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駐車場内の踏み間違い事故

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高齢ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違い事故はよくニュースでみかけますよね。駐車場は人の往来が当たり前であり、また、死角も多いので注意しなければいけません。もし、コンビニの駐車場でペダルを踏み間違えて店舗に突っ込んでしまったら、店舗のガラスが割れてしまい、中の商品にも破損してしまうかもしれません。そうなると、ガラスと商品の賠償に加え、営業が止まってしまった場合とんでもない賠償金額になってしまいます。
では、この踏み間違い事故にはどういう傾向があるのでしょうか。

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踏み間違い事故の特徴

①高齢者に多い
アクセルとブレーキの踏み間違い事故は、75歳以上の割合が多くなっています。高齢者においては、加齢に伴う身体能力や体の柔軟性の低下等が要因となっています。
高齢ドライバーによる踏み間違いの事故は、一度パニックになってしまうとそれらの要因が起因して、「動作の遅れ、不正確さ」「情報処理の遅れや誤り」「体の柔軟性の低下」が踏み間違いに発展してしまうことが考えられています。


出典:公益財団法人 交通事故総合分析センター 「ITARDAINFORMATION№139

②駐車場で多く発生している
全年齢において、ペダル踏み間違い事故を発生場所別に割合をみると駐車場が一番多く発生しています。
駐車場は以下のようなアクセルとブレーキの踏み間違いに繋がる要因が至る所にある為、全年齢共通して駐車場での踏み間違い事故の発生が多くなっています。

・踏み替え回数の増加(切り返しの増加)
・急な発進・後退
・速度調節機会の増加(ブレーキ操作の増加)
・バック時に体を後方にひねる

出典:公益財団法人 交通事故総合分析センター 「ITARDAINFORMATION№107」4.ペダル踏み間違い事故

③多重事故に繋がりやすい
ペダルの踏み間違いによって急加速状態となって、そのままお店や分電柱等に突っ込んでしまったりと多重事故に発展しやすくなっています。特に75歳以上で多重事故に発展する割合が高くなっています。
また、55歳以上、65歳以上、75歳以上を比較すると年齢が上がるにつれて多重事故による衝突物が多くなっています。これは上記で述べたように加齢による身体能力や体の柔軟性の低下によって一度ものに衝突してしまった後、その後も冷静になって修正することができないことが考えられます。

出典:公益財団法人 交通事故総合分析センター 「ITARDAINFORMATION№139」3.ペダル踏み間違いによる事故の特徴

踏み間違い事故の人的原因

全年齢層共通して「パニック」「慌てる」ことで、アクセルとブレーキの踏み間違いに影響しています。何らかの危険を察知した後に、その予期せぬ危険を回避する際に、慌てたり、パニック状態になり、運転操作を誤って事故に発展してしまうことが考えられます。
「パニック」「慌てる」ことは高齢者に限らず若年層でも起こりうる事象ですが、高齢者の場合はとっさのことに身体能力と柔軟性の低下により、思うように身体が動かないために思い通りの運転操作が出来ず事故に繋がってしまいます。
また、若年層の場合は、運転経験が浅く運転技術が未熟であるために、適切な判断・予測をせず漫然と運転をし続け、急な不測の事態に柔軟に対処できずに慌ててしまい、踏み間違いを起こしてしまいます。

出典:公益財団法人 交通事故総合分析センター 「ITARDAINFORMATION№137」4.ペダル踏み間違い事故となる人的要因

駐車場内の事故の過失割合

踏み間違い事故は駐車場で多く発生していることを紹介しました。そこで駐車場内での事故の典型的なパターンの基本の過失割合を3つ紹介します。

双方が駐車スペースを探している時に接触

サービスエリアやホームセンターなどの駐車場で駐車スペースを徐行しつつ探すことはよくありますよね。そんな時、同じように走行していた他車と衝突してしまったら過失割合はどうなるのでしょうか。

前方注視と徐行の義務

駐車場は「駐車する」ことを主な目的と考えられていることから、車が後退ならびに方向転換などをすることが多く、また、駐車している車から歩行者が出てくることなども想定される為、前方注視義務や徐行義務が高度に求められています。
また、駐車場内の通路では駐車スペースからの進入や退出することより、車両が転回や後退など様々な動きがされることが想定される為、他の車両の通行を予見して安全確認し、状況に応じて他の車両との衝突を回避出来るような速度と方法で通行する義務があります。

双方が駐車スペースを探している際の事故は50:50
駐車場内の通路の交差点で車同士が接触した場合は、双方が同等の注意義務違反があることより、基本の過失割合は50:50となります。

踏み間違いに注意!

