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中古車購入時の走行距離の目安は?10万km超は大丈夫?

投稿日:2022年1月26日 更新日:

中古車を購入する際に重要となるポイントの一つに走行距離があります。走行距離によって車の状態や値段が変わってきますが、どの程度のものを選択するのがよいのでしょうか?また、とにかく安く抑えたいという場合には走行距離が10万km超の車が選択肢に挙がってきます。車の寿命は10年・10万kmと言われてきましたが10万km超の車を購入しても大丈夫なのでしょうか?

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走行距離は1年に8,000km~1万kmが目安

車の走行距離の目安は1年に8,000km~1万kmです。かつては平均で1年=1万kmと言われていましたが、最近は走行距離が短くなってきていて1年で8,000kmほど、調査によっては1年に7,000kmという結果が出ているものもあります。中古車を探す際は3年落ちでは2万4000km~3万kmくらい、5年落ちでは4万km~5万kmくらいなどこの走行距離を目安とするのがよいでしょう。年式に対して走行距離が短ければ高く、逆に多ければ安くなる傾向にあります。過走行車は安く購入できますが適切にメンテナンスされているか、より注意が必要となります。

また、年式に対して走行距離が短すぎるのも車の状態に対して注意が必要となります。5年落ちなのに1万kmしか走行していないというような場合では長い間放置されていた期間が存在すると考えられます。車は適度に走行させた方が持ちがよく、放置している期間が長いと劣化が通常より早く進んでいることもあるので、年式に対して走行距離が極度に短い場合も車の状態に注意が必要となるのです。

重視する項目別の目安となる走行距離

どれくらいの走行距離の車を買えばよいかは中古車の購入で何を重視するのかによって変わります。新しくてきれいな車を購入したいのであれば走行距離が短い車がよいですし、とにかく安く抑えたいという場合は走行距離が多いものがよいです。重視する項目別にどれくらいの走行距離が目安となるのか紹介します。

新しめの車が欲しい:~3万km

新しくてきれいな車を購入したいという場合は走行距離が~3万kmのものが目安となります。走行距離が~3万kmくらいだと走行による傷などが少なく、また年式も新しいものが多いです。ただし、状態がよいので新車よりは安いとはいえ価格は高めです。

価格と車両の状態のバランス重視:6万km~10万km

一般に走行距離が5万kmを超えると販売価格は下がります。また、そのモデルの発売から5年ほどはたっていることが想定され、マイナーチェンジ・フルモデルチェンジが行われて価格が安くなっている場合もあります。一方で、車両の状態も「車の寿命は10年・10万km」と言われていたようにまだ交換が必要なパーツも少なく、十分に走行することができます。現在は昔よりも性能が上がり、メンテナンスがされていれば問題なく10万km以上走行できるのでより安心できるでしょう。

とにかく安さ重視:10万km~12万km

とにかく安く車を買いたいという場合は走行距離が10万km以上の車がおすすめです。10万kmを超えると販売価格はさらに下がります。現在は車の性能が上がり、適切にメンテナンスが行われていたら10万kmを超えても問題なく走行することはできます。とはいえ、消耗品類の交換などは必要となってくるので整備の状況はよく確認するようにしましょう。また、初度登録から13年経過すると自動車税や自動車重量税が高くなるので維持費の面では注意が必要です。

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10万km超の車は大丈夫?

前述しましたが10万kmが寿命というのは過去の話です。現在は車の性能が向上していて、きちんと整備されていれば10万kmを超えていても問題なく走行します。タクシーでは40万~50万kmまで使うと言われています。そのため、走行距離が10万kmを超えているからといって選択肢から外す必要はないでしょう。

ただし、10万kmも走行しているとそれなりに劣化が進んでいます。10万km以上でも問題なく走行するというのはきちんと整備されていればという前提があります。そのため、走行距離が10万kmを超える車を購入する場合には修復歴やメンテナンス履歴を必ず確認するようにしましょう。例えば、タイミングベルトの交換の目安は10万kmとされているなど交換のタイミングを迎えているパーツはあるはずです。

こうしたことから自分で整備状況について理解できるという方や初めから故障したら買い替えるつもりで購入する方以外はきちんと整備されていると安心できる業者から購入するのがよいでしょう。そうした業者か分からないという場合は多少価格が上がっても走行距離が10万km以下の車を選んだ方が安心できるかもしれません。

○万kmを少し超えた車が狙い目

同じような状態の車であればできるだけ安い方がよいと思うのではないでしょうか?そうした願いをかなえるのに狙い目となるのが3万kmや5万kmなど目安とされているきりのよい数字を少し超えた車です。例えば、走行距離が4.8万kmの車と5.2万kmの車では車の状態としてはあまり変わらないものの、走行距離が5.2万kmの車の方が安い傾向にあります。

走行距離をもとに中古車を探す場合に、最終的に5.2万kmの車を購入する場合でも初めは5万km以内というような条件で探す方がほとんどで、5.3万km以内の車が欲しいというような中途半端な走行距離を条件に探す方はあまりいないと思います。そのため、走行距離がきりのよい数字を少し超えている車の需要は車の状態から考えられる需要よりも少なくなり値段が下がりやすくなります。

車の購入費用を抑えたいという場合には走行距離の上限をきりのよい数字で探すのではなく、その少し上まで許容して探すとよいでしょう。

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走行距離の改ざんはまだあるの?

