無保険車傷害保険

無保険車傷害保険ってなんですか?

任意保険加入はドライバーの常識、と言いたいところですが、現実はそうではありません。日本損害保険協会のファクトブックによりますと、2000年以降でも加入率が辛うじて7割を超えるような状態になっております。共済に加入している車や任意保険を付帯しない中古の展示車などを考えても、対人賠償を付帯している車は9割前後という数値になります。これらの、無保険で走っている車の事故に巻き込まれた場合、相手から確実の請求できるのは自賠責保険の上限金額までとなります。

「無保険車傷害保険」は、こういった無保険車と事故を起こした場合に備える保険です。保険の対象となる車に乗っている人が、他車との事故で死亡または後遺障害を被ったとき、相手に損害賠償を請求できるにもかかわらず、相手の車が対人賠償保険をつけていない「無保険車」のために十分な補償が受けられないとき、この保険から賠償金が支払われます。支払われる保険金額は自分の契約している対人保険と同じ金額となります。なお、無制限で加入している場合は、2億円が上限となります。

さて、この保険の支払い対象となる「無保険車」とは、次の4つの場合が考えられます。

  1. 任意の対人保険がついてない車。
  2. 対人保険はついているが、運転者の故意や泥棒運転、年齢条件や家族限定特約の条件を満たしていない場合。
  3. 対人保険はついているが、その保険金額が被害者の損害額を下回る場合。
  4. ひき逃げなどで加害者が特定できない場合。

冒頭でも書いたように[1]の条件にあてはまる乗用車だけで、全体の9割前後を占めるのです。さらに死亡事故では[3]のケースが現実になることも往々に考えられます。また[4]のケースでは、加害者が見つからないかぎり、被害者は泣き寝入りとなってしまいます。こういった車と事故に遭った場合に頼りになるのが無保険車傷害保険なのです。

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