納車日が近づくとわくわくする気持ちがあると同時に、特に初めての車の購入だと納車日当日の流れについて不安に感じる部分も出て来ますよね。納車日当日には何を行うのか、納車日までにやっておくべきことは何かあるのか紹介します。
もくじ
納車日当日に行うことは何?
納車日当日に行う手続きについて説明します。全部で30分~1時間くらいを見ておくとよいでしょう。
書類の確認
車検証や自賠責保険証明書の記載に間違いがないか確認します。また、リサイクル券や車の保証書なども受け取ります。車検証の住所が間違っていると自動車税の納税通知書が届かないなどの不具合があるのできちんと確認しておきましょう。
車の装備や機能の説明
車の操作方法や機能の説明を受けます。新しく発売された車を購入する場合、最新の設備になっていて今までと操作感が異なるということもあるのでよく確認しておきましょう。後で調べようと思ってもなかなか大変なので疑問に思ったことがあればその場で聞いておくのがよいです。
傷やへこみ、装備の不備の確認
最も注意が必要なのがこの傷やへこみなどの確認です。メーカーからディーラーまで運搬している途中やオプション品を取り付けているときなどに傷や汚れなどがついてしまうことがあります。気が付いたらすぐに申告するようにしましょう。後日言っても納車前からついていたと証明は難しく、対応してもらえない可能性が高いです。
受け取りのサイン
一通り確認が済み、問題なければ受け取りのサインをします。何か気になることがあるのであればそれを確認してからサインをするようにしましょう。
ガソリンを入れる
新車を購入した場合、納車時に入っているガソリンは基本的に少量です。店頭まで受け取りに行った場合は家までの帰りに、自宅まで運んでもらった場合も早いうちにガソリンスタンドまで行くようにしましょう。
納車日前にやっておくべきことは?
契約してから納車日を迎える前にやっておいた方がよいことも紹介します。
必要書類の用意・提出
どのような書類がいつまでに必要なのかは契約時に説明されていると思いますが、必要な書類の用意・提出は確実に期限までに行うようにしましょう。実印や印鑑証明書(普通車の場合)、車庫証明書・保管場所届出などが必要となります。
代金の用意・支払い
支払い手段やタイミングは購入するディーラーによって異なりますが、車両の代金を用意し期限までに支払う必要があります。大きな金額を振り込む必要がある場合、ATMでは振り込むことができない場合があるので注意しましょう。
自動車保険の手続き
自動車保険は任意加入の保険ではあるのですが、事故時に多額の賠償金を支払う必要性がある可能性を考えると加入しておくべき保険です。納車日から補償を受けるためにも事前に契約を行っておきましょう。新規購入ではなく買い替えという場合も車両入替の手続きが必要です。
自動車保険に新たに加入する場合、一括見積もりサイトを利用して各社の自動車保険を比較するのがよいでしょう。ディーラーですでに決めてしまっている人も多いと思いますが、ディーラーで紹介される自動車保険はネットで契約できる自動車保険よりも保険料が高いことが多いです。まだ加入先を決めていない場合は各社の保険料や補償内容を比較して条件のよい保険会社を探してみましょう。
まとめ
納車日には書類の確認や車の装備・機能の確認、車体の傷などの確認を行います。大体30分~1時間くらいを見ておけばよいでしょう。特に傷の確認が大切で、気になる点があったらその場で申し出るようにしましょう。後から言っても受け付けてくれない可能性が高いです。また、ガソリンは基本的に最低限の量しか入っていないので、どこのガソリンスタンドに給油しに行くか決めておくとよいでしょう。
そして、車を運転するのであれば自動車保険には入っておくべきです。納車日当日から補償を受けられるように、事前に契約手続きを進めておきましょう。まだどこの保険会社にするか決めていない場合は一括見積もりサービスを利用して比較するのが便利です。一社一社個別に車の情報などを入力して見積もりを取る手間が省けます。利用は無料ですのでぜひご利用ください。
著者情報
堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。