自動車保険の保険期間は基本的に1年間です。そのため、満期日以降も同じ保険会社で補償を受けるには更新の手続きが必要です。それでは、自動車保険の更新はいつからできるのでしょうか？また、うっかり満期日を過ぎてしまった場合、いつまで更新をすることができるのでしょうか？

自動車保険の更新はいつからできる？

保険会社によって異なりますが、自動車保険の更新は3か月～2か月前くらいからできるようになります。90日前という会社や75日前という会社、70日前という会社もあります。正確な日付が知りたい場合は契約する保険会社や代理店に確認してみましょう。

満期日を忘れてしまいそうという人も、契約する保険会社から満期日前に満期日と更新についてのお知らせがハガキやメールなどで届くので安心です。こちらは大体2か月前くらいに届くのが多いです。案内が届いたら忘れずに手続きを行うようにしましょう。更新方法は届いたハガキやメールに記載されています。最近はWeb上で手続きを行うという会社も多いです。保険会社によっては保険始期日の45日前など早期に契約した場合に割引を受けられるところもあるので、同じ保険会社で継続することが決まっているのであれば早めに手続きをしてしまうとよいでしょう。

満期日を過ぎてしまった場合は？

補償の空白期間を作らないためにも満期日を迎える前に更新をすべきですが、うっかり更新を忘れてしまったということもありえます。そうした場合、更新を忘れていることに気がついたらすぐに契約している保険会社に連絡するようにしましょう。一般に、満期日の翌日から7日以内であれば等級を引き継いで契約を更新することができます。また、保険会社によりますが、30日以内であれば一定の条件のもとで満期日に更新したとみなして継続できることがあります。こうした場合の手続きは基本的にWeb上ではできないので気がついたらすぐにコールセンターに連絡するようにしましょう。

仮に期限を過ぎてしまったら等級の引継ぎができずに6F等級（前年契約ありの6等級）で契約することになってしまいます。無事故で進めてきた高い等級を失ってしまうことになるので満期日までに忘れずに更新するようにしましょう。なお、5等級以下の場合は猶予期間を過ぎても6等級での契約にならずに低い等級が引き継がれます。満期日の翌日から7日間はわざと更新をしないといったことは無駄で、等級をリセットするためには13か月経過する必要があるのでご注意してください。

契約する保険会社を変更する場合は？

同じ保険会社で契約を更新せずに別の保険会社に乗り換えたいということもあると思います。そうした場合も契約ができる期間は更新のときとほぼ同じです。保険会社にもよりますが、3～2か月前から申し込みが可能になると思えばよいでしょう。乗り換えの際には車の情報や契約の情報などを入力する必要があるので、保険証券や更新の案内のハガキなどを手元に入力をするのが楽です。更新についての案内が届いたら乗り換え先の保険会社の見積もりを取ってみましょう。

また、明確に乗り換えたい先の保険会社が決まっていない、保険料次第ではほかの保険会社も検討したいという方もいるのではないでしょうか。そうした場合は、自動車保険の一括見積もりサービスを利用するのが便利です。1度の情報入力で複数の保険会社の見積もりを取れるので、簡単にほかの保険会社の保険料を比較することができます。当サイトの一括見積もりサービスの場合は満期日から70日前までの期間に利用することを推奨しています。

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乗り換える場合は自動継続特約に注意

保険会社によっては更新忘れを防ぐために自動継続特約をつけることができるところもあります。自動継続特約がついている場合、一定の期日までに保険会社に更新を希望しない旨を連絡しないと自動的に契約が更新されます。そのまま契約し続けるつもりの人にとっては便利な特約ですが、ほかの保険会社の乗り換えたいという人は事前に連絡が必要となります。乗り換えるつもりだったのに前の契約が継続されてしまったということがないように、保険会社を乗り換えることが決まったら早めに更新しない旨を連絡するようにしましょう。

まとめ

自動車保険の更新は満期日の3～2か月前から行うことができます。満期日や更新に関する案内が満期日の大体2か月前に届くので、それが届いたら更新の手続きまたは乗り換えの検討を行うようにしましょう。更新を忘れてしまっていても一般的に満期日の翌日から7日以内であれば等級を引き継ぐことができますが、それを過ぎると再び6等級からのスタートとなってしまいます（5等級以下の場合を除く）。無事故で進めた等級を無駄にしないように自動車保険の更新は早めに行うとよいでしょう。