自動車保険業界ニュース

あいおいニッセイ同和損保など、タイで企業向け事故低減支援サービスを開発(2016/08/30)

 あいおいニッセイ同和損保のタイ現地法人であるABI社と、矢崎グループの矢崎エナジーシステム社のタイ現地法人であるTYNS社は、2社協業のもと、テレマティクス技術を活用した企業向け事故低減支援サービスを開発した。
 同サービスは、TYNS社の最新鋭の通信型デジタルタコグラフ(サービス名:iQsan)を利用した安全運転コンサルティングサービスで、企業の事故低減取り組みに対してさらなる安心・安全を提供するもの。サービス開始は9月上旬を予定しており、初年度30企業へのサービス提供を目指す。同サービスの展開を契機として、iQsanの普及と企業の安全運転支援をサポートするとともに、タイにおける安心・安全な道路交通社会の実現に貢献していく。
 iQsanは、ASEAN地域向けに開発した広域通信機能内蔵のクラウド型デジタルタコグラフの商品名で「イッキュウサン」と読む。仏教国タイでは日本のアニメ「一休さん」が広く知られており、一休さんの聡明なイメージに由来している。なお、安全運転コンサルティングサービスは、MS&ADグループのインターリスク総研のタイ現地法人を通じて提供する。
 タイでは、自動車の台数が急速に増加しており、WHOの調査で人口10万人あたりの交通事故死亡者数が36.2人(2015年度データ)と、世界で2番目に多いなど、深刻な状況となっている。バス・トラック事業者に対しては、GPSトラッキングシステムの装着が段階的に義務化されるなど、政府レベルでの対策が進みつつあるものの、民間企業では一部を除き、ドライバーの安全運転指導はまだ十分とはいえず、効果的な事故低減取り組みが喫緊の課題である。
 一方、日本ではテレマティクス技術の進展により、自動車の運行データを活用した事故低減取り組みが進み、事故防止や削減に大きな効果があることが実証されつつある。このような背景のもと、企業の安全運転指導をサポートするため、TYNS社のiQsanを活用した安全運転、事故低減支援サービスを共同開発し、タイで提供することになった。
 iQsanは、リアルタイム通信を行うテレマティクスと、安全・省燃費を管理できるデジタルタコグラフの機能が一体となった車載機器端末であり、車両に装着することで、走行データや位置情報を取得し、ドライバー個々の運転傾向を分析することができる。また、ドライバーに対し、危険運転の注意や改善に向けたアドバイスをタイ語でガイダンスできるなど、運転品質の向上に寄与する機能を備えている。同サービスは、すでにTYNS社がタイで2015年から実用化済み。安全運転コンサルティングサービスでは、iQsanで取得したデータをABI社で解析しドライバーごとに安全運転に資するポイントをまとめフィードバックしていく。


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提供元:新日本保険新聞社

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