車両保険の無過失事故に関する特約とは?

『赤信号で停止中、いきなり後ろからきた車に追突され、車が大きく凹んでしまいました。私の過失はゼロなので、当然、修理代は全額支払われると思っていました。ところが、なんと相手のドライバーは任意保険に加入していなかったのです。相手はお金がないといって、誠意を見せてくれません。いったいどうしたらいいんでしょうか!』 と困り果てているのは、主婦のAさん。このような事故の場合、当てられた被害者は訴訟を起こして、相手から修理代の回収をすることが可能ですが、訴訟を起こすには手間と時間とお金がかかります。また、たとえ加害者に対して「○○万円支払え」という判決が下されたとしても、任意保険に入っていない人からお金を回収することは不可能に近く、結局、被害者は自腹で修理せざるをえないのが現実です。これこそ “当てられ損で泣き寝入り”という最悪のパターンですね。 損保協会のデータによると2006年3月末における任意保険の加入率は、

  1. 対人賠償保険・・・71.2%
  2. 対物賠償保険・・・71.1%
  3. 搭乗者傷害保険・・・59.0%
  4. 車両保険・・・37.3%
となっています。分母となる車両台数が、全て公道を走る車とは限りませんが、それでも対物賠償保険に加入していない車は約3割にものぼっています。つまり、無保険車は周りにたくさん走っているということ。まるでロシアンルーレットのようですね。

では、こうした無保険車からのもらい事故に遭遇したとき、どうにか損をせずに対応する方法はないものでしょうか。 そんなとき、救ってくれるのは、やはり「車両保険」です。車両保険には、 「無過失事故に関する特約」という特約が自動付帯されているので、次の条件を満たしていれば、自分の車両保険で修理をしても、翌年のノンフリート等級が3等級ダウンすることはありません。

  1. 契約車以外の自動車(原付を含む)との接触または衝突事故(車対車事故)であること
  2. 事故発生時に契約車の運転者に過失がなかったことが確定すること
  3. 事故の相手自動車の登録番号等および事故発生時の相手自動車の運転者または所有者の住所・氏名が確認できること

つまり、保険を一切使ったことにならないといううれしい特約なのです。

車両保険は、こうしたもらい事故(無過失事故)でも大活躍しますので、まだ契約していないという人は、次回更新時に検討してみてはいかがでしょうか。

ジャーナリスト:柳原三佳

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