントを解説していこうと思いますので、是非ご参考にしてください。
ケース別自動車保険の解約手続き
車を手放す場合
友人や知人への譲渡や売却、車検切れや廃車などの理由によって車を手放す場合、任意解約の手続きとともに「中断証明書」の取得をしたほうが良いでしょう。中断証明書があれば将来的にまた車を取得して自動車保険に入る場合、中断した時点でのノンフリート等級を適用することができます。
海外渡航の場合
海外赴任や海外留学に伴って解約をする場合は車を手放していなくても中断証明の取得が可能になります。中断証明取得時には特段証明書類を必要としませんが、中断証明を利用して自動車保険に再度加入する際には実際に海外渡航をしていたことを証明するためにパスポート原本の提示が求められますので準備しておきましょう。
他社へ乗りかえる場合
こちらについては特に証明書類を必要としませんが、手続き上で気をつけなくてはならないことがあります。現在契約している保険の解約日と乗換先の保険の始期日は同日に合わせることが必要になります。これが乖離している場合のデメリットは大きく2点です。
まずは補償上ですが、空白となっている期間は無保険状態となりますので補償を受けることはできません。2点目のノンフリート等級についてとなります。解約日と始期日に乖離が出てしまうとノンフリート等級が引き継げなくなってしまいます。折角これまで進めてきた等級が無駄になってしまうので避けたいところです。また、解約手続きは乗換先の保険会社で代行することはできませんので、必ずご自身で連絡をするようにしてください。