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チャイルドシートの選び方とは?必要な理由と選ぶ際のポイントを紹介

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チャイルドシートは、幼い子供を車に乗せるとき、安全を確保するために必須のカー用品です。しかし、チャイルドシートは子供の年齢や身長・体重などに応じて、たくさんの種類が販売されています。どのような点を重視して選べばいいのか、判断に迷っている人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、チャイルドシートが必要な理由や種類のほか、選ぶ際のポイントと購入すべき時期について解説します。

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チャイルドシートが必要な理由

チャイルドシートは幼い子供の命を守るため、必ず使用しなければなりません。これは、万が一事故に遭った場合、子供は自分の安全を自分で確保できないのが理由です。
6歳未満の子供のチャイルドシート(幼児用補助装置)使用は法的な義務であり、具体的には、道路交通法第71条の3第3項で定められています。違反した場合、反則金はないものの、違反点数が1点加算されます。

警察庁によると、チャイルドシートを使用しない場合の致死率は、使用した場合の約4.2倍にも達します。

■チャイルドシートの使用有無別の致死率(2019~2023年合計)

自動車同乗中(6歳未満幼児)のチャイルドシート使用有無別致死率比較

※「適正使用」とは、チャイルドシートが車両に適正に固定され、かつ、幼児等がチャイルドシートを適正に使用している場合をいう。
※致死率=死者数÷死傷者数×100
※致死率の比較は、小数点第3位以下も含めて算出しています。

参照:警察庁「子供を守るチャイルドシート

「大人がしっかりと抱えていれば、チャイルドシートは必要ないのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、時速40kmで衝突事故に遭ったときに乗員へとかかる力(前方に投げ出される力)は、体重の約30倍に達します。10kgの幼児でも300kgの重さに相当するため、大人の腕の力で支えることは不可能です。

また、仮にチャイルドシートを使用していたとしても、使用方法が適正でなければ意味がありません。チャイルドシートを車のシートに正しく固定していなかったり、子供をチャイルドシートにきちんと座らせていなかったりすると、チャイルドシート本来の効果を発揮できないおそれがあるので注意しましょう。

チャイルドシートを選ぶ際のポイント

チャイルドシートは、どのようにして選べばいいのでしょうか。続いては、チャイルドシートを選ぶ際のポイントについて解説します。

子供の年齢と身長・体重

チャイルドシートは、年齢や身長・体重、あるいは体格の違いに応じて区分が分かれています。これらの区分を総称して「チャイルドシート」と呼ぶことが多いです。チャイルドシートには、下記の区分が設けられています。

■チャイルドシートの年齢・身長別区分

参照:一般社団法人日本自動車工業会「チャイルドシート啓発

乳児用の「ベビーシート」とは、主に新生児・乳児用のチャイルドシートです。首が座っていない新生児・乳児を事故の衝撃から守るため、進行方向の反対向きに寝かせた状態で固定するのが特徴です。

幼児用の「チャイルドシート」は1歳頃から4歳頃、あるいは身長76~100cmの幼児向けのもので、この段階から、車のシート形状に沿って備え付けるようになります。

児童用の「ジュニアシート」は、身長100~150cmの学童用チャイルドシートで、子供が4歳頃から必要になります。子供の成長に伴い、チャイルドシートでは収まらなくなった場合に切り替えるのが一般的です。

なお、メーカーや製品ごとに身長・体重の条件などが異なる場合があるので、購入前にはメーカーのウェブサイトや取扱説明書などで確認しましょう。

チャイルドシート本体の素材・機能

チャイルドシートは多様な素材を使用していたり、さまざまな機能を備えていたりします。これらも選ぶ際のポイントとして挙げられるでしょう。具体的には、下記のポイントをチェックしたいところです。

<チャイルドシートを選ぶ際のポイント>

  • シートの素材
  • シートのクッション性
  • リクライニングの可否
  • シートの取り外し可否
  • 日除け(サンシェード)の有無

シートの素材は、メッシュ素材など通気性が高いものなら熱がこもりにくいため、体温が高い子供でも快適に座っていられます。また、シートのクッション性が高かったり、座ったままシートの角度を変えられるリクライニング可能だったりすると快適性も上がるので、長時間の移動で子供がぐずることも減るかもしれません。衝撃吸収素材が内蔵されたクッションであれば、路面からの衝撃も抑えられるメリットがあります。

