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プリウスは保険料が高い?そう言われる理由は?

投稿日:2020年11月5日 更新日:

「プリウスは自動車保険料が高い」というようなことを耳にすることがあります。プリウスは販売台数も多く、必然的に事故の映像でプリウスを見かけることも多くなることが、「事故率が高い」→「保険料が高い」とつながってしまっているのが原因の一つだと考えられます。それでは実際のところ、プリウスは事故率が高く、保険料が高い車なのでしょうか。

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前提:車の型式によって保険料は変わる

まずは前提知識として、自動車保険の保険料は車の型式ごとの事故実績によって変わるということを紹介します。すでに知っているという方は「プリウスの型式別料率クラスは?」まで読み飛ばしてしまって構いません。

自動車保険の保険料は一般に保険金の支払の可能性が高いほど高くなります。数多くの自動車の中で保険金の支払実績が多い自動車と少ない自動車というものが存在してきます。そこに保険料の差をつけるために型式別料率クラスがあります。

型式別料率クラスとは、自動車保険において車の型式ごとのリスクを1~17(自家用軽四輪乗用車は1~3)のクラス別に設定したものです。「対人賠償」「対物賠償」「人身傷害」「車両保険」の4つの項目があり、それぞれの項目において事故実績から料率クラスが設定されています。料率クラスの数字が大きいほどリスクが高いことを表し、リスクが高い車ほど保険料が高くなっています。

型式別料率クラスは直近の保険データに基づく事故実績から毎年見直されています。事故実績がクラスが示すリスクよりも大きければクラスが上がり、逆に小さければクラスが下がります。自分が事故を起こしていなくても、同じ型式の車に乗っている他の人が多く事故を起こした場合、クラスが上がって保険料も高くなってしまうこともあります。

自動車保険の型式別料率クラスとは何?
自動車保険の保険料は一般に保険金の支払の可能性が高いほど高くなります。数多くの自動車の中で保険金の支払実績が多い自動車と少ない自動車というものが存在してきます。そこに保険料の差をつけるのが型式別料率ク ...

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プリウスの型式別料率クラスは?

プリウスの保険料が高いというのが正しいのであれば、プリウスの型式別料率クラスが他の車と比べて高くなっているはずです。実際のところどうなのか、損害保険料率算出機構の型式別料率クラス検索より紹介します。なお、各保険会社は損害保険料率算出機構の料率クラスを修正して使うこともあるので、契約する自動車保険での型式別料率クラスは保険会社にご確認ください。

プリウスの料率クラス(保険始期2023年1月1日~12月31日)
型式ZVW30ZVW50ZVW51ZVW55
対人賠償責任保険111292
対物賠償責任保険10856
人身傷害保険119105
車両保険8999

3代目(ZVW30)と4代目(ZVW50、51、55)の料率クラスは上表の通りです。型式別料率クラスは1~17の17クラスなので、9が真ん中となります。これをみると、ZVW50の対人賠償やZVW30などは真ん中よりも少し高めですが、特別に高いというわけではないことが分かります。

他の車との比較

他の車と比べたらどうなのでしょうか。2022年1月~12月に当サイトの自動車保険一括見積もりサービスで見積もり件数が多かった型式(普通乗用車、小型乗用車)の料率クラスも紹介します。

普通乗用車

料率クラス(保険始期2023年1月1日~12月31日)
車名ヴォクシーアルファードVEZELセレナエスティマ
型式ZRR80WAGH30WRU3GFC27ACR50W
対人賠償責任保険36738
対物賠償責任保険47846
人身傷害保険58786
車両保険611877

小型乗用車

料率クラス(保険始期2023年1月1日~12月31日)
車名アクアノートフリードフィットルーミー
型式NHP10E12GB3GE6M900A
対人賠償責任保険98684
対物賠償責任保険96674
人身傷害保険97396
車両保険75446

ヴォクシー(ZRR80W)やルーミー(M900A)の料率クラスと比較するとプリウスは高いと感じられますが、アクア(NHP10)などと比べるとプリウスが特別に高いというわけではありません。

保険料が高いと言われる理由は?

プリウスの保険料が高いと言われる理由として考えられることには2つあります。1つ目が単なる思い込みや勘違いで2つ目が小型乗用車と比べると車両保険が高いということです。

思い込み・勘違い

プリウスは販売台数が非常に多いこともあり、事故現場や事故の映像を見たときに事故を起こしたのがプリウスだというケースをみることも多くなっています。事故率が他の車と変わらなくても公道を走っている台数が多いために事故件数としては多くなってしまいます。そこから、「事故が多い」=「保険料が高い」と結びついてしまい、「プリウスの保険料は高い」と思い込んでしまっていると考えられます。

車両保険

日本で現在売れ筋の車は軽自動車や小型乗用車です。軽自動車は型式別料率クラスが3クラスしかないので単純比較できませんが、多く売れている小型乗用車と比べるとプリウスの車両保険は高くなることが多いです。車両本体の価格の差のほかに、プリウスは盗難被害も多くて車両料率クラスを押し上げている面もあります。このことにより、「プリウスの保険料は高い」と感じてしまうと考えられます。

保険料を安くするには?

