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ガソリンの種類の違いは何?ガソリンを入れ間違うとどうなる?

投稿日:2023年1月18日 更新日:

ガソリンスタンドでは通常「ハイオク」「レギュラー」「軽油」の3つの種類から自分の車にあったものを選択するようになっています。当たり前のように給油しているガソリンですが、それぞれ価格も異なりますよね。物価が上昇している中で少しでも安いガソリンの給油に変えたいと思いガソリンの種類について気になった人はいないでしょうか。また、ガソリンの給油を間違ってしまった場合どうなるのでしょうか。ここでガソリンの種類と違い、安全面について紹介するので確認しておきましょう。

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ガソリンの種類

原油からさまざまな石油精製品ができますが、その中でガソリンは沸点が30℃-180℃の揮発性が高い常温で無色透明の液体です。ガソリンは「ハイオク」と「レギュラー」に分けられ、ガソリンスタンドで販売されているガソリンは安全面のためオレンジ色に着色されています。

ガソリンは揮発性が高く常温状態でも燃焼しやすいのでエンジン出力の向上に都合がよく、ガソリンの99%程度が自動車用に消費されています。その他に、ガソリンスタンドで販売されている燃料には「軽油」や「灯油」もあります。

「ハイオク」と「レギュラー」

ガソリンは「ハイオク」と「レギュラー」に分けられるという紹介をしました。ガソリンの「ハイオク」と「レギュラー」の違いは「オクタン価」の違いになります。

オクタン価価格/L(参考)
ハイオクオクタン価96以上180.1円/L
レギュラーオクタン価96未満169.2円/L

ガソリン価格は、2023年12月18日の全国平均価格(e燃費より)になります。

オクタン価とは
オクタン価とは、ガソリンの自己着火のしにくさを数値で表したものです。ガソリンは揮発性が高く発火しやすい液体ですから添加物を混合して発火しにくい状態にしています。オクタン価の数値が高い方がエンジン内の異常燃焼のひとつであるノッキング(振動)現象を起こしにくいガソリンということになります。

ガソリンはオクタン価の違いで「ハイオク」か「レギュラー」に分けられます。異音や振動が起こるノッキング現象のリスクを避けるために「ハイオク」を給油した方がよいのではないかと思いますが、日本のガソリン品質は非常に高いため通常であればレギュラーガソリンでノッキング現象を起こすことはありません。レギュラーガソリン仕様の車であれば、ノッキング現象を心配して単価の高いハイオクガソリンを無理して給油する必要はないので安心しましょう。

レギュラー仕様の車にハイオクを入れるとどうなる?

レギュラーガソリン仕様の車にハイオクガソリンを給油しても全く問題ありません。しかし、車のパワーや燃費がアップしたり、エンジンの洗浄効果が上がったりするのではないかと期待してレギュラーガソリン車にハイオクガソリンを給油する人もいるようですが、実際には期待するほどの性能の変化や洗浄効果はなく、劇的な変化がみられるということはないと考えておきましょう。ハイオクガソリンに変えたことによって変化がみられたという事例も多少あるようですが、コスト面を考えると意味のない変更と言えるほどでしょう。

レギュラーガソリン仕様の車はレギュラーガソリンで最適なパワーを発揮するように設計されているので、わざわざハイオクの給油を行う必要はないと考えておくとよいでしょう。

レギュラー仕様車でレギュラーとハイオクを混ぜても大丈夫?

レギュラーガソリン車の給油の際に、間違ってハイオクを入れてしまった、といった時、焦ってしまいますね。給油の入れ間違いは十分注意したい点ですが、レギュラーガソリンにハイオクを混ぜる形で給油してしまっても問題ありません。かつて、有鉛ガソリンが流通していた時代にはハイオクとレギュラーを混合することはNGでしたが、現在は無鉛ガソリンしかガソリンスタンドで販売していないので心配する必要はありません。

ハイオク仕様の車にレギュラーを入れるとどうなる?

高出力・高効率のエンジンを積んでいる車はハイオクガソリン仕様になっていることが多いです。ハイオク仕様の車であっても、あらかじめレギュラーガソリンの誤給油やハイオクを給油できない緊急時などに備えてコンピューターの制御設計がされているためレギュラーガソリンを給油して走行してしまっても問題ありません。レギュラーガソリンを給油してしまった場合には、給油した燃料を車がレギュラーガソリンと判断し自動的に制御して走行するためノッキング現象で車に影響を及ぼしてしまうといった心配をしなくても大丈夫でしょう。

しかし、コンピューター制御は、あくまでもハイオクガソリン仕様の車にレギュラーガソリンを給油してしまった時の一時的な緊急対応であると認識しておきましょう。ハイオクガソリン仕様の車にも関わらずコスト削減のためと日常的にレギュラーガソリンの給油を行うのは故障の原因となりますので避けるべきです。

ハイオク仕様車でハイオクとレギュラーを混ぜても大丈夫?

