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ファミリーバイク特約の自損傷害型と人身傷害型の違いは?

投稿日:2022年3月15日 更新日:

125cc以下の原付バイクを運転する場合の補償はバイク保険に加入するほかに、自動車保険にファミリーバイク特約をつけるという選択肢もあります。ファミリーバイク特約には自損傷害型と人身傷害型の2つのタイプが用意されていることが多いのですが、この2つのタイプの違いはどこにあるのでしょうか?

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ファミリーバイク特約とは

ファミリーバイク特約とは、主に自動車保険にセットできる特約で、記名被保険者とその家族が原付バイク(125cc以下)を運転中に起こした事故の相手への賠償や自身のケガの補償を受けられます。

ファミリーバイク特約の対象となる人

ファミリーバイク特約の補償の対象となるのは以下の方です。主契約である自動車保険でつけている運転者限定や年齢条件の範囲外の場合でも補償されます。

  • 記名被保険者本人
  • (記名被保険者の)配偶者
  • (記名被保険者または配偶者の)同居の親族
  • (記名被保険者または配偶者の)別居の未婚の子

親の自動車保険の契約にファミリーバイク特約をつけていれば、親が原付バイクを運転するときだけでなく子供が原付バイクを運転するときも補償の対象となります。

ファミリーバイク特約の対象となるバイク

バイク保険は契約車両1台が補償の対象となりますが、ファミリーバイク特約では上に記載した対象となる人が所有、使用、管理する原付バイク(総排気量125cc以下の二輪車、総排気量50cc以下の三輪以上の車)が補償の対象となります。

家に原付バイクが2台以上ある場合でもどれか1台ではなくすべてが対象となります。また、子供が友人から原付バイクを借りた場合など、自身で保有するバイクだけでなく他人から借用したバイクも対象です。ただし、所有者の了解を得ていることが前提で、無断で乗っている場合の事故は補償の対象とはなりません。

自損傷害型と人身傷害型の違い

ファミリーバイク特約には一般的に自損傷害型と人身傷害型の2つのタイプがあります。この2つは相手への賠償(対人賠償・対物賠償)については変わりませんが、自身が死傷した場合の補償が異なっています。

自損傷害型人身傷害型
相手への賠償対人賠償
対物賠償
自身のケガ単独事故
(定額)

(実損額)
相手に過失がない事故
(定額)

(実損額)
相手にも過失がある事故×
(実損額)
自分のバイク車両補償××

自損傷害型は相手がいない単独事故や相手に過失がない事故(自分側の過失が100%の事故)のときのみ補償を受けることができ、支払われる保険金も症状や通院・入院日数に応じた定額のものとなります。相手にも過失がある事故の場合、相手からの賠償を受けられますが、自身の過失分は自己負担が必要です。

人身傷害型は相手に過失がある事故の自身のケガも補償を受けることができます。また、支払われる保険金も人身傷害保険の保険金額を上限として実際の損害額です。ただし、自損傷害型よりも保険料は高く、また、基本的に自動車保険の契約で人身傷害保険をつけている必要があります。

ファミリーバイク特約のデメリットは?

ファミリーバイク特約は1つの契約で家族の原付バイクがまとめて補償を受けられるというメリットのほかに、保険金を請求しても等級が下がらない、年齢条件の影響を受けないというようなメリットがあります。

それではファミリーバイク特約にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?代表的なデメリットを紹介します。

自分側の補償が限られる

ファミリーバイク特約は自損傷害型の場合だと相手のある事故で自身の死傷に対する補償を受けることができません。また、原付バイクには必要ないと感じる方もいるかもしれませんが、自損傷害型・人身傷害型共通して自身のバイクへの車両補償がありません。

無事故でも保険料が安くならない

ファミリーバイク特約には等級がないので無事故で1年過ごしても翌年度の保険料は安くなりません。長期間原付バイクに乗る場合、最終的にはバイク保険の方が安くなる可能性もあります。

ロードサービスは基本的に対象外

基本的に自動車保険のロードサービスは契約車両を対象としているので、ファミリーバイク特約をつけていても原付バイクはロードサービスの対象外となっています。出先で原付バイクにトラブルが発生した場合、ロードサービスが心強い味方となってくれます。原付バイクで出かけることが多いのでロードサービスは欲しいという場合、バイク保険の加入を検討するか、JAFなどのロードサービスを提供する会社や団体の会員となることを検討するとよいでしょう。

まとめ

ファミリーバイク特約には自損傷害型と人身傷害型の2つのタイプが用意されていることが多いです。対人賠償や対物賠償についてはどちらのタイプでも変わりませんが、自身のケガに対する補償が異なっています。自損傷害型は相手にも過失のある事故では補償を受けることができず、支払われる保険金も症状などに応じた定額です。人身傷害型は相手に過失のある事故でも補償を受けられ、保険金は人身傷害保険の保険金額を限度として実際の損害額が支払われます。

人身傷害型の方が補償は手厚いですが、その分保険料が高くなります。原付バイクに乗る方の収入の状況や自動車保険以外に加入する保険の内容などを踏まえて考えてみましょう。


堀田健太

著者情報

堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

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