「保険の窓口インズウェブ」のユーザーで自動車保険に初めて加入する人に対して、どのような車両で見積もりを取得したか、保険料はいくらかについて独自調査しました。あなたの保険料が相場よりも高いのか低いのかの参考にしてみてください。
もくじ
見積もりが多かった車種ランキング(2022年4月~2023年3月)
アクア(NHP10)の保険料の相場
車両保険あり | 車両保険なし | |
---|---|---|
最高値 | 176,910 | 101,590 |
平均 | 150,222 | 87,545 |
最安値 | 124,450 | 73,380 |
2022年4月~2023年3月の保険料調査
プリウス(ZVW30)の保険料の相場
車両保険あり | 車両保険なし | |
---|---|---|
最高値 | 188,600 | 104,130 |
平均 | 164,172 | 90,234 |
最安値 | 139,040 | 75,840 |
2022年4月~2023年3月の保険料調査
NBOX(JF3)の保険料の相場
車両保険あり | 車両保険なし | |
---|---|---|
最高値 | 119,870 | 54,460 |
平均 | 99,004 | 44,389 |
最安値 | 78,290 | 35,220 |
2022年4月~2023年3月の保険料調査
NBOX(JF1)の保険料の相場
車両保険あり | 車両保険なし | |
---|---|---|
最高値 | 124,790 | 74,500 |
平均 | 105,238 | 64,023 |
最安値 | 86,910 | 53,770 |
2022年4月~2023年3月の保険料調査
スペーシア(MK53S)の保険料の相場
車両保険あり | 車両保険なし | |
---|---|---|
最高値 | 127,240 | 53,660 |
平均 | 104,200 | 44,120 |
最安値 | 81,300 | 35,050 |
2022年4月~2023年3月の保険料調査
保険の窓口インズウェブで「現在、自動車保険に加入していない」と選択の上、お見積もりを取得された方の保険料を独自調査したものです。「運転者限定」などの各種特約、車の使用目的、車両保険の協定保険価額など、様々な条件で保険料を算出しています。あくまで参考値としてご参照ください。
年齢、車種、等級、保険の種類など、条件が少し変わるだけで保険料の相場は大きく変わってきます。また、全く同じ条件でも保険会社によって数万円の差が出てきますので、あなたに合った条件で見積もりをとって相場を確認しましょう。
保険料算出に使われるリスク要素
上で紹介した通り、同じ車であっても保険料に数万円差が出ることが分かります。これは、車両保険の有無といった補償内容の差のほかに一人ひとりのリスクに応じて保険料を設定するようになっているからです。
保険料に反映できるリスクは保険業法施行規則第12条第3項に定められた以下の9つの項目です。それぞれの内容について説明します。なお、すべての項目を保険料の算出に使用しなければならないわけではなく、保険会社により使用していない項目もあります。
- 年齢
- 性別
- 運転歴
- 営業用、自家用その他自動車の使用目的
- 年間走行距離その他自動車の使用状況
- 地域
- 自動車の種別
- 自動車の安全装置の有無
- 自動車の所有台数
年齢
自動車事故に関する統計データより、事故率が高い10代や20代の保険料が高くなっています。また、事故率の低い40代などと比べて高齢者の事故率が高くなっており、高齢者の保険料も40代などより高くなっています。運転者年齢条件により、全年齢補償される条件から21歳以上補償や26歳以上補償とすることで保険料を安くすることができます。
20代の自動車保険の月額平均・相場は?安い保険会社はどこ?
20代のうちは30代~50代と比べて自動車保険の保険料は高くなりがちです。しかし、20代は給料もまだ少なく余裕があまりないことも多く、できる限り保険料は安くしたいものです。20代の自動車保険料がなぜ高 ...
運転者の年齢条件って何?
10代、20代は他の年代と比べて事故の当事者となる確率が高いことが統計データよりわかっています。運転者の年齢条件で自動車保険の補償の範囲に入る下限の年齢をあげることによって、事故を起こす確率が小さくな ...
性別
性別も保険料の算出において事故リスクとして使ってよいことになっていますが、現在使用している保険会社は少ないと思われます。
運転歴
運転歴はノンフリート等級制度によって保険料に大きく影響する要素となっています。等級は1等級から20等級まであり、等級が高いほど保険料の割引率が高く、低いほど割引率も低くなります。1等級~4等級は保険料が割増になります。
初めて契約する際には6等級から(契約条件によっては7等級から)スタートし、1年間保険を使う事故を起こさなければ次年度に等級が1つ上がり、逆に保険を使う事故を起こした場合には、次年度に等級が3つまたは1つ下がります。保険料を安くするには事故を起こさないことが大切です。
運転者の年齢条件って何?