ハイオクエンジン仕様の車で間違ってレギュラーガソリンを入れてしまい、ハイオクとレギュラーが混ざってしまった場合、こちらもレギュラー仕様の車同様に問題なく走行することができます。ただし、ハイオクとレギュラーが混ざったガソリンではレギュラーガソリンが給油されたとコンピューターが判断して走行することになります。ハイオク仕様の車にレギュラーガソリンの給油が繰り返されるとコンピューター制御に影響を及ぼし故障の原因となる心配がありますので注意しましょう。

「軽油」って何?

軽油もガソリンと同じく原油からできた石油精製品です。軽油の沸点は240℃-350℃でガソリンと比べると価格も安価です。軽油価格は、2023年12月18日の全国平均価格で146.3円(e燃費より)になっています。

軽油とガソリンの違いは沸点となり、常温状態でも燃焼しやすいガソリンと比べ高温高圧の状況下で燃焼するため軽油はガソリンよりも高出力で熱効率がよい燃料になります。

軽油を燃料として走る車はディーゼル車に限られます。ディーゼル車はガソリン車とはエンジンの仕組みが異なるためディーゼル車にガソリンを給油することはできません。当然、ガソリン車に軽油を給油することもできません。主に車の燃料として使用されている軽油ですが、自動車のほかに農業・建設機械、発電用のディーゼルエンジン用燃料やボイラーなどに使用されています。

ディーゼル車とは
ディーゼル車とは、軽油を燃料として走る車です。ガソリンエンジンよりも高出力で熱効率が良い燃料でパワフルためトラックやバスなどの大型車両車に向いています。また、耐久性が高いという点も特徴です。
ディーゼル車は大気汚染物質の排出や音のうるささがデメリットとしてあり、大型車両専用となっていました。しかし、近年、それらの問題を解決したクリーンディーゼル車の開発により乗用車においても軽油を燃料とするディーゼル車が販売されています。軽油の安さや耐久性の高さなどからクリーンディーゼル車も人気となっています。
【 重要 】
・軽油を給油できるのは「ディーゼル車」のみ
・ディーゼル車にガソリンエンジンは給油できない
・ガソリン車に軽油は給油できない

ディーゼル車にガソリンを給油してしまったら?

ディーゼル車とガソリン車はエンジンの仕組みが異なります。ディーゼル車は、軽油の燃料と空気を混ぜた状態で圧力を高め、自然着火させるというエンジンの仕組みのため、給油タンクが空の状態ではエンジンはかかりません。しかし、ガソリンスタンドで補給する場合、タンクの中に軽油が残った状態のため、エンジンがかかり軽油の残量分は走行することができるかもしれません。しかし、ガソリンではエンジンを動かすことができないため、燃料の噴射ノズルが破損し多額の修理代がかかることになるでしょう。

燃料噴射ポンプが破損してしまうため、エンジンをかけてはいけない
誤って給油したガソリンをタンクから抜く作業が必要!

ガソリン車に軽油を給油してしまったら?

ガソリン車は、ガソリンの燃料と空気を混ぜた状態で圧力を高め、スパークプラグで点火させるというエンジンの仕組みです。そのため間違えて軽油が給油されているとプラグの先端に軽油が付着してしまいエンジンが止まってしまいます。

ガソリン車に軽油を給油し走行してしまった場合の車へのダメージとしてはプラグやエンジンオイルの交換といったディーゼル車にガソリンを給油し走行してしまった場合のダメージと比べると優しいかもしれませんが、車によいことではありませんので、間違えて軽油を入れてしまった時にはエンジンをかけずにタンクからガソリンを抜く作業を行う必要があります。

エンジンをかけてはいけない
誤って給油した軽油をタンクから抜く作業が必要!

軽自動車は軽油では走らない

ごく稀に「軽」自動車には「軽」油を給油すると勘違いして入れてしまった、という人もいるようです。軽自動車は、大きさや排気量が定められた規格内の車のことで、ほとんどの軽自動車はガソリン車です。軽油の「軽」は重油と対応するものであり、軽自動車用の燃料というわけではありません。軽自動車に軽油を給油してしまうと上記のようなトラブルを引き起こしますので軽自動車にはガソリンを給油するということを認識しておきましょう。

ガソリンスタンドで販売されている「灯油」

灯油もガソリンスタンドで販売されている燃料のひとつで原油を蒸留して抽出される石油精製品という点は同じです。灯油の沸点は170℃-250℃程度で主に家庭用の暖房機器や灯油気の燃料に使われます。ガソリンスタンドで販売されていますが、車に給油することはない燃料で給油する場所も別に設置されています。

実は、軽油と灯油はとても似ている性質を持つ燃料になるため、軽油を燃料とするディーゼル車に灯油を入れても理論上問題なく走行できると考えられます。軽油より灯油の方が価格も安いため、ディーゼル車に乗っている人が灯油に切り替えたいと思うかもしれませんがそれは行ってはいけない行為になります。燃料に課税されている税金が関わってくる問題となるため、ディーゼル車に灯油を入れて公道を走る行為は脱税となり犯罪行為として罰せられます。

「ハイオク」「レギュラー」「軽油」はどこで見分ける?