ミルクの吐き戻しや食べこぼしなどでチャイルドシートは汚れがちですが、シートを取り外して洗える機能を持つチャイルドシートであれば、清潔さを保つことが可能です。さらに日除け(サンシェード)が備わる製品なら、車内に入り込む日差しや紫外線から繊細な子供の肌を守ってくれます。

これらの素材・機能によって、チャイルドシートを選ぶのもひとつの手です。

車の使用状況

車の使用状況も、選ぶ際のポイントといえます。車をよく使用し、乗せたり降ろしたりすることが多い場合には、ドア側に回転できるタイプだと、子供の乗せ降ろし時の身体的な負担を軽減することができます。一方で、車に乗る機会が少ない場合には、安価で比較的コンパクトな固定式がおすすめです。

また、2台の車でチャイルドシートを付け替える場合には軽量なものを選んだり、タクシーやカーシェアなどを利用することが多い場合は、子供を乗せたまま移動できるキャリー式を検討したりしてもいいかもしれません。

自分の車に対する適合性

チャイルドシートが自分の車に適合するかどうかは、選定時の重要なポイントです。チャイルドシートには、車種やシートベルトの形状によって適合しない製品もあるからです。
チャイルドシートを選ぶ際には、メーカーのウェブサイトや店頭に備え付けてある冊子などで、「適合車種確認」を忘れないようにしてください。

安全基準

チャイルドシートには、基本的に日本で店頭販売されている安全基準に適合している証である、「Eマーク」が添付されています。
ただ、2023年9月からこれまでの「R44」より厳しい国際安全基準である「R129」が完全適用されるようになり、いずれかに適合した製品を選ぶ必要があります。

R44とR129の違いは、主に下記のとおりです。

■R44とR129の違い
R44R129
衝突試験前後からの衝突試験前後+側面からの衝突試験
衝突試験時のダミー人形の計測センサーなしあり
後ろ向き取付の期間12ヵ月頃まで15ヵ月未満まで
取付向きの判断基準体重を基準とする身長を基準とする

R129では、側面からの衝突による衝撃を評価に加えたり、衝突試験で使うダミー人形に計測センサーを付けて衝撃を数値化したりすることで、より高い安全性が確保できるようになりました。
また、乳幼児で後ろ向きに取り付ける期間を長くしたり、取付向きの判断基準を個人差の少ない身長にすることで、取付向きと体格のミスマッチを減らしたりする変更も施されています。

現在はR129に完全移行し、R44の生産・出荷がされなくなったとはいえ、店頭で売られているR44の安全性が低いわけではありません。
さまざまな条件や予算などのバランスを見ながら、R44適合製品かR129適合製品かのいずれかを選ぶようにしてください。

チャイルドシートの種類

チャイルドシートには、シートの取付方法やタイプにいくつかのバリエーションがあります。ここでは、チャイルドシートの種類について解説します。

チャイルドシートの取付方法

チャイルドシートの取付方法は、「シートベルト取付式」と「ISOFIX(アイソフィックス)取付式」の2種類があります。具体的な違いは、次のようになっています。

シートベルト取付式

シートベルト取付式のチャイルドシートは、車の3点式シートベルトを使って取り付けるタイプのチャイルドシートです。年式の古い車種を含めた幅広い車種に対応しているのがメリットで、比較的安価で購入できるのも魅力といえるでしょう。

ただし、シートベルトを使って取り付けるには、コツや力が求められる製品もあります。取り付け方を誤ると、本来の性能を発揮しない可能性もあるので注意が必要です。実際、警察庁とJAF(一般社団法人日本自動車連盟)の合同調査による「チャイルドシート使用状況全国調査(2023)」では、乳児用シートで32.7%、幼児用シートでは43.2%のミスユース(間違った取り付け)をされていることが明らかになっています。

ISOFIX取付式

ISOFIX取付式チャイルドシートは、車のシートベルトを使わず、車のシート部分に備わるISOFIXアンカー(金属製の取付金具)とチャイルドシートのコネクタを連結すれば設置可能なタイプです。簡単かつ確実な取り付け・固定ができるのがメリットで、2012年7月以降に販売された車には、基本的にISOFIXアンカーが装備されています。

とはいえ、一部の車はISOFIXに対応してない場合があります。ISOFIX取付式のチャイルドシート購入前に、必ず確認しておきましょう。また、シートベルト固定式に比べると価格が高い点は、注意しておきたいポイントです。

