交通死亡事故ゼロを目指して

交通死亡事故ゼロを目指して

毎日、多くの人が交通事故により死傷していますが、日本では一日当たり何人の命が交通事故で失われているかご存知でしょうか?

警察庁交通事故統計によると平成26年の交通事故死者数は4,113人でした。これは一日当たり11.3人、およそ2時間に1人亡くなっていることになります。

交通事故死者数は平成12年の9,073人より14年連続で減少しているものの、交通死亡事故が発生しなかった日はありません。
そこで、平成26年の一日当たりの交通事故死者数をもとにポアソン分布を仮定し、ある一日に1人も交通事故によって死亡する人がいない確率を計算すると、0.00012%となります。およそ10万分の一の確率で、これは四葉のクローバーが自然発生する確率と同じです。交通死亡事故を起きないようにするには、まだまだ困難な道のりといえるでしょう。
※ある一定区間(一日当たりなど)の中で平均a回起こるランダムな事象が、その一定区間の中でb回起こる確率の分布。今回の場合、aに一日当たり交通事故死者数、bに0を当てはめました。

全日本交通安全協会では、毎年秋(9月21日から30日までの十日間)に全国交通安全運動として「交通事故死ゼロを目指す日(9月30日)」を実施しています。
平成26年9月21日から30日の間で死者数ゼロを達成した都道府県は10府県(京都府、奈良県、和歌山県、香川県、高知県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県)でしたが、愛知県では11人、北海道、千葉県では8人もの死者が発生していました。(全日本交通安全協会 秋の全国交通安全運動期間中の交通事故発生状況より)

十日間の間で死者数ゼロを達成した都道府県は10府県となっていましたが、ここで、先ほどのポアソン分布を用いて、都道府県別に十日間連続で交通事故によって死亡する人がいない確率を算出してみました。

都道府県別交通事故死者(平成26年)

順位 都道府県 平成26年
年間交通事故
死者数(人)
一日に
交通事故
死者数ゼロ
の確率
十日間連続で
交通事故
死者数ゼロ
の確率
1 島根 26 93.1% 49.1%
2 徳島 31 91.9% 42.8%
3 鳥取 34 91.1% 39.4%
4 沖縄 36 90.6% 37.3%
5 秋田 37 90.4% 36.3%
6 和歌山 39 89.9% 34.4%
7 高知 41 89.4% 32.5%
8 富山 44 88.6% 30.0%
8 山形 44 88.6% 30.0%
10 奈良 45 88.4% 29.1%
11 宮崎 49 87.4% 26.1%
11 長崎 49 87.4% 26.1%
11 山梨 49 87.4% 26.1%
11 福井 49 87.4% 26.1%
15 香川 52 86.7% 24.1%
16 青森 54 86.2% 22.8%
17 石川 55 86.0% 22.2%
18 大分 56 85.8% 21.6%
18 佐賀 56 85.8% 21.6%
20 山口 58 85.3% 20.4%
21 滋賀 63 84.1% 17.8%
22 岩手 64 83.9% 17.3%
23 群馬 67 83.2% 16.0%
24 京都 69 82.8% 15.1%
順位 都道府県 平成26年
年間交通事故
死者数(人)
一日に
交通事故
死者数ゼロ
の確率
十日間連続で
交通事故
死者数ゼロ
の確率
25 愛媛 75 81.4% 12.8%
26 熊本 76 81.2% 12.5%
27 長野 82 79.9% 10.6%
28 宮城 83 79.7% 10.3%
29 福島 87 78.8% 9.2%
30 岡山 90 78.1% 8.5%
31 岐阜 93 77.5% 7.8%
32 鹿児島 94 77.3% 7.6%
33 栃木 102 75.6% 6.1%
34 新潟 103 75.4% 5.9%
35 三重 112 73.6% 4.6%
36 広島 117 72.6% 4.1%
37 茨城 132 69.7% 2.7%
38 大阪 143 67.6% 2.0%
38 静岡 143 67.6% 2.0%
40 福岡 147 66.8% 1.8%
41 北海道 169 62.9% 1.0%
42 東京 172 62.4% 0.9%
43 埼玉 173 62.3% 0.9%
44 兵庫 182 60.7% 0.7%
44 千葉 182 60.7% 0.7%
46 神奈川 185 60.2% 0.6%
47 愛知 204 57.2% 0.4%

交通事故死者数が一番少ない島根県でも50%に及びませんでしたが、20%以上の都道府県は20と、かなりの数にのぼっています。
また、ある一日に限定した場合は、80%以上の都道府県は半数にものぼり、年間交通事故者数が最も多い愛知県でも57.2%となっています。

なお、平成27年の秋の全国交通安全運動では、通学中の児童が死傷する交通事故が発生したり、高齢者の交通事故死者数が交通事故死者数全体の半数以上を占めている事から「子供と高齢者の交通事故防止」が大きなテーマとなっています。特に以下の3点を重点的に取り組むこととしています。

≪秋の全国交通安全運動(概要)≫
期間 平成27年9月21日(月)〜9月30日(水)までの十日間
交通事故死ゼロを目指す日 平成27年9月30日(水)
テーマ 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止
(特に反射材用品等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底)
後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
飲酒運転の根絶
出典:平成27年秋の全国交通安全運動推進要綱より
平成26年度の年齢層別死亡割合

平成26年に発生した交通事故では、15歳以下の死者数は84人でしたが、65歳以上の高齢者の死者数は2,193人と全体の53.3%を占め、高齢者の死亡事故が高い割合となっています。高齢者は自動車や自転車を乗車中、歩行中に事故に遭遇しているケースが多く、今後も特に高齢者に注意して運転をしていく必要があります。

ドライバーの皆さんも、交通事故死者数が“ゼロ”になる日を目指して、安全運転を心がけていきましょう。

出典:警察庁交通局 平成26年中の交通事故の発生状況
    全日本交通安全協会 秋の全国交通安全運動期間中の交通事故発生状況
    内閣府 平成27年秋の全国交通安全運動推進要綱

自動車保険の満期日が

自動車保険一括見積もり 満期日メール案内サービス
フォントサイズ
  • フォントサイズ小
  • フォントサイズ中
  • フォントサイズ大