プリウスの保険料は特別に高くなっているわけではないということが分かりましたが、それでも保険料はできる限り安くしたいものです。保険料を安くするにはどのような手段が取れるのか紹介します。

運転者限定・年齢条件を見直す

運転者限定や年齢条件を厳しくすることで保険料を安くすることができます。新規に契約する場合は適切に設定できていることが多いですが、昔に契約したまま同じ内容で更新し続けているという場合は必要以上に補償範囲が広くなってしまっている可能性があります。

子供が独立して同じ車に乗らなくなったのに運転者限定を家族限定や限定無しにしていないか、最も若い運転者が26歳以上となったのに21歳以上補償としていないかなど一度確認しておきましょう。また、年齢条件の対象となるのは記名被保険者と配偶者および同居の親族のみです。別居の子供や年下の友人などが運転するという場合でも年齢条件を設定する際には考える必要はありません。勘違いをしていたという場合は正しく設定しなおしましょう。

ネット自動車保険も検討する

カーディーラーなどで紹介される、保険会社と契約者の間に代理店が入る代理店型の自動車保険だけでなく、主にインターネット経由で契約するネット自動車保険も検討しましょう。ネット自動車保険はダイレクト自動車保険や通販型自動車保険と呼ばれることもあります。

ネット自動車保険は間に代理店を挟まない分、保険料を安くすることができます。代理店の担当者と対面で話すことはできませんが、不明点はオンラインチャットやコールセンターで聞くことは可能です。また、事故対応が心配な人もいると思いますが、弁護士法の絡みで代理店は事故対応を行うことができないので、事故対応に代理店の有無は関係ありません。

多くのネット自動車保険は、インターネット経由で申し込むと保険料が割引になるインターネット割引が用意されているので、Web上での契約に抵抗がない人は検討してみるとよいでしょう。

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車両保険の免責金額を大きくする・エコノミー型にする

車両保険をつける場合は免責金額を大きくすることを考えましょう。免責金額とは、いわば自己負担金額のことで、事故等で車両保険を使うときに免責金額の分は保険金が支払われずに自己負担する必要があります。保険会社が支払わなければならない保険金が減るので保険料も安くなります。万が一の事故の際にいくらの自己負担なら問題ないかを考えたうえで、無理のない範囲で免責金額を大きくすることも考えてみましょう。

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また、車両保険をエコノミー型にすることで補償範囲は狭くなりますが保険料を抑えることができます。エコノミー型では単独事故(自損事故)などで補償を受けることができません。購入してから年数が経つなどして大きな車両保険金額をかけられなくなった場合などはエコノミー型を検討してみるのもよいでしょう。

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車両保険は一般型とエコノミー型の2つの種類から選べるようになっていることが多いです。補償範囲の広い一般型と保険料が安いエコノミー型という違いがありますが、具体的にどのように違うのでしょうか?また、一般 ...

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一括見積もりで安い自動車保険を探す

自動車保険は同じ補償内容であっても保険会社によって保険料に違いがあります。そのため、保険料を抑えるためには複数の保険会社から見積もりを取って比較してみるのがよいでしょう。

その際におすすめなのが自動車保険の一括見積もりサービスです。見積もりを取るのに1社1社個別に見積もりを依頼してもよいですが、同じような内容の情報を見積もりを取る会社の分だけ入力する必要があります。自動車保険一括見積もりサービスを利用すれば、一度の情報入力で複数の保険会社から見積もりを取得できるので、手間と時間を省くことができます。そして、見積もり内容を比較して保険料が安い保険会社と契約することで保険料の節約も達成できます。利用は無料なので、ぜひ一度使ってみてください。

自動車保険を安くするには一括見積もりがおすすめ!

まとめ

「プリウスは保険料が高い」と聞くことがありますが、型式別料率クラスをみると特別に保険料が高くなっているわけではないことが分かります。販売台数が多いため、事故現場で見かけることも多くなっていることがこの勘違いの一因となっているのだと思われます。しかし、他車と比べて特別高いわけではないとしてもできるだけ保険料は安くしたいものです。そうした場合は補償内容の見直しや一括見積もりサービスを利用して安い保険会社を探すなどをするとよいでしょう。


堀田健太

著者情報

堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

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