10代、20代は他の年代と比べて事故の当事者となる確率が高いことが統計データよりわかっています。運転者の年齢条件で自動車保険の補償の範囲に入る下限の年齢をあげることによって、事故を起こす確率が小さくな ...
営業用、自家用その他自動車の使用目的
車の使用目的によって事故リスクも変わるため、保険料にも差異が付けられています。自家用の自動車保険の中でも多くの保険会社では「日常・レジャー」「通勤・通学」「業務使用」の3つから選ぶ形になっていて、使用頻度が最も低い傾向にある「日常・レジャー」が最も保険料が安く、逆に「業務使用」が最も保険料が高くなります。
自動車保険の「使用目的」とは?どのように選ぶのがいい?
自動車保険の見積もりや契約をする際に聞かれる項目の一つに「使用目的」があります。保険料を決める要素の一つであり、正確に申告する必要がありますが、「普段は買い物に使う程度だが、通勤に使うこともある」など ...
年間走行距離その他自動車の使用状況
年間走行距離が少ないほど累積の事故発生確率は小さくなるので保険料が安くなります。年間走行距離を保険料の算出に用いる保険会社の中でも、走行距離を過去1年間の実績で申告する保険会社と今後1年間の予測で申告する保険会社とがあります。実際の走行距離が申告した走行距離を超えてしまった場合の対応も保険会社により異なるので確認しておきましょう。
自動車保険は走行距離が短い方が安いって本当?申告した距離をオーバーしたら?
自動車保険を契約する際、保険会社によっては走行距離の入力を求められる場合があります。「保険料は走った分だけ」というような宣伝もありますが、走行距離が短いほど保険料が安いというのは本当なのでしょうか?ま ...
地域
地域(主に都道府県)によって事故の状況が異なるため、保険料も異なります。事故率が高く、保険金の支払いが多い都道府県では他の都道府県よりも保険料が高くなります。
自動車の種別
車種や型式によって事故リスクが異なるので、保険料にも差をつけています。自家用普通乗用車・自家用小型乗用車・自家用軽四輪乗用車では車の型式ごとに事故の統計データに基づいて型式別料率クラスが設定されており、それによって保険料に差がついています。自家用普通乗用車・自家用小型乗用車は1~17の17クラス、自家用軽四輪乗用車は1~3の3クラスに分かれていて、クラスの数字が大きいほどリスクが高い=保険料が高くなっているのです。料率クラスは1年に1度事故データに基づいて見直されています。
自動車保険の型式別料率クラスとは何?
自動車保険の保険料は一般に保険金の支払の可能性が高いほど高くなります。数多くの自動車の中で保険金の支払実績が多い自動車と少ない自動車というものが存在してきます。そこに保険料の差をつけるのが型式別料率ク ...
自動車の安全装置の有無
契約車両に指定の安全装置が装備されている場合、保険料が安くなります。現在多くの保険会社で採用されているのがASV割引です。自動ブレーキの有無が焦点となるので自動ブレーキ割引と呼ばれることもあります。これは自動ブレーキの有無で事故リスクに差があるので、自動ブレーキを搭載した条件を満たす車について保険料が割引になるというものです。なお、ASV割引が適用されるのはその型式の発売開始から3年経過後までです。それ以後は事故データが集まり、型式別料率クラスで十分にリスクの差を反映できるので割引の対象外となります。
ASV割引とは?自動ブレーキがついていると安くなる!?
自動車に自動ブレーキがついていると自動車保険の保険料が安くなるかもしれません。2018年1月からスタートした新たな割引制度「ASV(Advanced Safety Vehicle)割引」について紹介し ...
また過去には、イモビライザー割引など他の安全装置による割引もありましたが、各安全装置の普及により特別割引をする理由がなくなってきているため、現在も採用し続けている保険会社はかなり少なくなっています。
自動車の所有台数
契約規模に応じてリスクの測定方法が分かれています。所有・使用自動車の総契約台数が10台以上の自動車保険契約者にはフリート契約者料率制度、9台以下の場合にはノンフリート契約者料率制度が適用されます。また、9台以下の中でも複数の車の契約をまとめて一つの保険会社で行うと、保険料の割引がある場合があります。
一括見積もりで自分に合った会社を見つけよう
以上のように自動車保険料を決める要素は様々にあり、相場はいくらです、と簡単に示すことはできません。自分の車や使用実態などに基づいた保険料を知るにはやはり見積もりを取るのが一番です。一括見積もりサービスを使えば一度に複数社の見積もりを取ることができます。複数社の見積もり結果を比較して自分に合った自動車保険を探しましょう。
自動車保険を安くするには一括見積もりがおすすめ!