アクセルとブレーキの踏み間違いは、駐車場内の「直進時」に多く発生する傾向があります。
駐車場は特に歩行者や他の車に注意しつつ徐行しなければいけません。しかしながら、その際に集中するあまり注意が散漫してしまったり、ブレーキ操作を伴う速度調整が増えることなどが、急なペダル操作をすることとなり、結果的に事故に繋がることが考えられます。

駐車スペースを探すことに集中→前方不注意→前方を横切る歩行者に気づかず接触→パニックになり慌てる→ブレーキとアクセルを踏み間違える

駐車場は低速だからといって油断することなく他の事に気を取られないようにしましょう。

駐車スペースから発進した際に接触

駐車位置を修正する為に、駐車枠から出し入れすることは誰しも経験したことはあるのではないでしょうか。そんな時、駐車スペースを探して通路を走行していた相手車と接触してしまったら、過失割合はどうなるのでしょうか。

接触を回避する義務

駐車場内の通路は、駐車場を利用する車両が駐車場内を移動する為に不可欠の設備である為、車両が通路と駐車スペース間を出入りすることは当然に予定されています。
よって、通路進行車は駐車スペースから車両が通路側へ発進することは常に予見すべきことであり、また、安全確認をして通路の状況に応じてその車両との衝突を回避できる速度と方法で通行する義務があります。

駐車スペースから発進する車両の過失が大
駐車車両が駐車スペースから通路側へ発進する際には、通路の安全を確認し通路進行車の通行を妨げる恐れがある場合は通路への進入を控える義務があります。したがって、通路進行車の通行を妨げることとなり、B車の過失割合が大きくなり、基本の過失割合は30:70となります。
また、B車は駐停止している状態から発進することより、通路側の相手車よりも安易に安全確認でき、衝突を回避することが可能であることからも、B車の過失割合が大きくなります。
なお、車両が一度駐車スペースに駐車して駐車位置を修正する為に再出発して通路に進入した場合も、駐停止している状態から再発進している為、同じ考え方となります。

踏み間違いに注意!

駐車場内では「直進時」ならびに「発進時」に踏み間違いが多く発生しています。駐車場は限られたスペースの中で運転を行う為、車両に切替しや方向転換等によるブレーキとアクセルのペダルの踏み替えが増え、急な発進をすることとなり、事故に繋がります。
レンタカーなど乗り慣れない車はペダルの位置を身体が熟知しておらず、踏み間違いに繋がってしまいます。また、サンダルなどの操作しにくい履物は足を滑らせて踏み間違いに繋がりかねません。
適切な状態の履物で、慣れていない車の場合はきちんとペダルの位置を確認して安全運転を心がけましょう。

駐車スペースに駐車する際に通路を走行中の相手車と接触

空いている駐車スペースを見つけていざ駐車しようとする際に、通路を通行中の相手車と接触してしまった場合の過失割合はどうなるのでしょうか。

駐車する側が優先される

駐車場はそもそも駐車する為の施設であることから、車両が通路から駐車スペースに駐車することは、駐車場の設置目的に沿った行動です。よって、駐車スペースへの進入は原則として通路の通行よりも優先されるべきであることから、通路進行車が駐車しようとしている車両を認識した場合は駐車し終えるまで停止して待機するか、その車両と安全にすれ違える程度の距離を確保した上で安全な速度と方法で進行する義務があります。
また、駐車スペースに駐車しようとすることは、通路の進行を妨げることになるため、通路における他の車両に注意を払って状況に応じて衝突を回避できるような速度と方法で進行する義務があります。

駐車しようとする車両が優先
駐車スペースに駐車しようとしている車両と通路を通行している車両が衝突した場合は、駐車しようとしている車両が優先されるべきであることより、通路を進行している車両の過失が大きくなり基本の過失割合は80:20となります。ただし、駐車しようとしている車両はハザードランプ等により客観的に車両を認識可能な状態であることが前提です。

バック時の踏み間違いに注意!

駐車場内の事故の典型パターンとして「駐車する為に駐車スペースにバック中」「駐車スペースからバックで発進」する等が挙げられます。
要因として前進する際よりもバック時の方が運転姿勢を変えながら運転操作を行う為です。特に高齢者は加齢による身体能力の低下、ならびに加齢により股関節の可動角度が小さくなったことにより右足先がアクセルペダル側の近い位置にずれる傾向があります。
その為、アクセルペダルに近い場所を踏み易くなり、ブレーキペダルを踏んだつもりが誤ってアクセルペダルを踏んでしまい事故に繋がってしまいます。

また、駐車場は車両の利用者が乗車・降車をする場所であり、死角も多いことからも、常に人の往来があることを考慮しなければなりません。バックミラーバックカメラ等を利用して後方確認を確実に行ってバック駐車をしましょう。

まとめ

ニュースを見ていると、高齢ドライバーによる踏み間違い事故が目立っていますが、「パニック」「慌てる」等その事故の要因は全年齢で起こり得ます。運転操作に慣れていても、「思い込み」や「慣れ」が予期せぬ事故に繋がり「パニック」に陥ってしまい、多重事故や店舗に車両が突っ込んでしまう等誰でも起こしてしまう可能性があります。だからこそ誰しもがそういった事故に対する「備え」が必要なのではないでしょうか。

もし、コンビニの駐車場内で踏み間違い事故を起こしてしまい、店舗に突っ込んでガラスが割れて散乱してしまったら、法律上の「損害賠償責任」が発生します。また、しばらく営業停止になったり、コンビニの商品にも損害が及んだら、それらに対しても損害賠償責任が発生することより、損害賠償責任の範囲こそ予測不能です。

賠償金額が億を超えてしまう可能性は誰しもあります。もちろん、安全運転に努めるなどをして未然に防ぐことも大切ですが、そのような不測の事態はいつ・どこにでも潜んでいる為、損害賠償責任保険で備えることが大切です。

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