車の給油口の蓋や裏に燃料の種類を示すシールが貼られていたり、印刷されていたりします。車を購入するときには使用する燃料はどの車を選ぶかの選択肢にもなるため、何を給油したらよいかわからないということはあまりないでしょうが、借りた車であったり、レンタカーなどでは給油する燃料が分からなくなってしまうことも考えられます。そういった時は給油口のハッチを開け、給油する燃料が何なのか確認しましょう。また、車検証の「燃料の種類」欄にも記載されていますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

燃料の入れ間違え防止のためにガソリンスタンドのノズルの色は法令により定められています。ハイオクガソリンは黄、レギュラーガソリンは赤、軽油は緑と決められています。給油口に記載されている燃料とガソリンスタンドのノズルがマッチしたものを選んで間違えないように給油しましょう。

給油口の記載内容給油する燃料給油ノズルカラー
ハイオクハイオク黄(イエロー)
無鉛ハイオク
無鉛プレミアム
レギュラーレギュラー赤(レッド)
無鉛レギュラー
ディーゼル軽油緑(グリーン)
軽油

燃費を抑えて車の維持費を節約する方法

様々な物価の価格が高騰している中でガソリン代を少しでも節約するにはどうしたらよいのか、また、ガソリン代以外に車の維持費を下げる方法について紹介します。

車のメンテナンス・乗り方で燃費を改善

車に使用されている燃料にはそれぞれ種類があり、安い単価の燃料に変更して車を運転するということは難しいです。しかし車の乗り方の改善などによってガソリンの消費を節約することは可能です。タイヤの空気圧を正常にする、エンジンオイルを適度に交換するといった車のメンテナンスや、余計な荷物は載せない、急発進・急停止を避ける、不要なアイドリングはやめるといった車の乗り方の改善によって車の燃費を上げることができます。

具体的には以下のような方法があります。

車のメンテナンス

  • タイヤの空気圧を適正にする
    空気圧が50kPa不足している場合、市街地で2.5%、郊外で4.3%、高速道路で4.8%燃費が悪化します(2000ccセダンを用い実験室にて測定)。
  • エンジンオイルを適度に交換する
    エンジンオイルが汚れているとエンジンオイルの持つ潤滑性能などが落ち、本来必要以上の燃料が必要となって燃費が悪化してしまいます。

車の乗り方

  • 余計な荷物は載せない
    100kgの荷物を載せて走ると3%程度燃費が悪化します。
  • ゆっくり発進・ゆっくり停止を心がける
    やさしい発進を心がけるだけで10%程度燃費が改善し、早めにアクセルから足を離すことで2%程度燃費が改善します。
  • 不要なアイドリングはやめる
    不要なアイドリングはやめる
  • 車間距離に余裕を持たせる
    車間距離が短くなると無駄な加速や減速の機会が増えるため、市街地では2%程度、郊外では6%程度燃費が悪化します。
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その他の車の維持費の節約方法

  • 車検を受ける先を変更する
    車をディーラーで購入したらディーラーから車検の案内が来ることも多いですが、ディーラーでの車検は品質やサービスが充実している分、料金は高くなります。ディーラー以外にも整備工場や車検専門店、ガソリンスタンドでも車検を受けることができるので、「費用」と「質や安心」を比較し決めるとよいでしょう。
  • ダイレクト型(ネット型)自動車保険に変更する
    車の維持費の節約で注目したいのは自動車保険です。自動車保険は契約する保険会社によって保険料が変わります。代理店型の自動車保険に加入している場合は自分でネットなどで契約するネット型の自動車保険に変更すれば、代理店手数料分、保険料を安くすることができます。
  • 安い駐車場を探す
    自宅に駐車スペースがなければ駐車場を借りる必要がありますが、特に都心では駐車場の料金が重くのしかかってきます。劇的に安くすることは難しいですが、自宅近辺で安い駐車場がないか探してみるのもよいでしょう。
  • 車の新規登録から13年以上経過しているなら買い替えを検討する
    新規登録から、ガソリン車(ハイブリッド車除く)の場合は13年、ディーゼル車の場合は11年経つと自動車税や自動車重量税は高くなります。また、自動車重量税は18年経過するとさらに高くなります。維持費のためにも環境のためにも新規登録から13年経つ前に車を乗り換えるのがよいでしょう。
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車の購入を検討するときには、維持費がどれくらいかかるのかが気になる人もいることでしょう。普通車や軽自動車など、車種によって維持費も変わってくるので、購入してから後悔しないためにも情報収集が必要です。こ ...

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まとめ

ガソリンは、オクタン価の違いによってハイオクとレギュラーに分けられます。車は使用する燃料に合わせて最適なパワーを発揮できるように設計されているため、決められた燃料を給油することが望ましいです。ガソリン車においては、ハイオクとレギュラーを混合してしまっても走行に問題はありません。ただし、軽油においては注意する必要があります。

軽油で走るディーゼル車はガソリン車とはエンジンの仕組みが異なります。従って、ガソリン車に軽油を入れてしまうこともディーゼル車にガソリンを給油してしまうことも車の故障に繋がります。誤って給油してしまった時には燃料を抜く作業が必要になるため、燃料の給油には十分注意しましょう。

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