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自動車保険の本人・配偶者限定(夫婦限定)とは?他の人が運転する場合は?

投稿日:2021年11月9日 更新日:

自動車保険では車を運転する人の範囲を限定することで保険料が安くなります。限定できる範囲は保険会社によって変わりますが、「本人限定」、「本人・配偶者限定(夫婦限定)」、「家族限定」、「限定なし」の中で保険会社が採用しているものの中から選ぶのが一般的です(家族限定は廃止している保険会社が多いです)。今回はそのうち、本人・配偶者限定について紹介します。

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本人・配偶者限定で運転できるのは?

運転者限定を本人・配偶者限定(夫婦限定)にした場合、その車を運転して補償対象となるのは記名被保険者本人とその配偶者です。記名被保険者というのは契約車両を主に運転する人のことで、記名被保険者を中心として補償の範囲が決まります。

運転者限定で選択できる範囲は保険会社によって異なりますが、一般的に「本人限定」、「本人・配偶者限定」、「家族限定」、「限定なし」となっています。最近の流れとして、核家族化や単身世帯の増加から家族限定が廃止され、本人限定が新設されるようになりました。運転者限定でそれぞれどの範囲の人が補償されるのか表にまとめましたので参考にしてください。

補償される運転者の範囲
本人限定本人・配偶者限定家族限定限定なし
(1) 記名被保険者
(2) (1)の配偶者×
(3) (1)または(2)の同居の親族××
(4) (1)または(2)の別居の未婚の子××
(5) (1)または(2)の別居の既婚の子×××
(6) 上記以外(友人・知人など)×××

※親族とは「6親等以内の血族」「配偶者」「3親等以内の姻族」のことをいいます。
※未婚とは婚姻歴のないことをいいます。離婚して独身という場合には一般に未婚には当たりません。

配偶者に内縁関係は含まれる?

自動車保険では婚姻の届出は出していないものの、事実上婚姻関係と同様の状態にある方(内縁関係にある方)も配偶者に含みます。ただし、内縁関係にあるということの確認が必要となりますので、詳細についてはご契約を希望する、あるいはご契約中の保険会社にご確認ください。線引きが難しい部分はあるのですが、恋人同士が婚姻の意思はまだなく同棲しているだけという状態などでは内縁関係ではなく、配偶者には含まれません。

同性パートナーの場合は配偶者とみなされる?

最近は同性パートナーについても配偶者とみなす動きが進んでいます。ただし、こちらはまだ発展途上であり、配偶者とはみなされない場合もあります。契約前に保険会社によく確認するようにしましょう。同性パートナーの場合、内縁関係と同じように婚姻関係と異ならない程度の実質を備える状態にあるという確認が必要となります。

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他の人が運転する場合は?

自動車保険の運転者限定を本人・配偶者限定としていても、例えば子供が帰省したときに運転するなど、補償される範囲外の人が運転することもあると思います。そうした場合に補償をきちんと受けられるようにするにはどうしたらよいのでしょうか。

一時的に本人・配偶者限定を外す

他の人が運転するのが年に数回という場合やお盆や年末年始など特定の期間という場合、他の人に貸す期間だけ一時的に本人・配偶者限定を外すという手も考えられます。

本人・配偶者限定を外すと、残りの保険期間の分について日割りで保険料の差額を払う必要がありますが、本人・配偶者限定ありの状態に戻すことでそれ以後の分の保険料は戻ってきます。本人・配偶者限定ありに戻すのを忘れると保険料が高いままになるので注意してください。

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1日自動車保険に加入してもらう

1日自動車保険とは、その名の通り1日(24時間)単位で加入することができる自動車保険です。友人・知人や親など他の人の車を借りて運転する際に加入できます。なお、自分や配偶者が所有する車では1日自動車保険に加入することはできません。

補償内容は契約する会社やプランにもよりますが、肝心な対人賠償や対物賠償は各社とも無制限に補償を受けることができます(対物賠償は申込プランによって5万円の自己負担が必要な場合があります)。また、自身や同乗者に対する補償も搭乗者傷害特約や自損事故傷害特約で補償を受けることができます。

ただし、車両補償をつけたい場合には注意が必要です。車両補償をつけたい場合には利用開始日の8日以上前に申し込む必要があります。車両に対する補償も欲しいのであれば事前に計画して申し込みを行う必要があります。

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他車運転特約を利用する

友人や知人が車を運転するという場合、その車を貸した相手、またはその家族が自動車保険に加入している場合は「他車運転特約」を利用できる場合があります。なお、配偶者や同居の親族が所有または主に使用する車に対しては他車運転特約は使えません。つまり、家族に一時的に貸すという場合にはこの手段はとれないので注意してください。

「他車運転特約」 とは、契約の車以外を借りて運転しているときに起こしてしまった自動車事故を、自分の車の自動車保険を利用して補償を受けられる特約です。補償内容は自分の車の自動車保険の内容に準じます。記名被保険者以外に、配偶者や別居の未婚の子も対象となります。

車を貸した相手またはその家族が加入している自動車保険に他車運転特約がついていれば、それを使ってもらうことで補償を受けることができます。等級もその相手の等級が下がることになるので自分の保険料が高くなる心配もありません。

注意点としては車両についての補償です。貸した相手の自動車保険で車両保険を契約していなければ、その相手の他車運転特約では車両の損害に対して補償を受けられません。また、車両保険がエコノミー型で自損事故を起こした場合なども同様に車両の損害に対して補償を受けることができません。

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まとめ

車を運転するのが記名被保険者本人とその配偶者のみという場合は、運転者限定を本人・配偶者限定とすることで保険料を安くすることができます。配偶者には基本的に内縁関係も含みますが、保険会社が求める確認書類を提出する必要があります。また、同性のパートナーについても配偶者とみなされる場合が多くなっています。

もし、記名被保険者やその配偶者以外の人が車を運転するという場合は、一時的に運転者限定を外す、1日自動車保険に加入してもらうといった方法を使い、補償がない状態で運転させないように注意しましょう。


堀田健太

著者情報

堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

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