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搭乗者傷害保険の加入率は?

投稿日:2022年1月5日 更新日:

自動車保険の補償内容の中で、運転者や同乗者が死傷してしまったときに保険金が支払われるものとして人身傷害保険搭乗者傷害保険があります。昔は搭乗者傷害保険をつけていた人もそれなりに多くいたのですが、実損額が補償される人身傷害保険が普及してきたこともあり、最近は搭乗者傷害保険の加入率が下がってきています。どれくらいの人が搭乗者傷害保険を付帯しているのでしょうか?

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搭乗者傷害保険の加入率は?

損害保険料率算出機構「自動車保険の概況(2022年度版)」によると、2022年3月末時点での搭乗者傷害保険の加入率は25.1%です(2022年3月末の有効契約台数÷保有車両数)。

2021年6月の参考純率改定の届出により、参考純率から搭乗者傷害が外れたことで、2022年度以降の搭乗者傷害保険の加入率のデータはありません。搭乗者傷害保険と同様に契約時に設定した定額が保険金として支払われる「人傷定額払」が代わりに掲載されるようになり、そちらの2023年3月末時点の加入率は33.1%です。(自動車保険の概況(2023年度版)

人身傷害定額払の2023年3月末時点の加入率を車種別にみると、自家用普通乗用車が39.0%、自家用小型乗用車が35.2%、軽四輪乗用車が32.8%、軽四輪貨物車が22.4%、自家用小型貨物車が33.1%です。営業用乗用車などの営業用の車両では10%台で全体の加入率を押し下げています。

インズウェブ利用者のデータ

当サイトの自動車保険一括見積もりサービスを利用したユーザーの搭乗者傷害保険の選択データを紹介します。あくまでも一括見積もり利用時の選択データであり、実際の契約状況ではないことにご注意ください。

利用日:2022年4月~2023年3月

搭乗者傷害をつけることを希望したユーザーが約33%と損害保険料率機構のデータと同様の傾向となっています。

搭乗者傷害の加入率は低下していた

2022年3月末時点で搭乗者傷害保険の加入率は25.1%とあまり高くない数値となっていましたが、一昔前はもう少し高い数値でした。しかし、人身傷害保険が普及して搭乗者傷害保険が人身傷害保険の上乗せという扱いをされるようになったため、加入率は低下していきました。

2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年
搭乗者傷害41.7%34.0%29.3%27.9%26.7%26.3%25.8%25.4%25.1%
人身傷害-67.0%68.0%68.7%69.3%69.8%70.2%70.6%71.0%

出典:損害保険料率算出機構「自動車保険の概況」

人身傷害保険との違いは?

人身傷害保険も搭乗者傷害保険も被保険自動車に搭乗中に支払われる事故が対象という点は同じです。しかし、以下の表のように支払われる保険金や支払時期などに違いがあります。

搭乗者傷害保険人身傷害保険
保険金ケガの部位や程度によってあらかじめ決められた金額過失割合に関係なく損害額の支払い
補償の範囲契約車両に搭乗中の事故契約車両搭乗中に加え、他の自動車搭乗中や歩行中も対象
支払方法定額実損額
支払時期条件を満たしたら即時実損額の確定後

※人身傷害保険は契約車両に搭乗中のみ補償されるタイプと契約車両のみではなく他の車に搭乗中や歩行中の自動車事故も補償されるタイプのどちらかを選べることが多いです。

搭乗者傷害保険はケガの部位や程度に応じてあらかじめ決められた金額が支払われるので保険金の支払いがスピーディですが、定額の補償なので実際の損害額には満たない可能性もあります。人身傷害保険は保険金額を上限として実損額の補償なので十分な補償を受けられますが、保険金の支払いを受けるには実損額の確定を待つ必要があります。

搭乗者傷害保険は必要?

搭乗者傷害保険は人身傷害保険よりもスピーディに保険金が支払われるので、当座の費用を支払いに充てることができます。そのため、搭乗者傷害保険と人身傷害保険の両方を契約しているとより安心して車に乗ることができます。

しかし、両方契約するとその分、保険料も高くなります。どちらかだけにしたいという場合には人身傷害保険の方を優先することをおすすめします。搭乗者傷害保険で受け取れる保険金はケガの部位や程度に応じてあらかじめ決められた額なので実際の治療費に足りなくなる可能性もあります。人身傷害保険は実損額での支払いなのでもし事故を起こしてしまったときに安心して治療にのぞめます。

まとめ

2022年3月末時点で搭乗者傷害保険の加入率は25.1%です(損害保険料率算出機構より)。また、集計対象が異なりますが、人身傷害定額払の2023年3月末時点での加入率は33.1%です。人身傷害保険が普及し、搭乗者傷害保険が人身傷害保険の上乗せ補償という扱いをされるようになっていくにつれて加入率も低下していきました。搭乗者傷害保険は支払いがスピーディなので、当座の費用の支払いのために両方の契約があると安心できますが、保険料の都合でどちらか片方にするという場合は人身傷害保険の方を優先しましょう。


堀田健太

著者情報

堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

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