かつては走行距離を示すメーター(オドメーター)を巻き戻して実際の走行距離よりも少ない距離しか走行していないように見せかける行為が少なくない数行われていました。しかし、現在は以下のような対策の結果、メーターの改ざんはかなり減っています。

  • 車検証に過去2回の走行距離が記録されるようになった
  • 複数回車検を受ける抜け道の対策として2017年からは過去の車検時に記録された最大の走行距離も記載されるようになった
  • オートオークションにおいて出品された車の走行距離を個別管理するようになった(走行メーター管理システム

ただし、業界の対策によって走行距離の改ざんは各段に減ったとはいえゼロになったわけではありません。過度に心配する必要はありませんが、以下のようなことに気をつけるとよいでしょう。

  • 車検証の走行距離と契約書の走行距離をチェック
    過去の走行距離の方が大きい場合や契約書の走行距離より車検証の走行距離の方が大きい場合はメーターの改ざんの可能性があります。
  • メーター交換歴、改ざん歴のシールの有無をチェック
    メーターの交換が行われた車や走行距離の改ざんが発覚した車は運転席側のセンターピラーにシールが貼られます
  • 車の整備記録をチェック
    整備記録簿には車を整備するたびに走行距離が記録されます。
  • 車内のステッカー類をチェック
    オイル交換ステッカーなどが取り去られえずに残っていればそこに走行距離等の記録も残されています。また、タイミングベルト交換ステッカーがある場合、タイミングベルトの寿命は10万kmとされているので、10万km近くは走行している可能性が高くなります。
  • 信頼できる販売店から購入する
    よりリスクを避けたいのであればネットオークションなどの個人間売買は避けて信頼のおける中古車販売店から購入しましょう。

中古車購入時のチェックポイント

中古車を購入する際に走行距離は重要な情報ですが、走行距離以外にも確認しておくべきポイントがあります。どのような点を確認すべきか紹介します。

メンテナンスの状況

走行距離が短くても長い間放置されていてメンテナンスが適切に行われていなければ故障しやすくなっていますし、逆に走行距離が多くても適切にメンテナンスがされていれば問題なく走行することができます。エンジンオイルやバッテリーの状況、タイヤの劣化、ブレーキパッドの摩耗といったことを確認するようにしましょう。定期点検記録簿やメンテナンスノートなどを見せてもらえればその内容を確認しましょう。

修復歴車・水没車・塩害車

修復歴の有無は必ず確認しておきたいところです。修復歴のある車というのは骨格部分に何らかの損傷が発生、または修復した跡のある車です。骨格部分は安定した走行や安全性にかかわる部分なので修復歴のある車は慎重に確認する必要があります。修復歴は自動車公正取引協議会での規定でも表示の必須事項となっています。

また、修復歴には表れないですが水没車や塩害車も気をつけたいところです。これらは表示の義務がないので意図的に情報を隠す業者も考えられます。購入時は室内のにおいや下廻りの錆びの状況、エアコンや電飾系の状況をよく確認するようにしましょう。最近は水害も多いので要注意です。

諸費用

中古車を購入する際にかかるのは車両本体価格だけではありません。登録や車庫証明の代行費用や納車費用、クリーニング費用などの諸費用がかかります。車両本体価格は安くても諸費用を含めると他の販売店よりも高いということもあるので購入時は諸費用も含めた総額で比較するようにしましょう。

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各種保証

どれだけメンテナンスをしていても故障や不具合が生じてしまう場合があります。中古車販売店によっては販売店独自の無償修理や部品の交換、返金などを行っている場合がありますので確認してみましょう。

まとめ

車の走行距離の目安は1年で8,000km~1万kmです。新しくきれいな車が欲しい場合は3万km以内、車の状態と価格のバランスを重視したい方は6万km~10万km、とにかく安く抑えたい方は10万km超を目安に選ぶとよいでしょう。車の寿命は10万kmと言われていたのは昔の話で、現在では適切にメンテナンスがされていれば10万kmを超えていても問題なく走行します。逆に走行距離が少なくてもメンテナンスがされていなければ故障が早まります。走行距離だけに着目するのではなく、メンテナンスの状況などもよく確認して購入するようにしましょう。

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堀田健太

著者情報

堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

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