シートのタイプ

チャイルドシートのタイプは、「回転式」「固定式」「キャリー式」の3つに大別できます。それぞれの違いは、次のとおりです。

回転式

回転式のチャイルドシートはシートを360°回転できるため、首が座っていない子供を乗せたり降ろしたりする際に便利です。片手でチャイルドシートを回転させ、寝かせたまま車に乗せることができるのは回転式ならではのメリットといえます。

ただし、回転式は固定式に比べて高価な傾向があり、回転するためのスペースを車内で必要とするなどのデメリットもあります。また、構造的に重量がかさむため、車に付け替える機会が多い場合には向かないかもしれません。使用期間は、4歳頃までとなっている製品が多い傾向があります。

固定式

固定式のチャイルドシートは、回転式と比較して機構がシンプルなので、安価なのが大きなメリットです。また、固定式の多くは7歳頃まで使用できるため、買い替える必要がないのも特徴でしょう。シートベルト取付式であれば軽量であり、2台の車のあいだで付け替えるときの負担も少なく済みます。
ただし、回転式に比べて乗降性は劣るので、子供がぐずったときは苦労するかもしれません。

キャリー式

首が座っていない新生児・乳児にもチャイルドシートは必須ですが、おすすめなのがキャリー式です。キャリー式のチャイルドシートは、持ち運びしやすい持ち手が備わっているのが特徴で、車で使用しなくてもベビーチェアとして活用できます。退院時の移動やタクシー・カーシェアでの移動時には、最適といえるでしょう。

ただし、小さく軽量ゆえに1歳頃のタイミングで買い替えなければならず、使用期間が短いのがデメリットです。2台目は、チャイルドシート・ジュニアシートとして長く使えるものを選ぶ必要があります。

チャイルドシートの最適な乗り換え時期

チャイルドシートには前述した3区分のほか、兼用タイプなども販売されています。具体的には、下記のようなラインナップになっています。

<チャイルドシートのラインナップ>

  • 新生児~1歳頃:ベビーシート
  • 新生児~4歳頃:ベビーシート兼チャイルドシート
  • 新生児~10歳頃:ベビーシート兼チャイルドシート兼ジュニアシート
  • 1~4歳頃:チャイルドシート
  • 1~10歳頃:チャイルドシート兼ジュニアシート
  • 4~10歳頃:ジュニアシート

ベビーシート→チャイルドシート→ジュニアシートの乗り換えだと3回も買い替えることになり、経済的負担が大きくなるのは否めません。一方で、ベビーシート兼チャイルドシート兼ジュニアシートの3区分兼用タイプだと、1歳頃までに急に体格が大きくなった際、調整が難しくなる可能性があります。

そこでおすすめなのが、ベビーシートとチャイルドシート兼ジュニアシートの組み合わせです。新生児から1歳頃まで使うベビーシートはベビーチェアとしても使え、軽量かつコンパクトで、子供を寝かしつけた状態で移動できるメリットがあります。
その後、1~10歳頃のチャイルドシート兼ジュニアシートに買い替えるのが回数も少なく済みます。ベビーシートの使用期間は短いので、場合によってはレンタルして購入費用を抑える方法も考えられるでしょう。

ただし、子供はどのタイミングで大きく成長するかはわかりません。チャイルドシートの劣化状況や子供の成長次第で、随時買い替えを検討するようにしてください。

チャイルドシートはいつ買うべき?

チャイルドシートの購入は、妊娠後期(8~10ヵ月頃)までには済ませておきましょう。これは、出産後に車で帰宅する際など、すぐにチャイルドシートが必要になるケースが多いからです。

注意したいのは、チャイルドシート購入後は、できるだけ早く取扱説明書を確認したり、車に取り付けたりしておくことです。
取り付けの準備をしておかないと、出産が予想外に早くなり、チャイルドシートが急に必要となった場合に取付作業に苦労したり、取り付け方を誤ったりする可能性があります。

チャイルドシートは機能性や車の使用状況を考えて選ぼう

6歳未満の子供を車に乗せる際には、チャイルドシート使用の法的義務があります。チャイルドシートはさまざまな種類のものが販売されており、どれを選んだらいいのか迷う人も多いはずです。

機能性や車の使用状況をあまり考えずにチャイルドシートを選ぶと、子供とのドライブが大変なものになったり、重いチャイルドシートを2台目の車に移動させるのに苦労したりする可能性があります。また、乗り換え時期を検討しておかないと購入回数が増えてしまい、家計を圧迫するかもしれません。チャイルドシートは、ポイントをしっかり押さえて選びましょう。

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